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テスラがアメリカでも「値下げ後に爆売れ」!多くのテスラの店舗が過去最高の受注を記録との報道、他社は悲鳴か

投稿日:2023/01/20 更新日:

テスラ

| 他社も値下げを行いたいところだろうが、テスラを超える値下げを行うことは難しく、いたずらに値下げをすると利益を失うだけになるのかも |

テスラはもともと「アメリカで最も安価なEVを製造する」というヴィジョンを掲げてコスト削減に邁進してきた

さて、テスラがアメリカでも大きく値下げを行い、とくにモデルYだと(値下げによって減税対象範囲に入るため)米国連邦税額控除を考慮すれば2万ドル(現在の為替レートにて256万円)も安く購入できるという衝撃のプライスゾーンに突入していますが、この値下げはテスラの生産能力が増強された割に受注が集まっていないことを反映したものだとされ、つまりは「工場を遊ばせておくよりは値下げを行って受注台数を増やすべき」という判断に基づいたものだと報じられています。

実際のところ中国では納期が非常に短くなっていて、つまりこれは受注よりも生産のペースが速くなっているということを意味しますが、その注目でも値下げを行ったとたんに納車台数が大幅増となったのは既報のとおりですね。

テスラ
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テスラは2022年、目標に届かなかった

なお、値下げを行うもう一つの理由は「株価対策」だとされ、というのもテスラは2022年の成長目標である「納入台数50%増」を達成できずに「40%増」で終わってしまったため。

これによって大きく株価が下がってしまい、よってテスラはその対策のために値下げを行い、販売台数を稼ぐ手段に出たのだと思われます。

ただ、テスラはもともと非常に利益が高く、よって値下げしたとしてもそのぶん多くの台数を販売できれば「利益額」としてはむしろ向上する可能性が高く、今回の値下げはもしかすると大きな起爆剤となるのかもしれません。

フェラーリのホイール
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実際に今回のアメリカでの値下げ後の反響は「史上空前」だといい、報道によると多くのテスラの店舗では軒並み「週あたりの販売新記録を樹立した」と報じられており、いわゆる「爆売れ状態」。

しかしぼくが思うに、今回の「過去に例を見ないテスラの受注」については値下げ以外の要素もあるんじゃないかと考えていて、それは「人々の意識の変化」。

ハマーEV

ちょっと前まではEVというと「一部の人が買う特殊なクルマ」という認識が強かったものの、北米ではテスラの他にもフォルクスワーゲン、さらにフォードやGMなどが相次ぎEVを投入し、かつ「マスタング」「ハマー」といったビッグネームをEVとして復活させることによって多くの人の注目を(EVに)集めることに成功しています。

加えてリビアンなど新興EVメーカーの上場によって多くの人が「EV株への投資による成金」となったことも報じられ、これもまた今までEVに興味がなかった人の目をEVに向けさせたひとつの例なんじゃないかと思います。

実際のところ、「EVを買う、もしくは興味がある」と答えた人の割合が大きく上昇したと報じられたのも記憶にあたらしいところですね。

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ただし上述のように、EVに関心を持つようになった人々の多くは「テスラ以外」をきっかけにEVに興味を持つようになったのだとも考えられ、そのためかテスラではなく他社のEVを購入すると答えた人の比率も高くなっているもよう。

テスラ
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このままではテスラがEV需要を根こそぎ持ってゆく可能性も

しかしながら、ここからがちょっと興味深いところで、テスラが切り開いたEV市場に多くのフォロワーがなだれ込み、そこでテスラの存在感が希薄化してしまったのは事実ではあるものの、EVに対する関心を持つ人の絶対数が増えたのもまた事実。

つまりEV市場が活性化する兆しを見せているのが現在の状況なのですが、そこへテスラがガツンと値下げを行ったことで、今まで「テスラ以外のEVを買う」と答えた人もテスラに目を向けるようになったんじゃないかと思うわけですね。

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要は、EVへの興味が高まった中で「テスラが大幅値下げ」を行い、そしてこれがニュースになり、「えっ、テスラがこの値段で買えるの・・・」となったり、そもそも他に購入を検討していたEVに比較してテスラのほうが圧倒的にコストパフォーマンスが高いということになれば、テスラを買わざるを得ないというか「テスラ以外を購入する理由がない」という雰囲気になるのかも。

よってテスラは今回の値下げにおいて、美味しいところを全部持ってゆく可能性が想定でき、実際にそうなるのかどうかはテスラの販売だけではなく、他社の販売結果を見る必要があるものの、おそらく(他社が値下げに踏み切るまでは)テスラの一人勝ちが続くのかもしれません。※他社はテスラほどコストの引き下げに成功していないものと思われ、このレベルの値下げを行うことが難しいと思われる

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なお、ちょっと前から需要が減っているという兆候があるにもかかわらず、テスラはメキシコやカナダなど複数地域にてギガファクトリーを新しく建設するという姿勢を見せており、これは「それだけの需要を創り出すことができる」という自信があるからだとも考えられ、サイバートラックや「廉価版」新型EVの旺盛な需要を確信しているのだと推測できます。

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参照:Electrek

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