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ヒョンデがリマックとの提携を解消したとの報道。ポルシェがリマックへの出資比率を拡大したことでヒョンデが気分を害したもよう

2022/05/04

ヒョンデがリマックとの提携を解消したとの報道。ポルシェがリマックへの出資比率を拡大したことでヒョンデが気分を害したもよう

| ただし現時点では事実関係は確認されておらず、ウワサの域を出ていない |

リマックはポルシェ、ヒョンデのほかにもフェラーリやアストンマーティンとも提携している

さて、2019年にヒョンデとリマックとは提携を行い、この際にヒョンデはリマックの株式の12%を取得しています。

提携内容としては「複数の車両の開発」だとされ、単なるハイブリッドやピュアEVではなく、リマックと提携するからには「ハイパフォーマンス」志向のエレクトリックカーの開発を行うことになり、実際にいくつかのコンセプトカーも公開されたのは記憶にあたらしいところ。

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ヒョンデはあくまでも自身がボスでいたい

ただ、今回Automotive News Europeが報じたところによると「ヒョンデとリマックとが提携を解消した」とのことで、その理由としては「ポルシェがリマックへの出資比率を増加させたこと」。

さらにリマックはブガッティを配下に置き、本体のリマックとは別に「ブガッティ・リマック」を設立していますが、こういった動きがヒョンデを刺激したのかもしれません。

なお、ヒョンデは自社のポジションに非常にこだわっており、アップルとの提携が決裂したのも「アップルに指図されるのが我慢ならず、自社がボスでなくてはならない」という主張に基づくものだったと言われていますが、そういった姿勢からするに、リマックが自社以外と(技術のやり取りだけではなく)クルマを開発するということが我慢できなかったからなのだと思われます。

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ただし事実関係はまだ不明

しかしながら本件につき、同メディアがヒョンデとリマックに確認を取ったところ、ヒョンデからは現時点で返答はなく、リマックからは「ヒョンデと2つのプロジェクトを進行させており、そのうち1つは完了していて、さらに両社はいくつかの将来の製品について議論している最中である」という返答があったもよう。

つまり実際に両者の関係が終了したかどうかはわからないということになりますが、別のウワサだと「燃料電池車の共同開発は終了したが、ピュアエレクトリックスポーツカーは開発を継続」というものもあり、このスポーツカーについては2023年初頭に発売されるという話も。

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リマックはこんな会社と提携している

リマックはクロアチアにて創業されたEVメーカーですが、そのバッテリー技術、そしてバッテリー制御技術に定評があり、現在多くのメーカーと提携中。

ポルシェが出資比率を拡大したことでもわかるとおり、その評価は非常に高く、それが「創業間もないのに、110年の歴史を誇るブガッティを傘下に収めた」ということにつながっていることは明白で、成長著しい自動車メーカーのひとつでもありますね。

現在のところ提携先としてはポルシェ、フェラーリ、アストンマーティン、ピニンファリーナ、メルセデスAMG、メルセデス・ベンツ、クプラ、ケーニグセグ、ジャガー、ルノー、マグナ・シュタイヤー、もちろんヒョンデ。

そしてヒョンデの名も現在リマックの公式サイトに掲載されているままなので、現時点では「まだ」提携が解消されていないということになりそうです。

2022-05-03 14.16.04

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参照:Automotive News Europe, Rimac

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