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アウディTT内装のカスタム。レーダー探知機、ドライブレコーダーを美しく取り付ける方法について

2017/08/26

アウディTT内装カスタムの「細かいところ」。
今回はレーダー探知機の台座とドライブレコーダーの取り付け場所について。
まずはレーダー探知機ですが、通常だと製品に付属の樹脂製の台座を使用することになります。
ただ、ぼくはこの台座がどうしてもチープに感じられて好きになれず、従って「自作」することに。

台座作成に使用するのは「これがないと始まらない」エポキシパテ。

まずはダッシュボード、レーダー探知機ディスプレイ両側とも養生したのちにこのパテを練って台座を作成。
粘土のようなものですが、これをダッシュボードとディスプレイとの間に挟んで原型を作ります。

乾燥したら「原型」を取り出して整形開始。

まずはカッターでおおよその形を整え、あとはサンドペーパーで表面を均してゆきます。
あとで表面にレザーを張るので、精度としてはこれくらいでオーケー。

これがそのレザー(台座の下の茶色いもの)。

これをボンドG17で台座に接着(レザーを貼るにはボンドG17が一番いい)。
なぜ台座の上面と底面にまで巻き込んでレザーを張っているかというと、この台座を介し両面テープでダッシュボードとディスプレイとを固定することになりますが、その場合「両面テープの厚み」が目立つことに。
それを嫌って「両面テープの厚みを、レザーの厚みで隠す」ことを狙ったものです。

しかしながらレザーで覆われる面積が大きいと両面テープを貼る面積が少なくなり、となると固定力が弱くなるので、この「巻き込んだレザー」は極限まで面積を削る必要が。
よって、レザーを巻いたのちにカッターでこんな感じにレザーを削ります。

そして台座の天面と底面に両面テープを貼り込み。
両面テープはハサミでカットしますが、ハサミの性能が作業性に直結するので、高くても「よく切れて、テープがくっつきにくいハサミ」を用意しておくことをおすすめ。
ぼくは以前にそういったハサミを1500円くらい出して購入しており、それ以降はそのハサミの虜になっている、といっても過言ではありません(本当に全然作業効率が違う)。

横から見るとこう(細かいところはのちに調整)。

レーダー探知機を乗せるとこう。
両面テープが見事に隠れるようになっていますね。

ただ、このままだと色がTTの内装にマッチしないので、つや消しブラックに塗装(もともとブラックのレザーを使用すれば良いのですが、手元にこのカラーのレザーしかなかった)開始。

塗装の際は塗料を綿棒にとり、レザーの上をコロコロと転がすようにして塗装。
こうするとムラが出にくくなります(スプレーがあればそれでもいい)。



なお塗料は水性を使用しており、というのも「その方が塗料がレザーに染み込むから」。
染み込むとどうなるかということですが、レザーが柔らかくなり、そうなると上の方の画像にあるような「シワ」を指先で押し込んだり伸ばしたりすることで「目立たなく」するようにでき、そして乾燥後もその形状を維持してくれるために美観が向上します。

塗るとこんな感じ。
半乾きなのでつや消しになっていませんが、乾燥すればいい感じになる予定。
手が汚れていますが、そんなことはお構いなし。
なおぼくはこういった作業において自分の手が汚れることをいとわない人間は信用できる、と考えています。

取り付けた状態。

最近はこういった工作系の記事を公開する機会がなく、ぼくがこういった工作を自らの手を汚してまで行うのは意外かもしれませんが、もともと当ブログの元祖は「no more reay-made」という(ぼくが運営していた)サイトになり、その意味は「既製品はまっぴらごめん」というもの。

つまりぼくはなんでも「改造してなんぼ」と考えていて、自分が気にいるように色々なものをカスタムする、というのが根底にあるのですね(人差し指と親指の爪を少し伸ばしているのもこれに関係していて、これらがピンセットの役割をする)。

なお、ランボルギーニ・ウラカン、BMW i3のレーダー探知機についても同様に台座をカスタムしており、その詳細は下記にまとめています。

関連投稿
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BMW i3のレーダー探知機取り付け台座Ver.2を作成。レザー張り仕様

さてもう一件はドライブレコーダー。
これは通常フロントウインドウに貼り付けることになりますが、アウディTTはフロントウインドウ上部に「グレーバンド」がなく、貼り付けたドライブレコーダーの両面テープが外から見たときに非常に気になるのですね(グレーバンドがあれば、これはほとんど気にならない)。

よってこの位置を変更して両面テープの存在を目立たなくするというものですが、簡単にいうと「限りなくルーフ側に取り付け、しかも両面テープを貼る面積を最小化し、しかしそのままだと固定力が不十分なので別にステーを作る」、という流れ。
目的はただひとつ「美観の向上」で、これのみを考えています。
これについてはおそらくほぼ需要はないと思われるので、変更後の画像のみをアップ。

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