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ぼくの人生における「ルーチン」、初めて買ったポルシェ、そしてランボルギーニ

2017/04/22

ぼくは「モノ」や「コト」について比較的好みが固まっていて、大体において「気に入ったものだけ」「気に入ったことだけ」をする傾向にあります。
同じものをずっと使ったり、同じことを同じ時間にしたり、ということですね。
新しいことが嫌いなわけではなくむしろ好きではありますが、それら新しいものやことを経験してみて、それが気に入れば「お気に入りが増える」だけのことで、今まで好きだったものが嫌いになる、ということはほぼありません(同系列のものだと”上書き”されることはありますが)。

わかりやすく言うと、例えばAと言うラーメン店が好きだったとすると、最初のうち週7日の昼はA店に通うわけですが、一方でB店、C店、D店・・・といった具合に夜は別の店に行ったりします。
そこで仮に「C店」がお気に入りに加われば週7日の昼にA店に行っていたうちの1日がC店になり、それを繰り返してゆくと月曜はA店、火曜はC店、水曜はF店、と言う感じになってくる(ルーチンが出来上がってくる)わけですね。
そしてそれを毎日繰り返すのがぼくの生活で、お気に入りをルーチンでこなす一方、新たなお気に入りを常に探している、と言って良いでしょう(車を買ったとたんに別の車を探し始めるのも同じ)。

ぼくは一瞬で物事判断するので、「合わない」と考えるとそこには二度とゆかず(もしくはそれを買わず)、気に入ったものだけを選択肢に残します。
常々人生における選択肢は「YES」と「NO」しかないと考えていて、人が迷うのは「YES」を納得させるため、もしくは「NO」を納得させる、もしくは説得させるだけの理由を探しているだけだ、と考えています。

「そうすべきだ」とわかっていてもそれをしたくない場合に「それをしなくてもいい理由」を探したり、「そうすべきではない」と感じていても、それをあえてやるだけの理由づけを行うことに多くの人は多大な時間を費やしている、ということですね。

そして、そういった「理由を探す」時間はぼくには無駄でしかないと考えているので、ぼくは基本的に「迷う」ことはありません。

ぼくは非常に身勝手で自分本位なので、自分の好きなものだけに囲まれ、自分の好きなことだけしかしたくないと考えていて、そのために生きているといっても過言ではありません。
しかしながら常に欲しいものを手にいれるだけの財力はなく、じゃあ欲しいものが手に入らなければどうするか?と言うと「我慢」。
妥協して代替品を手にいれることほど無駄な行為はないと考えていて、それはその妥協して買った「モノ」に対しても失礼だと考えています。

前置きが長くなりましたが自動車も同じで、「何台も購入するメーカー」と「一回しか買わないメーカー」があるのはそのためですね。

何台も購入するメーカーはホンダ、ポルシェ、ランボルギーニ。
逆に一回しか購入しておらず、「これ以降も購入することはないだろう」と考えるメーカーも多々あります。
また一台しか購入していなくても「機会があればぜひもう一回購入したい」と考えるメーカーもあり、それはレンジローバーとミニ。

ここで「最初の」ポルシェ、986ボクスターSについて話をしたいと思います。
何度か他のブログにも記載しているので目にした人も多いかとは思いますが、当時「ポルシェを買おう」と決意した時のぼくの年収は450万円。
正直無謀にも近かったのですが、1999年にポルシェセンターに出向いて「ポルシェを買おうと思う」と伝え、しかし「今はお金がないけれど」とも伝えたわけですね。
居住地域にはいくつかポルシェセンターがあり、ぼくは合計で4つのポルシェセンターに行きましたが、その中でちゃんと相手をしてくれたのはポルシェセンター中大阪さんだけ。

そこで一旦見積もりを作ってもらい、支払いにどれだけ必要なのか、どれだけのローンを組むとどれだけ支払いが必要なのか、をいくつかシミュレーションを行うことに。
その後は「どれだけ自分が支払えるのか」ということを考え、「毎月いくら貯めて、どの時点でいくら貯めて、いつ注文して、いつ納車になって、その時に頭金をいくら入れて、残りをどれだけの期間かけていくら払うか」を決めるわけです。

