フェラーリ296GTBのハードコアモデルはそのまま「296スペチアーレ」？イタリア特許庁にて「296スペチアーレ A」とともに商標登録がなされる

｜　フェラーリ296GTB/GTSの受注はほぼ終了したと言われており、フェラーリはその後継モデルの準備を進めているものと思われる　｜

フェラーリSF90 XXの価格を考慮するに、296スペチアーレの新車価格も「とんでもないレベル」となりそうだ

さて、フェラーリは昨年夏にイタリア特許庁に対していくつかの商標を出願していますが、今回はそれらが「登録されたようだ」との報道（なぜ申請先が欧州特許庁でないのか、すでに登録済みなのかどうかなど謎も多い）。

これまでにフェラーリは多数の商標を出願していることも明らかになっていて、いったんそれらをまとめてみると以下の通り。

フェラーリは相当数のニューモデルの発表を控えている

なお、フェラーリは今年に（最低でも）3つのニューモデルの発表を行うとしていますが、実際に何が発表されるのかはわかっておらず、候補としては「812スーパーファスト後継」「SF90ストラダーレ後継」「296GTB後継」「ラ・フェラーリ後継」「新型ハイパーカー」など。

実際のところ、これらを想起させる商標も出願されており、「12チリンドリ（Cilindri）」「12チリンドリA」あたりは”12気筒”を意味するため、812スーパファスト/812GTSの後継モデルの名称としても十分にありうる選択かと思います。※「A」はもちろんアペルタ＝オープンモデルの意

さらに「296スペチアーレ」「296スペチアーレ・スパイダー」はおそらく296GTB/296GTSの（488ピスタのような）ハードコアモデル、そして「296ムジェロ」「296ムジェロ・スパイダー」は296GTB/296GTSの後継という可能性、「ミラノ」「モンテカルロ」あたりはローマ後継モデルに用いられる可能性もありそうです（296後継モデルの場合、”296”の部分を変更すると、296の名をもってモータースポーツに参戦している車両のホモロゲーションがややこしくなるので、この部分は変更しないのだと推測）。

「F80」「F80アペルタ」はフェラーリの創業80周年（2027年）に向けて発表されるであろう特別記念モデルに用いられることも考えられ、しかし「ドレイク（Drake）」「ドレイクA」についてもなんらかの記念モデルに付与される可能性も否定できず、というのもフェラーリ創業者であるエンツォ・フェラーリは「ドレイク」というニックネームで呼ばれることもあったため（ドレイクには”ドラゴン”という意味がある）。

「ラ・ロッサ」「ラ・ロッサA」についても特別な限定モデルに採用される可能性が高く、もちろん「ロッサ」はレッドを意味しており（ロッサはロッソの女性形で、イタリア語で自動車は女性名詞である）、これはフェラーリを象徴するカラーにほかならず、よってこれが通常モデルの名称に使用されるとはちょっと考えにくいんじゃないかと思います。※フェラーリ初のエレクトリックハイパーカーにこれらの”フェラーリらしい”名称が採用されるのかも

ちなみにですが、すでに812スーパーファストの後継モデルと思われる試作車がプロダクションボディをまとって走行しているほか、カモフラージュされたSF90ストラダーレ/296GTBベースのプロトタイプも走行しており、これらはそれぞれの後継モデルではないか、と見られています。

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参照：CARBUZZ