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BMWが「5シリーズ ツーリング / i5ツーリング」を発表。先代比で10cm長くなり「日常のドライブやツーリングに最適な洗練されたオールラウンダー」へ

BMWが「5シリーズ ツーリング / i5ツーリング」を発表。先代比で10cm長くなり「日常のドライブやツーリングに最適な洗練されたオールラウンダー」へ
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| とくにi5ツーリングは存在自体が珍しい「エレクトリックワゴン」として貴重なモデルだと考えられる |

日本では2024年5月からの展開が予定されている

さて、BMWが第6世代となる5シリーズのワゴンバージョン、BMW 5シリーズ ツーリングとBMW i5ツーリングを発表。

BMWによれば、これらは「プレミアム アッパーミッドレンジ セグメントにおけるドライビングプレジャー、スポーティなエレガンス、モダンな機能性の典型であり、新たな時代をの象徴」。

そしてこれまで以上に大きく進歩しており、数多くのデジタル イノベーション、自動運転や自動駐車のための先駆的なシステム、製品ライフサイクル全体にわたる持続可能性の向上、そして初めて5シリーズ ツーリングとして(i5ツーリングにて)オールエレクトリック駆動を採用しています。

Fabian Kirchbauer Photography

新型BMW 5シリーズ / i5ツーリングは「日常のドライブやツーリングに最適な洗練されたオールラウンダー」

新型BMW 5シリーズ / i5ツーリングは先代の5シリーズ・ツーリングと比較すると97ミリ長く (全長5,060ミリ)、32ミリ広く (全幅1,900ミリ、そして17ミリ高く (全高1,51ミリ)、ホイールベースは同クラスで最長となる(20ミリ増加)2,995ミリ。

Fabian Kirchbauer Photography

まず新型BMW i5ツーリングは、このクラスにおける初の全電気式プレミアムモデルでで、デュアルモーターを採用し601馬力を発生するBMW i5 M60 xDrive ツーリング、そしてリアにシングルモーターを備え340馬力を発生するBMW i5 eDrive40 ツーリングの2モデル展開。

Fabian Kirchbauer Photography

BMW i5 M60 xDrive ツーリングの0-100km/h加速は(Mローンチ コントロールまたは Mスポーツ ブーストを有効にすると)3.9秒、BMW i5 eDrive40 ツーリングだと6.1秒(両方とも最高速は電気的に230km/hに制限される)。

Fabian Kirchbauer Photography

バッテリー容量はいずれも81.2kWh、航続距離はi5 M60 xDrive ツーリングだと445~506km)、i5 eDrive40 ツーリングでは483~560km(WLTP)だとアナウンスされています。

Fabian Kirchbauer Photography

そして内燃機関を搭載する新型5 シリーズ ツーリングに搭載されるのは高効率なガソリンエンジン(PHEV)、そして48ボルトのマイルド ハイブリッド テクノロジーを備えるディーゼルエンジン。

グレード展開は「530e」「530e xDrive」「520d」「520d xDrive」「540d xDrive」となり、いずれもトランスミッションは8速AT、駆動方式は後輪駆動もしくは全輪駆動(x Drive)。

Fabian Kirchbauer Photography

内燃機関搭載モデルはBMWらしく「ドライビングプレジャー」を意識しており、BMWによれば「スポーティさと移動の快適さの間の理想的なバランスに基づいている」。

このセグメントでは最長のホイールベース、広いトレッド、ほぼ完璧にバランスの取れた前後50:50の軸荷重配分、インテリジェントな軽量構造、高いシャシー/ボディ剛性によって理想的な走りを実現するといい、 大幅に強化されたサスペンションに加えスポーツステアリング、最新のロジックを備えるスポーツ志向のホイールスリップ制限、ブレーキ制御システムが標準装備されプラグインハイブリッドモデル(ガソリンエンジン搭載モデル)には自動セルフ レベリング機能を備えたリアアクスル・エアサスペンションも備わります。

Fabian Kirchbauer Photography

このほかMスポーツ サスペンション、Mスポーツブレーキシステム、電子制御ショックアブソーバーを備えるアダプティブ シャーシ プロフェッショナル (BMW i5 M60 xDrive ツーリングに標準装備)、インテグラル・アクティブステアリング、新しいラテラルダイナミクス・マネジメントがオプション装備として用意され、最上位モデルにはアクティブ ロール スタビライゼーションとアクティブ ロール コンフォートを備えたアダプティブ Mシャーシ・プロフェッショナルも設定される、とのこと。※「5」の文字が一回り大きい

Fabian Kirchbauer Photography

フロントには特徴的なツインヘッドライトが備わり、内部には2つの”バーチカルLED”が用いられ、これらはウインカーとデイタイムランニングライトとして機能しますが、オプションで「光るキドニーグリル」も装着可能。

Fabian Kirchbauer Photography

ホイールはi5 ツーリングには18インチ、PHEVモデルの5シリーズ ツーリングには19インチが装着されますが(i5のホイールが小さいのはタイヤの転がり抵抗を考慮したためだと思われる)、最大では21インチサイズまでのホイールがオプション設定され、内燃機関搭載バージョンの5シリーズ ツーリングにはMスポーツ パッケージ、Mスポーツ パッケージ プロ、および Mカーボン エクステリア パッケージの装着が可能です。

新型BMW 5シリーズ / i5ツーリングのインテリアはこうなっている

新型5シリーズ / i5ツーリングのインテリアは(荷室以外では)セダンバージョンと大きく変わるところはなく、前席を構成する中心となるのは「BMW カーブ ディスプレイ」。

これは12.3インチのインフォメーション ディスプレイと、14.9インチのコントロール ディスプレイによって構成されるもので、これによって完全なデジタル ディスプレイ ネットワークが形成されることに。

BMW-i5-touring (6)

そしてこれも5シリーズ / i5セダン同様、完全なビーガン仕様のインテリアを選択可能(メリノレザーも選べる)。

BMW-520d-Interior (1)

現時点ではまだBMWジャパンから新型BMW 5シリーズ / i5ツーリングの発売時期や価格についてはアナウンスがないものの、本国発行のプレスリリースでは「2024年5月から」日本でも発売を行うという記載が見られます。

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参照:BMW

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