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ロールス・ロイスの最新オーダーメイドは「ゴールド・オン・ゴールド」。ドバイの顧客が父親のために究極のカスタムがなされたカリナンを別注

2023/10/30

ロールス・ロイスの最新オーダーメイドは「ゴールド・オン・ゴールド」。ドバイの顧客が父親のために究極のカスタムがなされたカリナンを別注

| ロールス・ロイスのオーダーメイド(ビスポーク)はまさに無限の可能性を秘めている |

外装色「パールローズ」はメタリックとパール両方のエフェクトを持っている

さて、現在「ほぼ100%のロールス・ロイスがオーダーメイド」だとされ、オーダーメイド(ビスポーク)でないのはおそらくロールス・ロイス側が企画した限定モデルくらいではないかと思います。

そしてそのオーダーメイドの度合も多種多様であり、あるものは通常オプションの範疇に収まるのかもしれませんし、またあるものは専用のカラーや素材を指定したカスタム内容を持つのかも知れず、そしてまたあるものは「ドロップテイル」のようにボディ形状までの大幅な変更がなされたものかもしれません。

今回のパートナーはヴァシュロン・コンスタンタン。ロールス・ロイス・ドロップテイル第二弾「アメジスト」公開。実際に内外装にはカボション仕上げのアメジストも
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このロールス・ロイス・カリナン「ザ・パール」は父親へのサプライズプレゼント

そして今回ロールス・ロイスが公開した「ザ・パール・カリナン」もまたオーダーメイドによって作られた一台であり、「父親へのサプライズ誕生日プレゼントとして息子から依頼された」と紹介されています(孝行息子だ)。

ダッシュボードのパネルにはマザー・オブ・パールを使用したインレイが見られますが、これは「父親」を表すアラビア語のシンボルなのだそう。

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さらにはアナログクロックのベゼルなど広範囲にわたってマザー・オブ・パールが使用されています。

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そして圧巻なのは手作りによるピクニックテーブルで、ここには個別に選別された1,351 個のマザー・オブ・パールがはめ込まれている、とのこと。

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このロールス・ロイス・カリナンは先日アナウンスのあったロールス・ロイスの「(オーダーメイドの相談を受け付ける)プライベート・オフィス」を通じてカスタムされた最初の一台であり、受注を担当したロールス・ロイス中東法人のディレクター、セザール・ハビブ氏は以下のようにコメントしています。

ロールスロイスが今後世界各地に「本社と同じ顧客体験ができ、その場でオーダーメイドモデルやワンオフモデルを注文できる」プライベートオフィスを開設。第一号はもちろんドバイ
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中東地域は長い間、ロールス・ロイスがこれまでに請け負った中では、最も技術的に複雑で、創造力に富む、野心的なビスポークの供給源でした。 「ザ・パール・カリナン」はそれらの成果の頂点に位置し、ブランドの創造性と職人技を示す最高の例です。 これは、ドバイのプライベートオフィスを通じて受注を受けた最初のクライアント・ビスポークプロジェクトでもあります。 プライベートオフィスはグッドウッドにあるロールス・ロイスの本拠地を中東へと拡張したもので、クライアントは地元のディーラー・パートナーの全面的なサポートとともに、当社の有能なビスポーク・デザイナーに直接アクセスできるようになります。
このカリナンは我々の長年の、そして非常に重要な顧客の父親への誕生日プレゼントであるため、このプロジェクトに非常に特別な側面が加わります。この縁起の良い機会を記念して、このような素晴らしい自動車を作成できたことは光栄でした。
「ザ・パール・カリナン」は父と息子にとって深い個人的な意味を持つだけでなく、家族の偉大な遺産の物語を記念するものでもあります。 ロールス・ロイス・モーター・カーズでは、高度なビスポークの依頼は常に深い感情的なつながりを念頭に置いて作成されており、各自動車には独自の物語を持たせるようにしています。

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このロールス・ロイス・カリナン「ザ・パール」はこんな仕様を持っている

もちろんこのカリナンはオーナーと繋がりが深い真珠からインスピレーションを得たもので、このボディカラーは「パールローズ」。

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当然今回のカリナン「ザ・パール」専用色となっており、メタリックとパール両方の性質を持っており、いかに要望があろうとも他の顧客には一切供給がなされないことが約束されています。

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この色を実現するには実際のボディと同サイズのパネルに30通りもの色味を吹き付けてその仕上がりを確認したそうですが、この塗装はグッドウッド(ロールス・ロイス本社)にて行われ、現地の陽光の下でどのように見えるかをチェックするために現地へと送られ、最終的に決定された塗料は「熱や紫外線によって劣化しないことを確かめるため」様座なテストを受けることに。

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ロールス・ロイスのマスコット、スピリット オブ エクスタシーにはローズゴールドメッキが施され、これとマッチするようボディに入るコーチラインもローズゴールド(つまり同系色のボディカラーとコーチライン)。

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インテリアには2つの異なるレザーカラーが採用され、フロントシートには父親お気に入りのカシミアグレー、そしてで後部座席は家族の伝統を取り入れたアーデントレッド。

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そのほか、ヘッドレストにはローズゴールド糸を使用した「RR」モノグラムの刺繍、同じくローズゴールドを使用したスピーカーグリルなど様々な特徴が見られます。

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参考までに、ドバイは(石油の需要が世界的に高まるまでは)真珠産業が中心となっており、よって今回のオーナーも真珠産業関係者かのかもしれませんね。

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参照:Rolls-Royce

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