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ドイツの超硬派スポーツカーメーカー、ヴィーズマンがレトロな外観を持つピュアエレクトリックカー「サンダーボール」発表!出力は680馬力、随所には職人の技が光る

2022/05/04

ドイツの超硬派スポーツカーメーカー、ヴィーズマンがレトロな外観を持つピュアエレクトリックカー「サンダーボール」発表!出力は680馬力、随所には職人の技が光る

| ヴィーズマンがまさかピュアエレクトリックカーを発売する日が来ようとは |

ピュアEVでもこれまでどおりのレトロなルックスを継続

さて、先日ティーザー画像が公開された「ヴィーズマン・プロジェクト・サンダーボール」。

ヴィーズマンはドイツの少量生産スポーツカーメーカーですが、これまではBMWから供給を受けたエンジンを搭載したスパルタンなスポーツカーを製造しており、しかし今回発表されたのはヴィーズマン初の「完全電動モデル」。

なんと最先端の800ボルト・バッテリーシステムを搭載し、30万ユーロという価格(約4120万円)とともに登場しています。

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経営体制が変わったドイツの少量生産スポーツカーメーカー「ヴィーズマン」。今までの計画はナシにして、新たにプロジェクト・サンダーボールなるティーザー画像を公開
経営体制が変わったドイツの少量生産スポーツカーメーカー「ヴィーズマン」。今までの計画はナシにして、新たにプロジェクト・サンダーボールなるティーザー画像を公開

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ヴィーズマンいわく「世界初のピュアエレクトリックオープン」

このヴィーズマン・プロジェクト・サンダーボールは2シーター・ロードスターというレイアウトを持ち、ヴィーズマンいわく「世界初のピュアエレクトリックオープンカー」。

ただし実際には2008年に発表されたテスラ・ロードスターこそが世界初のピュアエレクトリックオープンだと思われ、しかしそれはさておき、このクラシカルなスタイルとピュアエレクトリックとの組み合わせというギャップはなかなか魅力的。

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ボディパネルはすべてカーボンファイバー製で、「ピュアエレクトリック」ということを考慮すれば、この「ロングノーズ・ショートデッキ」というレトロなスタイルを採用する必要はないはずですが、それでもこれにこだわったのはヴィーズマンの矜持なのかもしれません。

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なお、ヴィーズマンはこのプロジェクト・サンダーボールのシャシーについて詳細を公表しておらず、しかしエレクトリックパワートレーンはローディング・オートモービルと共同で開発されたものだといい、リアミッドに搭載された2つのエレクトリックモーターは、合計 680PSと1,100Nmという途方もないトルクを発生させ、1,700kgを超える車体を時速100キロまでわずか2.9秒で加速させます。

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なお、フロントフード上には「ヤモリ」。

これは2018年に経営者が新しくなった際に発表された「プロジェクト・ゲッコー」の一部を引き継いだためだと思われます。※プロジェクト・ゲッコーはこれとは別に、ガソリンエンジンを搭載したスポーツカーとして開発中

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プロジェクト・サンダーボールに搭載される800ボルトのバッテリーは92kWhの容量を持ち、一回の満充電当たり推定航続距離は500kmだと公表されており、22kWの車載充電器のほか、車体にも最大300kWのDC急速充電機能を搭載している、とのこと。

このほか、ステアリングホイール裏に装着されたパドルにて5段階に効き具合を調整できる「ヴィーズマン・インテリジェント回生ブレーキシステム」経由からも充電ができるようですね。

ヴィーズマン・プロジェクト・サンダーボールのインテリアはこうなっている

そしてこちらがヴィーズマン・プロジェクト・サンダーボールのインテリア。

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ダッシュボードには、これまでのヴィーズマンの特徴的なデザイン要素でもあった「7つのアナログメーター」が配置されています。

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ダッシュボードはじめ、シートなど随所にはカーボンファイバー製のパーツが使用されています。

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一方でドアインナーグリップなどは「レトロな仕様」。

各部にはクラフトマンシップが光る、まるで芸術品のようなパーツが使用されているようですね。

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そしてヘッドレストにも「ゲッコー」。

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なお、デジタルメータークラスターとインフォテイメントタッチスクリーンが(目立たないよう?)センターコンソールの低い位置に取り付けられることに。

このプロジェクト・サンダーボールはドイツ・デュールメンの”ゲッコー”工場で生産され、ワールドワイドに販売される予定でだといい、ヴィーズマンによると、生産台数は1,000台程度にとどめる予定だとされています。

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