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さすが2年越しの後継モデル!GoProにはない「ワイヤレスマイク」「ズーム」を備えて独自の方向に進化したDJI Pocket2を買ってみた

2021/09/20

さすが2年越しの後継モデル!GoProにはない「ワイヤレスマイク」「ズーム」を備えて独自の方向に進化したDJI Pocket2を買ってみた

| 画角も広くなり、あらゆる面で先代モデルの不満を解消してきたようだ |

日常シーンの撮影だと現時点では「もっとも使い勝手がいい」動画撮影用カメラだと思う

さて、DJI Pocket2を購入。

これは「OSMO Pocket」の後継という扱いですが、名称から「OSMO」が取れて「Pocket2」へ。

なお、Pocket2はGoProと競合するたぐいのカメラではなく、というのもGoProのような耐衝撃性や防水性を持たず、エクストリームな使用ではなく「ポケットに忍ばせておき、撮りたいときに撮る」という気軽さを追求した製品だと考えています。

DJI Pocket2はこんな特徴を持っている

そこでDJI Pocketについてですが、本体デザインはDJI Pocketを踏襲しており、しかし全体的に数ミリ大きくなっていますが、まだまだコンパクトな部類です。

コンデジやGoProのように目立たず、これを持って動画を撮っていたとしても「撮影している感」が薄い(周囲に対する圧迫感、与える違和感が小さい)ところがいいですね。

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そしてPocketでもおなじみだったジンバルも健在。

カメラ部に「赤い縁取り」があるのがPocket2の特徴です。

なお、Pocketのレンズは26ミリ(35ミリ換算)でしたが、Pocket2では20ミリとなり、つまり「ワイド」に。

センサーサイズもアップして1/1.7インチへとアップ(以前は1/2.3インチ)。

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有効画素数は64メガピクセル(以前は12M)とかなり多く、最大画素数は4608X3256で、つまりはデジタルズームを使用しても「画像が粗くなりにくい」ということですね。

なお、本体には「マイク」が4方向に装備されており、音声収録に関してかなり力を入れていることがわかります。

DJI Pocket2は使い勝手が良くなった

Pocket2は様々な部分で改良がなされており、まずは「電源ボタン」が別途設けられたこと。

これまでのようにモニタ右下のボタン長押しでも起動は可能ですが、「ワンタッチ」で起動するようになったのは嬉しいところ。

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そしてPocket時代からの特徴でもあるユニバーサルポートを使用した機能拡張が図られており、ここに「ジョイスティック」を取り付けることができるようになっていて、これを装着することで「ズーム」もしくは「カメラ(ジンバル)の方向をコントロール」することが可能(設定にて、どちらかの機能を選択する)です。

ちなみにGoProもデジタルズームを持つものの、撮影中にはズームを持たず、しかしこのPocket2は撮影中にズームが可能。

もちろん、iphoneはじめスマートフォンに連結するためのアダプタもこれまで通り装備されています。

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ちなみにモニターはこれまで同様にタッチ式ですが、サイズがやや大きくなって「多少」操作性が向上しています。

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そして底部キャップは取り外し可能となっていて・・・。

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付属の三脚用ネジ穴が切られているキャップを装着すれば、市販の三脚を利用することができるようになっていて、これまでのPocketだと「立てて固定する」ことが難しく、これはありがたい装備です(三脚自体はコンパクトに折りたたむことが可能)。

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今回購入したのは「Creatorコンボ」

なお、今回ぼくが購入したのはDJI Pocket「Creatorコンボ」。

これは何かというと、機能拡張のためのベースとなる「Do-It-Allハンドル」はじめワイヤレスマイク、三脚、ワイドコンバージョンレンズがセットされたもの。

まずはDi-It-Allハンドルですが、これにはバッテリー、スピーカー、USB端子、WiFi機能を搭載しており、三脚も接続可能。

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このDo-It-Allハンドルは本体底部のキャップを外して装着するので、こんな感じでPocket2が「延長」されます。

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ぼくとしてはこのワイヤレスマイクに高い利便性を感じていて、というのもGoProにはワイヤレスマイクがオプションであっても存在しないから。

たとえばマイクをエキゾーストシステム付近に装着し、カメラは室内にといった使い方ができるわけですね(今まではICレコーダーで音を別録りし、別途撮影した動画と組み合わせていた)

なお、このワイヤレスマイクを使用するにはDo-It-Allハンドルの装着が必要です(これに内蔵される通信機能を使用し、マイクとPocket2とを無線接続する)。

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こちらはエアイドコンバージョンレンズ。

マグネット式で簡単に装着できるほか・・・。

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未使用時はケースに収納できる(こちらもマグネットによってしっかり固定できる)のが非常に便利。

こういった点を見ても、このPocket2は非常によくできているという印象です。

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なお、このワイドコンバージョンレンズを装着した状態でGoPro HERO9 Blackの「超広角(スーパービュー)」と同じくらいの画角(16ミリ)になるというイメージです(Pocket2では35ミリ換算で15ミリの画角)。

そして付属のケースにはワイコン以外にアダプターも格納可能。

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さらにはマイクや三脚も一式取り付けて「ひとめとめ」にできます。

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この「Creatorコンボ」はPocket2のみの販売に比較して1万5000円ほど高価ですが、別途マイクを購入すると11000円くらい、ワイドコンバージョンレンズの価格が5000円くらいなので、これらが必要であればじゅうぶんにモトが取れる設定です。

ちなみに起動速度はGoPro HERO9 Black、SONY RX0 M2と比較してもブッチギリの「爆速」。

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なお、DJI Pocket2には数多くのアクセサリーが発売されており、汎用品とあわせてこれらを使用すればGoPro用マウントとの互換性を活用可能。

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三脚アダプターやクリップを活用すると・・・。

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こんな感じでキャップにも取り付け可能。

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GoPro HERO9 BlackとDJI Pocketを比較するとこう違う

そこでGoPro HERO9 BlackとDJI Pocket2との比較ですが、ぼく的な視点ではこんな感じ。

正直「画質や駆動時間は大差なく」、その差は使用目的によって大きく変わり、GoProはタフな環境や乗り物などへの装着、スポーツにてその真価を発揮し、Pocket2は「日常使い」やVlog撮影・配信に向いているといった印象です。

Gopro HERO9 Blackと比較したメリット

  • ジンバルがついていてなめらかな映像が撮れる
  • 軽量な117g(GoPro HERO9 Blackは158g)
  • ワイヤレスマイク(オプション)が使用できる
  • 撮影中にズームができる

Gopro HERO9 blackと比較したデメリット

  • 画角の調整ができない(固定)
  • モニターが小さく、機能の操作が難しい
  • 三脚などアタッチメントの使用にはアダプターが必要
  • 防水機能がない

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