｜ とりえあずお金が入るとフェラーリやランボルギーニなどのスーパーカーの購入に走る事例は少なくない ｜
古今東西、たしかにスーパーカーオーナーが詐欺師だったことも珍しくはないが
さて、またしてもスーパーカーオーナーの評判が悪くなってしまうような事件が発生。
それはここ数日大きく報じられている「楽天モバイル横領事件」なのですが、これは「楽天モバイル物流管理部長の佐藤友起容疑者(46歳)、物流会社日本ロジステック元常務の三橋一成容疑者(53歳)、運輸会社TRAIL(トレイル)の浜中治容疑者(49歳)の3人で100億円を詐取した」というものです。
そしてこのうち大きくクローズアップされているのが楽天モバイル物流管理部長の佐藤友起容疑者の豪遊っぷりで、「フェラーリを複数所有していた」ほか、ランボルギーニの上位顧客にランクされていたことなどが報道されており、こういったニュースを見ると、多くの人は「フェラーリやランボルギーニに乗るには、やはり悪事を働くしかないのか・・・」と思ってしまうのは無理のないことなのかもしれません。
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楽天モバイル詐欺事件とは何なのか
そこでこの楽天モバイル詐欺事件について、簡単にいえば「水増し請求」であり、「日本ロジステック」から「トレイル」へ、そして「楽天モバイル」へと金額を水増しして請求を行い、その請求書に基づいて（楽天側から）支払われたお金を分配するというスキームによって100億円をだまし取ったわけですが、楽天は2021年にも「楽天エキスプレス」にて収賄が発覚しており、その監査体制の甘さを指摘されても仕方がないかもしれません。
ちなみに楽天モバイルは4928億円という巨額赤字を計上しているものの、この赤字は「ザル」な会計が招いた部分もいくぶんにあるものと思われ、今回の事件は氷山の一角なのかもしれません。
佐藤友起容疑者の豪勢な生活っぷりが注目を集める
そこで今回広く報じられ話題となっているのが佐藤容疑者の生活っぷりで、都内に4億円のタワーマンションを購入したほか、鎌倉に3億3000万円のタワマンを購入したといい、複数のフェラーリに加えてポルシェも所有し、さらにはレクサスやランボルギーニも発注していて、ランボルギーニについては「まだ1台も納車されていないのにディーラーでトップカスタマーになった」「フェラーリ2台で5億5000万円」という本人のSNS投稿もあるもよう。
そのほかにはルイ・ヴィトンで830万、シャネルで260万円といった高額な買い物を繰り返したほか、「ルイ・ヴィトン・ジャパンでは国内上位顧客5位に入った」といった投稿もあり、さらにはキャバクラで1晩500万円（1000万というニュースもある）など恐ろしいお金の使いっぷりが報じられています。
さらにはトレイル（すでに1月31日に破産宣告を行なっている）の浜中治容疑者の「横領倉庫」もクローズアップされていて、この倉庫内には1台1億円程度の価値がある旧車はじめ、1台数千万円の高級車など150台あまりが保管されていたといい（海外のコレクターに売り払ったらしいが、国税の調査を逃れるために一次避難させている説もある）、こちらはすべて合計すると50億円ほどの価値があったようですね。
なお、ここで「国税」が出てくることでもわかるとおり、詐欺容疑にて警察が動く前に「あまりのカネの使いっぷり」に国税（東京国税局資料査察課）の行動のほうが先立ったという報道も見られます。
いずれにせよ、この3人については、よくネット界隈で言われる「スーパーカーとブランド品をSNSに上げるヤツは詐欺師」を地で行った人たちということになりますが、こういった人々によってスーパーカーオーナーのイメージが悪化してしまうのはちょっと勘弁してほしいところでもありますね。