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オシャレでクリーンになったガソリン版「新型ミニ」発表。「ミニクーパーS」「ミニクーパーC」の2モデル、それぞれにグレードが4つ用意されるという構成に

オシャレでクリーンになったガソリン版「新型ミニ」発表。「ミニクーパーS」「ミニクーパーC」の2モデル、それぞれにグレードが4つ用意されるという構成に
MINI

| おそらくこの新型ミニはF56の「LCI3」に相当するものと思われる |

おそらく中身はF56、しかしエクステリアとインテリアは新世代ミニ同様に

さて、ミニはかつて「新世代ミニはピュアエレクトリックのみ」としていたものの、新型クロスオーバーを見てもわかるとおり「ガソリンエンジン搭載モデル」も存続することが明らかになっています。

そして今回発表されたのがガソリンエンジン搭載版の「3ドアハッチバック」ですが、そのモデル名は”ミニクーパーS”と”ミニクーパーC”。

ミニによれば「ミニクーパーSは高性能モデル、ミニクーパーCは環境性能重視モデルを表している」のだそう。

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JUN
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新型ミニクーパーS、ミニクーパーCはこんなクルマ

そこで今回発表されたミニクーパーSとミニクーパーCを見てみると、まずミニはハッチバックにもガソリンエンジン搭載モデルを投入すること、さらに2タイプ導入することについて「パワー・オブ・チョイス」と表現。

つまりミニの持つゴーカートフィーリングを「様々なパワートレーンで」楽しんでもらいたいとミニは考えており、そのために選択肢を多様化させているということになりそうです。

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実際のところ、今回のミニクーパーSとミニクーパーCにつき、ミニの責任者であるステファニー・ヴルスト氏は「このクルマは、クラシックなミニ3ドアを運転し、内燃エンジンの伝統的なパフォーマンスと特徴的なサウンドを味わいたいと考えているすべての人々にとって理想的です」と コメントしており、エレクトリック版のミニクーパーS Eを求める人とはターゲットが異なることについても言及しています。

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ちなみにミニクーパーS Eに搭載されるのは204馬力を発生する4気筒ターボ、そしてミニクーパーCに搭載されるのは156馬力を発生する3気筒ターボで、0-100km/h加速はそれぞれ6.6秒と7.7秒。

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これら新型ミニクーパーには、機敏なハンドリングを実現するために新しく設計されたサスペンションとダンピングシステムが装備され、ミニならではの典型的で正確なステアリングフィール、そして強力なブレーキの組み合わせにより、高レベルのドライビングプレジャー、安全性、快適性が保証されるとアナウンスされていますが、プラットフォームについてはEV版のミニクーパーSと共通するのか、もしくは従来型ミニクーパーの発展型なのかは現時点では謎のまま。

ただ、ミニクーパーS Eとは異なってボンネットにクラムシェルを採用すること、アイロン型のドアハンドルを採用するところなどから見ると、この新型ミニクーパーS、ミニクーパーCについては現行ミニのアップデート(フェイスリフト/マイナーチェンジ)版と捉えたほうがいいのかもしれません。

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エクステリアは一見すると(そのオクタゴン形状グリルのせいで)現行ミニと見分けがつかないようにも思えますが、よくよく見るとボンネット上のプレスライン、バンパー等の処理が異なり、新型ミニクーパーS/Cではずいぶん「すっきり」そして「ミニマル」といった印象も。※BMWグループ史上最小のレーダー センサーがフロント中央に装着されている

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デイタイムランニングランプは「水平」だとアナウンスされているものの、現行ミニ同様にサークル状の発光エレメントも装備しており、それぞれがどういった時にどう光るのかについても現時点では不明です(そのうち動画が公開されると思う)。

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一方でテールランプはこれまでのミニとは全く形状や発光グラフィックが異なる「マトリックスリアライト」へ。

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なお、これらランプ類については「設定可能」だとも説明されているので、どこをどう光らせるかの選択ができるのかもしれません。

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新型ミニクーパーS、ミニクーパーCのグレードもこの機会に刷新され、エッセンシャル(Essential)、クラシック(Classic)、フェイバード(Favored)、ジョン・クーパー・ワークス(JCW)となり、これらによって選べるボディカラーやアクセントが変わってくるようですね(これは新型ミニ・クロスオーバー同様)。

新型ミニクーパーS、ミニクーパーCのインテリアはこうなっている

そしてこちらはエクステリア以上に変化の大きな新型ミニクーパーSとミニクーパーCのインテリア。

新型ミニクーパーS Eとかなり「近い」ものの、ドアハンドルの位置、ツイーターの位置などは現行ミニ(ハッチバック)と共通しているように見え、やはり新型ミニクーパーS、ミニクーパーCのベースは現行ミニと考えたほうが良さそうです。

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それでも雰囲気は大きく変わり、ミニらしいミニマルなデザインと新素材に重点を置いており、インフォテイメントシステムにはオペレーティング システム9が採用され、新しいMINIエクスペリエンス モード等によって没入型のユーザーエクスペリエンスを生み出すことが可能になっている、とのこと。

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新しい機能や特徴としては、「新デザインのステアリングホイール」「円形OLEDディスプレイ(直径240ミリ)」「新デザインのMINIトグルバー」「ツートンカラーのテキスタイルダッシュボード」が紹介されており、このトグルバーからは「パーキング ブレーキ、ギア セレクター、スタート/ストップ キー、エクスペリエンス モード」へのアクセスが可能となっています。

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参照:MINI

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