例えば今お金が(車を売った分を含め)200万円あったとして、毎月6万円を15ヶ月貯めると90万円(合計290万円)、ここで申込金100万円を入れて発注し、納車されるまでの7ヶ月間も6万円を貯めて支払った頭金も入れて332万円、ここで支払い総額807万円(今でもこの金額は忘れない)、ここから332万円を引いて475万円、残価設定が250万円なので475-250=225万円と金利(300万円くらい)を5年かけて払うと年間60万円、これを毎月で割ると月あたりの支払いが5万円、という計算が可能に。

ぼくは「高価な車を変えるのかどうか」は財力よりもこう言った計算ができるか、そして計画を立てて計画通りに動けるかどうかという要素が大きいと考えていて、計算ができれば大きな買い物でも臆せずにできる、と信じています。

なお、こういった計算を行うにはディーラーさんの協力が不可欠で、支払いタイミングから逆算した発注時期などを打ち合わせる必要があるのですね(支払い能力が当時のぼくのようにギリギリの場合)。

こういった相談に乗ってくれたのが当時のポルシェセンター中大阪さんの担当の方で(のちにポルシェセンター北大阪さんに異動)、ぼくがポルシェを購入できたのは、ひとえにこの担当さんのおかげだと考えています。

そうやって計画的にお金を貯め、計画的に発注し、計画的に納車され、計画的に支払いをしていった経験は人生において非常に役に立ったと言えますし、そうやって「ポルシェを買った」ということは自分の人生において大きな自信になった、と認識しています。

この先どんなことになろうとも、ぼくは自分の人生において「ポルシェの新車を自分の指定したカラーと仕様で注文し、ポルシェに作ってもらった」という事実は絶対に変えようのないことで、ぼくの人生における一つの誇りである、とも自負しています(その後にポルシェを二台、ランボルギーニを二台購入した今でも当時のことは自慢できる)。

そんなわけでぼくにとって「ポルシェ」は非常に思い入れの強い車でもあるのですが、それはランボルギーニでも同じ。
ぼくにとって初めてのランボルギーニは「ガヤルドLP560-4」ですが、これは当然ながら非常に(金銭的に)苦労したものの、購入前や購入後のメンテナンスにおいても当時の担当さん、現在の担当さん、そしてサービス(工場)の方々に助けていただき、おかげで2台目のランボルギーニとなる「ウラカン」を購入できた、と考えています。

その意味ではポルシェセンター中大阪さん/北大阪さん、ランボルギーニ大阪さんには大変お世話になり感謝しているのですが、ここでなぜこういった過去のことを思い出すのかというと、「ポルシェセンター北大阪さんの担当の方がランボルギーニ大阪さんに移られた」から。

ぼくが初めてのポルシェを購入する際に非常にお世話になった担当さんですが、現在いつも助けていただいているランボルギーニ大阪さんに移って来られたという偶然が過去のことをぼくに思い起こさせたわけですね(実際は忘れるわけはなく、常に最初に買ったポルシェのことはぼくの頭の中にある)。

なお、ぼくが「納車になって嬉しかった車」ベスト3は最初のポルシェであるボクスターS、そして最初のランボルギーニであるガヤルド、そしてミニクーパーS。
ミニクーパーSを購入したミニ宝塚さんにもお世話になっており、いずれはまたミニ宝塚さんでミニを買わないとな、とは思います(ミニ購入の際も何件もミニディーラーを訪問し、その中で自宅から結構遠いながらも丁寧に対応していただいたミニ宝塚さんでの購入を決めた)。

ほか、一台も購入していないのにお世話にばかりなっているのはコーンズさん(大阪)、レクサス千里さん、オートカヴァリーノさん、マクラーレン大阪さんはじめ八光さんディーラーの数々(他にもたくさんある)で、やはり「一台は買わないとな(もしくは自分の代わりに誰か紹介しないと)」と考えるところ。

こんな感じでぼくの「ルーチン」は構成されてゆくわけですが、いいディーラーさん、担当さんに恵まれて幸せだと思います。

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