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ロータスの新型SUV、タイプ132の名称は「ラムダ(Lambda)」に?これが採用されれば1956年以降続く「Eで始まる車名を採用」という伝統の数少ない例外に

2022/02/21

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| ロータスの車名(市販車)は「SEVEN」という例外を除くと、おそらくはすべて「E」で始まっている |

SUVラインアップには独立した命名法則を採用か

さて、ロータスはここ最近「新型SUV」、タイプ132のティーザー動画を立て続けに公開していますが、今回その名称が「ラムダ」になるのでは、と言われています。

ちなみにこのラムダ「Lambda」という名については、吉利汽車がロータスを買収した頃にも一度その名が報道されており、しかし以降はパッタリその名を聞かなくなっています。

実際にロータスの新型SUVが「ラムダ」となるのかどうかはわからないものの、これはロータスのピュアエレクトリックカー向けプラットフォーム「エボリューション」をベースとしたEVであり、駆動方式については不明ながらも、800馬力を発生し0-100km/h加速を3秒以内で走り抜ける、というウワサ。

そのほか、アクティブエアロ、高度な自動運転システム、可動式インフォテイメントシステム等を持つこともこれまでのティーザー動画から明らかになっています。

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ロータスというと「E」で始まる命名法則が通例となっているが

なお、ロータスの車名というと「E」で始まるのが通例で、一部例外はあるものの、これまでは「エクセル(EXEL)」「エラン(ELAN)」「エスプリ(ESPRIT)」「エリート(ELITE)」「エキシージ(EXIGE)」「エヴォーラ(EVORA)」「エクラ(ECLAT)」「エリーゼ(ELISE)」「ヨーロッパ(EUROPE)」「エヴァイヤ(EVIJA)」「エミラ(EMIRA)」といったモデルが存在します。

ロータスは当初、「マーク2」「マーク2」「マーク3」といった具合に「マーク+連番」を持っていましたが、「11」まで来たとき、「11(十一)」は「II(二)」と間違えて読まれる可能性がある(つまり本来はマーク11なのに、マーク2だと間違われる)と考え、このときはじめて「マーク」を廃止して「11」を英語で表記した「ELEVEN(イレブン)」という名称を採用。

そしてそのELEVEN以降、「E」で始まる名称がロータスの市販車にとっての通例となったわけですが、これが創業者のコリン・チャップマンの手を離れてデビッド・ウィッケンス(1982年)、GM(1986年)、ロマーノ・アルティオーリ(1993年)、プロトン(1996年)、吉利汽車(2017年)と変わっても受け継がれているわけですね。

ちなみに「マーク」の後は「タイプ」をコードネームとして(市販車に)使用していて、そのため今回の新型SUVは「タイプ132」、エミーラは「タイプ131」。

ただしこの「タイプ~」はあまり表に押し出すことはなく、現在は「車名」のみを表記するのが通例となっています。

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SUVラインアップは別の命名法則を採用?

そしてこの新型SUV、タイプ132が「ラムダ」という名称を採用するならば、1956年から続いた伝統に変化が現れるということになりますが、もしかすると「SUVラインアップは、スポーツカーとは別の命名法則」を採用する可能性も。

これはあくまでも「ロータスはスポーツカーメーカーである」という矜持を保つということになるのかもしれず、しかし一方では「ラムダ」ではなく「E」ではじまる名称を採用する可能性も否定できず、続報を待つしかなさそうですね。

参考までにですが、ポルシェはドアが2枚のスポーツカーには「911」「718」という数字、ドアが4枚以上のサルーンやSUには「パナメーラ」「カイエン」といった名前を与えており、命名法則によってラインアップ中で線を引くメーカーは少なくないのかもしれません。

なお、ロータスのSUVはかなり以前から計画があり、最初の段階では(まだ吉利汽車傘下になかった頃)ロータスが中国の会社と共同にて開発・生産を行い、中国国内向けとしてこれを発売する、というプランが報じられています。

この段階では「ロータスらしい、軽量で、”サーキットでも速い”SUV」になると言われており、実際にパテント画像(下の画像)も出願されていて、(ロータスと中国の企業とが)提携間近だと報じられたものの、なぜかその話はご破算に。

その後ロータスは御存知の通り吉利汽車に買収され、いったんSUVの話が途切れることになり、しばらくして出てきたのが「それまでの話はチャラにして、吉利汽車の持つブランドのクルマ、つまりGeelyやLynk&Co.、ボルボと共通のプラットフォームを使用する」という話。

具体的には同グループのSPAプラットフォームを使用することになるというもので、つまりボルボXC90、S90、XC60、S60、V60、Lynk&Co.各モデルと兄弟になるとも言われ、実際にLynk&Co.のボディパネルを持つロータス製SUVと見られるプロトタイプも目撃されています。

ただ、タイプ132は新しいプラットフォームを採用しピュアEVになるということを鑑みるに、このSPAプラットフォームを使用という話も流れたものと考えてよく、ロータスのSUVは長い時間をかけ、そして様々な紆余曲折を経てついに誕生する、ということになりそうですね。

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参照:The Supercar Blog

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