
Image:BMW
| BMWが次世代スーパーバイクの扉を開く「Concept RR」発表 |
「速さ」のみではなく「美しさ」も追求
さて、BMWはコンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステにて「スピードトップ」「M2 CS」を発表したばかりですが、BMWの二輪車部門「BMWモトラッド」からは新型コンセプトバイク「Concept RR」がリリース。
これは次世代スーパーバイクを予感させる「ハイパフォーマンスと美しさ」が融合したマシンでもあり、カーボンファイバー製パーツとゴールドアクセントが美しいコントラストを織りなしています。
Image:BMW
カーボンとアルミで武装した軽量ボディ
このコンセプト RR最大の特徴は「極限まで削ぎ落とされたデザインとカーボンファイバーおよびアルミ素材による徹底した軽量化」。
カウルやフレーム、テールユニットに至るまでのすべてが「速く、軽く、美しく」を追求しデザインされており、さらには空力性能にも重点が置かれ、フェアリングには統合型ウイングレットとエアダクト(エアチャンネル)が備わっています。※BMWはこれを「シャープで表現力豊かなフォルム」と表現
Image:BMW
コンセプト RRにはWSBK譲りのパワートレイン
このコンセプトRRに積まれるパワーユニットはFIMスーパーバイク世界選手権(WSBK)仕様の水冷直列4気筒エンジンで、出力は230馬力だとアナウンスされていますが、このハイパワーを制御するのもやはりWSBK M 1000 RR直系による電子制御システムです。
Image:BMW
コンセプト RRではデザインディテールにも注目
さらにコンセプト RRでは細部に至るまでBMWらしいこだわりが光り、以下のような特徴も。
- 吸気部に統合されたBMWラウンデル
- 最小限のウインドスクリーン
- 拡張されたヘッドライト
- アルミ製燃料タンク
- ブレンボ製ブレーキとドミノ製グリップ
- デジタルディスプレイ、リアには照明付き「RR」ロゴ
Image:BMW
限定ジャケットも同時発表:Concept RR LTD
さらにBMWは、コンセプト RRに合わせた限定ライディングジャケット「Concept RR LTD」も公開し、これは高級ナッパレザー製で、背中には“BMW Motorrad”のロゴが刻まれていることが特徴です(コンセプトモデルをテーマにしたコレクションは珍しい)。
このジャケットはドイツの老舗Meindl(マインドル)とのコラボレーションで製作され、世界で50着限定生産。
価格は未発表ですが、間違いなくコレクター垂涎のアイテムとなりそうですね。
Image:BMW
まとめ:BMWの次世代RRが魅せる未来のスーパーバイク像
コンセプト RRは、単なるデザインスタディではなく、BMW モトラッドが描く次世代スーパーバイクの明確なビジョン。
素材、パフォーマンス、そしてデザインすべてにおいて、次のRRが「ただの進化」ではなく、「飛躍」であることを予感させ、今後、量産モデルとしてどのように進化して登場するのか、その期待は高まるばかりです。
Image:BMW
あわせて読みたい、BMW関連投稿
-
-
またでたBMWのバイク「R18」のカッコいいワンオフカスタム!今度はBMWのエンジンを積んで空を飛んだユンカース Ju52がモチーフ
| ここまでカスタムされるとBMWの純正パーツがほとんど残っていなさそう | ユンカースJu 52に用いられていたリブ入りパネルもちゃんと再現 BMWは昨年、自動車、そしてバイクともに業績が好調であっ ...
続きを見る
-
-
バイクの限界がここまで押し広げられるとは・・・。BMWのバイクに名戦闘機「スピットファイア」を模した外装を被せ、本物の戦闘機の計器類を移植したカスタムバイクが登場
| バイクは構造がシンプルな分、その可能性は無限大である | それでもここまでカスタムしてしまうという発想がスゴい さて、バイクはクルマに比較すると構造がシンプル、かつ規制が(国や地域によっては)ゆる ...
続きを見る
-
-
もう表現する言葉が見つからない。究極のカスタムが施されたBMW R18「クラウン」登場。バイク部門であるモトラッドの100周年記念として製作される
| 乗車時にはバイクの上に「寝そべる」ことになりそうだ | ここまで来るともう「バイク」と呼ぶべきかどうか迷ってしまう さて、BMWのバイク部門であるBMWモトラッドは「スーパースポーツ系」「ライフス ...
続きを見る
参照:BMW