| ゴルフGTIファンが黙ってはいない |
ヒュンダイ、そしてその傘下のキアは他社との「比較」において自社を優位に見せるプロモーションを積極展開していますが、今回は「ヒュンダイ i30 NはゴルフGTIよりも運転が楽しい」と主張。
フォルクスワーゲン・ゴルフGTIというとホットハッチの代名詞のような存在で、ある意味では「ホットハッチのベンチマーク的存在、そしてメートル原器」。
ヒュンダイi30 Nはこんなクルマ
対するヒュンダイi30 Nは「i30」をベースに、ヒュンダイのパフォーマンスカー部門「N」がチューンしたハッチバック。
2リッターターボエンジンを持ち、246馬力を発生しますが、「パフォーマンスパッケージ」装着だと275馬力を絞り出して0-100キロ加速6.2秒というスペック。
電制デフ、電制サスペンションを持ち、トランスミッションは6速マニュアルのみという、けっこう本気なクルマです。
フォルクスワーゲン・ゴルフGTIは230馬力、0-100キロ加速は6.4秒となっており、スペックではゴルフGTIをi30 Nが凌駕している、ともいえますね(こちらのトランスミッションは6MTもしくはDSG)。
なお、ヒュンダイ「N」のトップはかつてBMW「M」のボスだったアルバート・ビアーマン氏。
ヒュンダイはVWアウディグループ、BMWから相当数の人材を引き抜いていますが、今回そのアルバート・ビアーマン氏がメディアに語ったところでは、「ヒュンダイ i30 NはVWゴルフGTIよりもサーキットに特化したクルマだ。ゴールは「より楽しく(サーキットを)ドライブすることだ」とのこと。
それにしても、かの「ゴルフGTIよりも優れる」というのは聞き捨てならない内容であり、いくらなんでも、という感じではありますね(本当だったら驚きますが)。
i30 Nはヒュンダイ「N」の市販車第一号で、イメージカラーは「パフォーマンスブルー」。
インテリアも標準モデルに比べてスパルタンな仕様となっています。
なお、ヒュンダイi30は「DRIVE」におけるカー・オブ・ザ・イヤーを獲得するなど、かなり評価の高い車でもありますね。
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