BMWがファッションブランド「キス（Kith）」とのコラボにて往年の特別なカラー”テクノバイオレット”を蘇らせる。このカラーをまとうXMも限定販売

Image：KITH

｜　キス創業者の意向を反映させ、内装は「レトロでシック」な雰囲気に　｜

今後もBMWはキスとのコラボレーションを継続させるものと思われる

さて、BMWはここ最近、ストリートウェアブランド、Kith（キス）との度重なるコラボレーションを行っていますが、今回もまた同ブランドとのコラボレーションを実施することに。

今回のコラボレーションにおける対象は「M1」そして「XM」で、両者ともに”テクノバイオレット”なる外装色にペイントされています。

なお、このテクノバイオレットはもともとM1”アートカー”用のカラーとして登場し、その後（一部を除いて）BMWのカラーパレットに加えられることはなかったものの、今回のコラボレーションにて「再登場」することとなっています。

Kith創設者はBMWの大ファンである

BWWとKithとのコラボレーションが実現したのは「Kithの創設者、ロニー・フィーグがBMWの大ファンであったから」だとされますが、2022年の「M4」から両者の関係がスタートしています（ただしこれはワンオフモデルではなく、限定車として実際に発売されている）。

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ただ、今回のコラボレーションは「M1」「XM」つまりM部門専売モデルを対象としていることが興味深く、このM1は完全にレストアされたうえでテクノバイオレットに塗装されています（M1は発売当時、ドイツ最速の市販車であった）。

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一方で内外装の物理的な変更は大きくはなく（あえてそうしているのだと思われる）、テクノバイオレットのペイントに加え新しいバッジ、インテリアだとブラックをベースにKithのモノグラムやロゴが用いられたシートやパネル、シフトノブなど。

雰囲気的には「80年代のテイスト」が強く感じられ、実際にロニー・フィーグはこの時代が大好きだとも語っていますね。

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さらにロニー・フィーグはこのクルマ専用のラゲッジセットもデザインしており、マイアミにて開催されたアートバーゼル「Kith for BMW」の展示に出品され、ロニー・フィーグの個人的なBMWコレクションとともに公開されることに。

BMW XM「Kith」はM1「Kith」とシンクロした仕様を持っている

そして今回はこのM1と同じテクノバイオレットにてペイントされ、同様のテイストを持つインテリアの仕上げがなされたXMも公開されていますが、こちらは実際に発売がなされ、全世界で47台のみが販売されるのだそう（シリアルナンバー入り）。

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なお、このテクノバイオレットは市販モデル向けとしてはE36世代のM3に初めて登場し、その後もG82世代のM4やE46世代のM3、そしてXMにも採用された「「BMWにとって特別なカラー」。

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もちろんこのXM Kithでもこのテクノバイオレットを選択できますが、今回は「マット」が用意され、そしてこのカラーが気に入らない場合は「ブラック」も選べます。

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参照：KITH