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メルセデス・ベンツは2025年までに「全体の15-25%をエレクトリック化」。果たしてそう上手く行くかな?

2018/01/28

| メルセデス・ベンツは大きくEVシフト |

メルセデス・ベンツはそのエレクトリックシリーズ「EQ」の販売を高め、2025年にはメルセデス・ベンツ全体の15-25%にまで高めたい、とのこと。
メルセデス・ベンツは2017年に229万台を販売しており、そのうちの15-25%という(10%の開き)は台数にするとかなり差が大きいように思いますが、つまりは「まだ全然EV販売は読めない」ということなのでしょうね。

工場にも投資し、すでに後戻りはできない

なおメルセデス・ベンツはEQの発売について当初「2025年までに」としていたものの、今回「2025年までに全体の15-25%」という数値を語っているところを見るに、「発売は前倒し」の可能性が高そう(今は2019年デリバリーを目指している)。
ただ、この「EQ」が純粋な「EQブランドで発売するEV」を指すのか、それとも既存メルセデス・ベンツブランドとEQとのコラボモデル(今でもPHEVには”EQ”という名称が付与されている)も含むのかは不明。

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現在メルセデス・ベンツは米国にエレクトリック関連工場を建設していますが、ここでは年間30万台の生産が可能だとされ、そしてこの30万台は現在のメルセデス・ベンツ全体の生産量のおよそ14%程度を占めるという「かなり高い生産能力」。
それだけメルセデス・ベンツはエレクトリックカーに期待をしているということになるものの、それは他メーカーも同じで、となると「そんなにEVが売れるのか」という疑問も出てきますね。

なお、各自動車メーカーの「2025年」までの目標は下記の通り。
これを達成した場合、あと8年の間に相当数のガソリン車がEVもしくはPHEVに置き換わるということになりますね。
さらに自動車最大市場の中国においては「中国の自動車メーカーの方がEV販売に関して(法的にもコスト的にも、中国市場の性質からしても)有利」ということを考えると、「そううまくは計画通りに行かないだろう」とも考えています。

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JUN(intensive911)

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