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ロールスロイスが今後世界各地に「本社と同じ顧客体験ができ、その場でオーダーメイドモデルやワンオフモデルを注文できる」プライベートオフィスを開設。第一号はもちろんドバイ

2022/07/18

ロールスロイスが今後世界各地に「本社と同じ顧客体験ができ、その場でオーダーメイドモデルやワンオフモデルを注文できる」プライベートオフィスを開設。第一号はもちろんドバイ

| ロールスロイスの顧客は「自分の要望を実現するためであれば」お金を気にすることは無さそうだ |

すでにロールスロイスの顧客のオーダーメイド率はすでに100%近いというが、今後はその内容をさらに高度化するもよう

さて、ロールスロイスが世界中の「ラグジュアリー・ホット・スポット」にプライベートオフィスを設ける計画を発表し、その第一号をドバイに開設した、とアナウンス。

このプライベートオフィスはクルマを販売するディーラーではなく「クライアントがアイデアを実現するためのユニークな体験を提供する場所」であり、つまりは新車をオーダーした顧客がその仕様を決めるためのスペースだと考えられます。

いわばランボルギーニの「ザ・ラウンジ」、フェラーリの「テーラーメイド専用アトリエ」のような感じなのかもしれません。

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ロールスロイス・プライベート・オフィスではこんなことができる

そこでこのロールスロイス・プライベート・オフィスについて、まずは各拠点に「高度な技術と経験を持つエキスパート」が常駐し、顧客からの相談やリクエストに応じつつ、「世界に一台の、素晴らしい傑作」を作り上げるためのアシスタントとなってくれるもよう。

さらにはオーダーメイドのほか、コーチビルド・プログラム(おそらくはボートテイルのようなワンオフモデルを製作するものと思われる)にも対応し、このほか様々な「特別な体験」へのアクセスも用意されている、とのこと。

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プライベートオフィス・ドバイには、ビスポーク(オーダーメイド)のリードデザイナーとビスポークのクライアントエクスペリエンスマネージャーが配置され、カスタムカーを依頼するプロセスも「従来のディーラーでの経験・レベルを超える」ことができるといい、これによって「ロールスロイスの提供する標準カスタムに満足できず」マンソリーなどにカスタムを依頼する顧客を自社に呼び込めるのかもしれません。

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ロールスロイスはオーナーの個性を重視

そしてこのプライベートオフィス・ドバイのデザインチームはオーナーの個性を重視しつつ、「カラーや素材を提案しながら、そしてかわされる会話などからアイデアを抽出し、クライアント自身の個性や要望を反映したユニークな製品を作り出すことが可能だとされています。

なお、この「会話」というのは非常に重用で、というのも顧客側は「ロールスロイスが何をできるのか」をすべて把握しているわけではなく、しかしロールスロイス側は様々な経験からその可能性を認識しているため。

よって、クライアントと会話しつつ「それだったら、こんなこともできますよ」という提案を行うことが「より顧客の満足度を高める」ことに繋がるのだとも思われます(日本で一番アストンマーティンを売るセールスさんも同様のことを言っていたような気がする)。

ロールスロイス

そして一旦デザインの方向性が決まったならば、顧客はその仕様の詳細についてエンジニアや職人と話し合う機会に立ち会うことができ、パーソナルオーダーに関わる一切をお記録し収めた「ビスポーク製作本」が製本されプレゼントされるのだそう。

そのほか顧客にはインスピレーションを得てもらうために「独占的な製品プレビュー」を用意するとも述べており、顧客とさらに親密な関係を築くこと、世界で最も顧客を重視する高級ブランドとしての名声を高めることに注力してゆくようですね。

ロールス・ロイスCEO、トルステン・ミュラー・エトベッシュ氏は「我々は、長年にわたり、グッドウッドにあるロールスロイス本社にVIP顧客を招待してきましたが、今回、多くの要望を受け、中東であってもグッドウッドと同じ体験をできるようになりました。この新しい拠点にロールスロイスのビスポーク・デザイン・チームのメンバーとビスポーク顧客体験マネージャーを常駐させるだけでなく、最新のテクノロジーを活用することで、中東にいる顧客がロールス本社を遠隔で探索し、自分だけのロールス・ロイスが実現する様子を見ることができるようになったのです」とコメントしています。

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参照:RollsRoyce

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