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アウディが「ガソリンエンジンの新規開発を終了させた」と発表。いよいよエレクトリック化待ったなしの時代へと突入

2021/03/18

アウディのキー

| 思ったよりもずいぶん早くエレクトリック化へと移行することになりそうだ |

さて、アウディCEO、マーカス・デュースマン氏が「もうこれ以上、ガソリンエンジンの新規開発を行わない」と発表。

同様の発表はメルセデス・ベンツも行っていますが、こうやって正式に発表されると「本当にガソリンエンジンは終焉を迎えるんだな・・・」という実感が湧いてきます。

なお、ガソリンエンジン車については、EVが高価過ぎて販売が難しい国や地域向けにしばらく(あと数十年は)生き残ると言われているものの、アウディはそういった国/地域向けにも新型エンジンを投入しない、もしくは先日フォルクスワーゲングループとしての発表があったように「EVの価格を引き下げ」、それによってガソリン車よりも安くEVを全世界で販売してゆくのかもしれません。

ただ、年々厳しくなる環境規制に対応するため、新規エンジンの開発は行わないものの、既存エンジンについては改良を続けてゆくようですね。

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もはやガソリンエンジンにメリットはない

アウディ自身は充電設備の普及が難しい国や地域のために「当面ガソリンエンジンモデルを作り続ける」とコメントしてはいますが、いつまでそれらを供給し続けるのか明かしておらず、まさにガソリンエンジンの将来は不透明。

参考までに、EVはガソリンエンジンに比較してパーツ点数が40%ほど少ないといい、そのぶん組み立てにかかる時間や手間も少なく、つまり人件費の削減が可能。

加えて工作機械等についても少なく済むため、EVは(ガソリンエンジンに比較して)著しく生産効率が高いと考えることもでき、こういった側面を考慮すると、正直なところ「もうガソリンエンジンを作ってる場合じゃない」というのが偽らざる心境なのかもしれませんね。

多くの自動車メーカーが「EV専業」へと転換

なお、現在はいくつかの自動車メーカーがー「EV専業」へと転換宣言済み。

最も早く転換を行うのはジャガーの「2025年」ですが、ジャガーあたりの生産規模だと、厳しいC02排出規制に対応しながらガソリン車を作り続けるのはもはや「コストに見合わない」のだと思われます。

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