アメリカにて、トヨタ、ホンダ、BMW、アイシン、デンソーなど自動車メーカー及びサプライヤーが特許侵害の疑いで調査対象に。
これはアメリカの特許庁に当たるUSITC=US International Trade Commissionにが発表したもので、これによると「サーモプラスチックに関する技術で、ウォーターポンプやステアリングユニットに使われている」とのこと。
なお今回の調査対象は「アメリカ以外の」メーカーで、かつ販売量が大きく、具体的な車種だとトヨタ・カムリやホンダ・アコード、BMW 2シリーズといった車たち。
いずれも人気モデルで知られますが、こうなると「またアメリカの嫌がらせか」と勘ぐってしまいす。
なお特許に関しては各自動車メーカーとも「他者の持つ特許に抵触しないよう」開発することが非常に困難になってきており、クロスライセンス(双方が持つ特許の使用をお互いに認める)等で問題を回避する場合も多いようですね。
自動車に関してはこのほかサプライヤーの問題(エアバッグ)、PL問題など「リスクの塊」のような製品であり、よほど利益を厚く取らねば「あっという間に」利益が飛んでいってしまうことになりそうです。
特許に関してはメーカーのほか「個人」が取得しているものも多く、メルセデス・ベンツがオープンモデルに採用する、首元から温風が出て冬場のドライブを快適にする「エアスカーフ」もアメリカでは他が特許を持っていて使えない、というものがありましたね。
今回のトヨタ、ホンダ等の特許侵害ついては45日程度でその明暗がはっきりする、としています。