| 今までBMWはこういったことを行う会社ではなかったが |
BMWがM3ロニー・フィグ(Ronnie Fieg)エディション、そしてM4デザインスタディ・バイ・キス(KITH)を発表。
KITHはニューヨークの人気セレクトショップ、そしてロニー・フィグはそのオーナーですが、BMWがセレクトショップとのコラボレーションを行うというかなり珍しい例となっています。
はじまりはM3のレストアから
このスペシャルモデル2台については、まずロニー・フィグが自身の1989年製M3をBMWへと送り、「BMW純正パーツを使用してフルレストアを行って欲しい」と依頼したところからスタートしており、BMWがその要望に応えることで「31年前のクルマが新車として」蘇ることとなったわけですね。
ただし画像を見ても分かる通り「ただレストアしただけ」ではなく、幾つのかのボディパーツやホイール、そしてインテリアについてもカスタムが施されているといい、よくBMWがこの注文を受けたな、という印象も。
E30 M3は一部を除くとオリジナルに近く、キドニーグリルやホホイール、ドアミラーをブラックにペイントしていないのはちょっと意外。
ただしロニー・フィグの要望が「全部純正パーツで」であったことを考えると、オリジナルを重視したのは当然なのかもしれませんね。
一方でM4のほうは思いっきり現代的で、ブラックを積極活用し、むしろクロームパーツを完全排除。
カーボンファイバーも積極的に取り入れているようですね。
まさかBMWがここまでやるとは
そして驚きなのがリアのエンブレム。
MバッジをKITHとのコラボバージョンへと変更しており、まさかBMWがこういった対応をするとは、という印象です。
ちなみにE30 M3のほうにはクロムーバージョンの「M+KITH」エンブレムが装着済み。
アームレスト、そしてシートのヘッドレスト(前後)にもKITHモノグラム、シートバックのバッジもKITHマークとなり(こちらは光る)、とにかく手が混んでいるのがこのKITH仕様。
そのオーナーの平均年齢が高齢化しつつあるBMWですが、KITHのようなセレクトショップとのコラボレーションは「顧客層の若返り」には非常に効果があるものと思われ、今後はこういった例が増えてくるかもしれませんね。
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参照:BMW Blog