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さよならメルセデス・ベンツSクラス・クーペ/カブリオレ。ダイムラーのコスト削減プログラムに従い「現行モデル限り」と報じられる

2020/03/10

| 当然といえば当然かもしれない |

新型メルセデス・ベンツSクラスは「発表間近」だと思われるものの、現行Sクラスにラインアップされる「カブリオレ」「クーペ」は発売されないのではないか、とのウワサ。
これは現地メディアHandelsblattが報じたもので、メルセデス・ベンツ(ダイムラー)が15,000人もの職をカットしてまでコスト削減を行わねばならない状況において「Sクラスカブリオレ」「Sクラスクーペ」を発売する余裕はなく、すでにこれらを切り捨てる決定がなされた、とのこと。

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メルセデス・ベンツは大きくその車種構成を見直すことに

なお、容易に想像できることではあるものの、現行メルセデス・ベンツSクラスクーペ/カブリオレのセールスはセダンに大きく差をつけられており、その存在意義自体が希薄なクルマ。
ほかメーカーでこのサイズのクーペやカブリオレは非常に少なく(BMW 8シリーズとベントレー・コンチネンタルGTくらい)、自動車業界として見ると貴重な存在ではあるものの、やはりメルセデス・ベンツの販売規模に比較すると「十分な利益を稼げない」ということなのかもしれません。

メルセデス・ベンツはすでにブランド初のピックアップトラック「Xクラス」の生産を夏までに終了させることを正式に発表していますが、これもまた「稼げない」クルマを整理するという方向性の現れなのでしょうね。

そしてメルセデス・ベンツそしてメルセデスAMGでは「なんとなく似ている」クルマも多く、たとえばCLSとAMG GT 4ドアクーペもそういったモデルたち。
そしてAMG GTとSLも「被るといえば被る」クルマでもあります。

そういった事情もあってかCLSそしてAMG GT 4ドアクーペについても「統合される」という話も聞かれますが、一方でCLS、AMG GT 4ドアクーペは「エレクトリックモデルとして生まれ変わる」というウワサも。

ちなみにメルセデス・ベンツはそのエレクトリックブランド「EQ」よりラージサイズのセダン「EQS」を発表するようですが(画像はコンセプトモデルのヴィジョンEQS)これはSクラスセダンのオーセンティックなスタイルとは異なる「クーペスタイル」を持ち、これがSクラス・クーペやCLS、AMG GT 4ドアクーペの性格を内包するのかもしれません。

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おそらく今後メルセデス・ベンツ/メルセデスAMGは既存車種を「ピュアエレクトリック」へと移行させることになるかと認識していますが(すでにガソリンエンジンの新規開発は停止している)、その過程において既存モデル同士が合併したり、もしくはふるいにかけられたりという「統廃合」がなされることになりそうですね。

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