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マセラティ・ギブリ/クワトロポルテ、アウディR8/TTにリコール。マセラティは燃料ラインに不具合、最悪は火災も

2019/04/24

マセラティ、アルファロメオはなにかとツイてない

マセラティ、アウディがリコール届け出。
マセラティは燃料供給パイプ、アウディは例によってエアバッグ関連となっています。

なお、マセラティ属するFCA(フィアット・クライスラー・オートモビル)は比較的リコールが多く、最近もアルファロメオのリコールを発表したばかり。
ただしフィアット500等にリコールが届け出られた記憶はなく、リコールの多寡も「車種によりけり」なのかもしれません。

マセラティは「最悪の場合、火災」も

今回マセラティはギブリ、クワトロポルテにリコールを発表していますが、燃料漏れの可能性、最悪だと車両火災の可能性を指摘しています。

対象となるのは合計493台、輸入期間は平成25年4月16日~平成27年8月13日。
問題がわかったのは輸入車によくある「本国からの情報」ではなく、日本国内において発生した実際のトラブルから。
発生件数は2件、これによる事故はゼロ、と報じられています。

対策については「燃料パイプの入れ替え」が必要で、けっこう作業難易度が高そうですね。

不具合、対策の詳細は下記の通り。

不具合の部位
燃料装置(燃料供給パイプ)

基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能 の状況及びその原因燃料供給パイプの製造が不適切なため、接続カプラー取付部のパイプの内側が損傷しているものがある。そのため、接続カプラー取付部に隙間が生じて燃料が漏れ、最悪の場合、火災に至るおそれがある。

改善措置の内容
全車両、燃料供給パイプを良品と交換する。

※国土交通省の発表はこちら

アウディは「エアバッグ」、ただしR8も対象

アウディの届け出たリコールは例によってエアバッグ関連。
もちろんアウディに帰責性はないものですが、いったいどこまでエアバッグ問題は拡大するんだろうな、という感じです。

対象となるのはアウディR8 V10/アウディR8 V10 Plus/アウディTT 2.0Tクワトロ/アウディTT2.0T/アウディTT1.8T/アウディTTSで合計5,035台、輸入期間は平成27年7月22日~平成29年4月7日まで。

作業自体はエアバッグユニットを入れ替えるだけなのでクルマへの負担は少なく、まだ交換容易な部類だと言えそうですね。

不具合、対策の詳細は下記の通り。

不具合の部位(部品名)
エアバッグ装置(インフレータ)

基準不適合状態にあると 認める構造、装置又は性能の状況及びその原因
運転席用のエアバッグのインフレータ(膨張装置)において、ガス発生剤の吸湿防止が不適切であった場合、高い湿度の環境下で大きな温度変化を繰り返すと、ガス発生剤が 劣化することがある。そのため、エアバッグ展開時にインフレータ容器が破損するおそれがある。

改 善 措 置 の 内 容
運転席用エアバッグインフレータを対策品と交換する。 なお、対策品の準備に時間を要することから、まずは全ての使用者に対しダイレクト メールにより連絡し、対策品が準備できた段階で再度連絡し、交換作業を行う。

※国土交通省への届出内容はこちら

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