テスラが米国生産のモデルS/Xに新色「ウルトラレッド」導入！さらにサイバートラックのホイールカバーのパテントが登録され、コンセプトモデルのデザイン実現に一歩近づく

｜　なんだかんだでテスラは常に細かい変更を行ってくる　｜

モデルチェンジは行わないものの、アップデートは欠かさない

さて、テスラは少し前に、ベルリンのギガファクトリーにて生産されるモデルY向けに「クイックシルバー」「ミッドナイトチェリーレッド」の2色を新色として追加していますが、今回はカリフォルニア州フリーモント工場で生産される「モデルS」と「モデルX」に、新しい塗装色「ウルトラレッド」を導入する、と発表。

モデルS、モデルXというフラッグシップモデルに追加される新色オプションとしては数年ぶりで、この新色は現在モデル3とモデルYに採用されている「マルチコート・レッド」に代わるものだとアナウンスされています。※従来のマルチコート・レッドに比較すると数万円くらい高い

テスラに用意されるボディカラーは多くない

なお、テスラは生産効率を追求するため、製造に手間がかかることを嫌う傾向があり、そのために仕様やオプションを極端に簡素化していることでも知られます。

よってホイールや内外装の選択はほぼ「最小限」に近く、ボディカラーだとこれまでは「パールホワイト」「ソリッドブラック」「ミッドナイトシルバーメタリック」「ディープブルーメタリック」「レッド マルチコート」の5色にとどまっており、これだけの台数を販売している自動車メーカーにしては「かなり少ない」という批判もあったわけですね。

そういった批判や指摘を受け、ベルリンそしてフリーモントにおける生産車では（一部）新色の追加（というか入れ替え）となったのだと思われますが、今後については「もっとカラーが増えるかもしれない」という話がテスラのデザイナーによって語られています。

今回追加されたウルトラレッドを見てみると、これまでのマルチコート・レッドに比較するとやや暗い色味を持っており、すでにテスラによって動画が公開されているほか・・・。

テスラウォッチャー、ソーヤー・メリット氏のツイッター上では従来色との比較も見られます（すこしオレンジっぽいようにも見える）。

Old Red (Left) New Ultra Red (Right)

Looks like Ultra Red has way more depth. pic.twitter.com/LYt5SjCuB7

— Sawyer Merritt (@SawyerMerritt) March 9, 2023

テスラはサイバートラックのホイールカバーをパテント登録

そしてもうひとつのテスラ関連ニュースは「サイバートラックのホイールカバー」。

サイバートラックがコンセプトとして発表した際には、そのボディのデザインやゴツゴツしたタイヤにあわせたホイールカバーが装着されていて、しかしここ最近目撃されていたプロトタイプには「普通のホイール（カバーなし）」が装着されており、もしかするとこの（普通のホイールの）まま発売されるんじゃないかという推測が出ていたほどです。

Tesla Cybertruck off-roading for the first time!?

Well….kinda 😂

These are the things we see when hanging out with @klwtts pic.twitter.com/jLu6QHyC6S

— WHAT'S INSIDE? (@whatsinside) February 23, 2023

というのも、サイバートラックを様々な国や地域で合法に登録するにはコンセプトモデルから変更を加える必要があるとされ、そのためにプロトタイプが見られる都度「ちょっと角が丸くなったり」「サイドカメラが普通のミラーに」変更されてきており、よってホイールも「普通になってしまうのでは」といった懸念が出ていたわけですね。

ただ、今回このパテントが登録されることになり、よって市販バージョンのサイバートラックにも、コンセプトモデルと同様のデザインを持つホイールが装着される可能性が出てきており、実際の発売時にはどこまでコンセプトモデルに近づけることができるのか楽しみにしたいと思います。※このパテントは、サイバートラック（コンセプト）が発表された2019年に出願されたものであるが、登録されたのは今年に入ってからだとされている

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参照：Tesla, Sawyer Merritt