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テスラ・ロードスターの「0-96km/h加速 1秒以下」に対しリマックCEOが反応。「ええ、それは可能です。ちゃんと計算しましたが、一定条件下で達成できます」

新会社「ブガッティ・リマック」が11月より正式に発足!資本関係が公開されヒュンダイが「遠縁の関連会社」に、そしてブガッティCEOは交代

| テスラは発売時期については「約束を守らない」傾向にあるものの、パフォーマンスに関しては公約を果たすことが多いようだ |

この加速性能を「広告」としても活用するため、実際に「1秒以下」を実現する可能性は高いと考えている

さて、つい先日テスラCEO、イーロン・マスク氏が「新型テスラ・ロードスターは(スペースXパッケージ装着にて)0−96km/h加速 1秒以下も実現できる」とコメントし多くの人がこれを一笑に付したわけですが、なんとブガッティ・リマックCEO、メイト・リマック氏がこれについて「可能である」とコメントして世間を驚かせることに。

新型テスラ・ロードスター
テスラ・ロードスターは「0−96km/h加速が1秒以下」となるようだ。2024年末に公開、2025年に納車開始だとイーロン・マスクCEOがコメントする

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制約はあるものの「0−96km/h加速 1秒以下」は可能であるようだ

なお、現在のところ0−96km/h最速はリマック・ネヴェーラの1.74秒であり、そのリマックのCEO、メイト・リマック氏が自身のFacebookページにてファンから「テスラ・ロードスターの1秒以下の加速は実現可能だと思うか」と聞かれ、なんと驚くことに同氏が答えたのが「イエス」。

メイト・リマック
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ええ、それは現実的に可能です。スラスターを使えばという前提ですが。 ちゃんとシミュレーションをしてみまたんですが、 問題は、2~3秒で空気を放出すると、大量の自重 (タンク、コンプレッサー、バルブ、ノズルなど) を持ち歩く必要があることです。 ファンも同様です。ファンはグリップ力を高めるだけですが、0~100km/hまでを1秒未満で加速するには、ホイールに30,000Nm程度の負荷が必要です。つまり、巨大なモーター、インバーター、ギアボックス、ドライブシャフトなどが必要になります。さらに、クルマは超軽量にしておく必要があります。そうしないと、「通常のスーパーカー」の重量を持つあらゆる種類のクルマ、特に電気自動車ではタイヤに非常に早く過負荷がかかるため、ファンで過剰なダウンフォースを生み出すことができません。 そしてまた、加速にチャレンジしていないときには、無駄なデバイスすなわち重量を背負っていることになります。 つまり、1秒以下で加速するにはスラスターが唯一の方法なのですが、同時に多くのマイナス面ももたらします。

実際にテスラはこれをどう実現するつもりなのかはナゾのまま

なお、このスペースXパッケージは「ロケットに使用するロケットスラスターを、車体に10個シームレスに配置する」というもので、このスラスターが推力を発生させることでテスラ・ロードスターは驚異の加速を実現することになるわけですが、この動作原理、燃料などは明かされておらず、そもそも「法的に許可されるのかどうか」もちょっとナゾ。

テスラ・ロードスター

ただしイーロン・マスク氏のことなので無理矢理にでも合法にしてしまうんじゃないかと考えたりしますが、今年末までには公開されるという実車に期待したいところでもありますね(スペースXパッケージ無しでどの程度のスペックを発揮するのかも気になるところである)。

なお、参考までにフェラーリも「スラスター」を用いる特許を出願したことがあり、このスラスターは意外なことに「自動車業界においては新たな推力として」注目されているデバイスなのかもしれませんね。

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参照:Mate Rimac

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