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プジョーはやはり本気だった!680馬力級ハイパーカーの開発に取り掛かり、ル・マンのハイパーカークラスに参戦する車両のティーザー画像を公開

2020/09/22

| 実際のところ、プジョーはモータースポーツにおいて豊かな経験を持っている |

さて、プジョーがル・マンのハイパーカークラス(LMH)へと参戦させるレーシングカーのティーザー画像を公開。

ちょっと意外なことですが、プジョーは2019年11月に突然「我々はル・マンのハイパーカークラスに参戦するッ!」と発表しており、そのほぼ1年後である今、このクルマのティーザー画像をリリースした、ということになりますね。

なお、このハイパーカークラスは2021年からスタートする予定ですが(この状況だと無理っぽいようにも思われる)、まずはトヨタが参戦を表明し、スクーデリア・キャメロン・グリッケンハウス、アルピーヌ、アストンマーティンが参戦の意を表明しています(アストンマーティンはのちに参戦を取下げ)。

ランボルギーニはちょっと前に参戦を検討中だとコメントしていますが、こんな情勢なので参戦を見送るかもしれませんね。

プジョーの発表したLMHマシンは完全オリジナルデザイン

なお、プジョーは2017年に、580馬力のガソリンエンジンと170馬力のハイブリッドシステムを搭載した「ヴィジョン・グランツーリスモL750Rハイブリッド」を発表しており、これに近い姿でル・マン・ハイパーカークラスに参戦すると考えられていたものの、今回のティーザー画像を見るに完全なるオリジナルデザインを持つように思います。

フロントは例によって「ライオンの爪痕」を模したヘッドライトを持っていて、前後フェンダーは大きく盛り上がり、そしてコクピットはバブル形状に。

つまりは典型的なLMP1マシンに近いスタイルを持っている、とも言えそうですね。

サイドから見ても、やはりLMP1マシンらしくコクピットがフロント寄りに配置されています。

リアはちょっと独特なデザインを持ち、ウイングが低い位置に、しかし後方に配置され、テールランプやストップランプが独特の表情を演出。

これが実現すれば、「ル・マン史上、もっともオシャレなレーシングカー」となりうるかもしれません。

ル・マン・ハイパーカークラスの規定はこうなっている

なお、ル・マン・ハイパーカークラスに参戦可能な条件は「2年以上、そして20台生産された公道走行可能なハイパーカーをベースにしていること」「重量は最低1,100キロ、出力は750馬力」「ハイブリッドでなくてもOK(もちろんハイブリッドでもOK)」という決まりがあり、これをクリアしたクルマのみが参戦のための切符を獲得可能。

とくに「市販されている」というところがミソで、プジョーはこの条件を満たすため、実際に市販可能なハイパーカーを、パートナーのトタルとともに開発中だとも伝えられています。

さらにこのハイパーカーは「ガソリンエンジン+シングルモーターを持つハイブリッドで、出力は680PS」だと報じられ、これにさらなるモディファイを加え、ハイパーカークラスに参戦するということになりそうですね。

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参照:Peugeot

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