| 今までこれほど仔細にメルセデスAMG Oneを紹介した例はなかったように思う |
発売までには色々あり、発売後も物議を醸したハイパーカーではあるが、高いコレクション価値を持つことは間違いない
さて、ドバイ一の品揃えを標榜してオープンしたエキゾチックカーディーラー、ファーストモータースにてメルセデスAMG Oneの売り物が登場。
残念ながら価格は「ASK」なので販売価格を知ることは叶いませんが、いったいいくらで販売されているのかはちょっと気になるところですね。
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このメルセデスAMG Oneはこんな仕様を持っている
販売情報によると、ボディカーラーは「ブラック」、そして内装色もブラック。
ボディカラーは周囲の映り込みのせいかややグリーンっぽくも見えます。
メルセデスAMG Omeは、F1の心臓を持つロードゴーイングハイパーカーとして設計され、ルイス・ハミルトンがチャンピオンを獲得したF1レーシングカーと同じ1.6リッターV6ターボを搭載していますが、このエンジンは2つのエレクトリックモーターと組み合わされてシステム合計1063馬力を発生し、比類なきドライビングエクスペリエンスを提供する、というのが最大の謳い文句です。
生産されるのはわずか275台のみで、「F1のエンジンを搭載したハイパーカー」というほかに見られない排他性を持ち、現在世界で最もエクスクルーシブなハイパーカーのひとつとしての地位を確保しています。
その開発は困難を極めており、その甲斐あって「エンジニアリングの頂点」ともいうべき驚異的な技術が詰め込まれ、その最先端のテクノロジー、卓越したパフォーマンスが「未来の伝説」となるのは間違いなさそう。
なお、現在メルセデスAMG Oneはニュルブルクリンクのラップタイムにおける「最速」マシンですが、その記録は当分破られることはないかもしれません。
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シャシーは軽量かつ驚異的な剛性を実現するカーボンファイバー製モノコック、そしてボディパネルもカーボンファイバー製。
これらの組み合わせは卓越したハンドリングとコーナリング性能を約束し、エアロダイナミクスに優れたボディパネルは空気抵抗を低減し、ダウンフォースを向上させ、空力効率をさらに高めています。
メルセデスAMG ONEに搭載されるアクティブ・エアロダイナミクス・システムはフロントとリアウィングをリアルタイムで調整し、走行状況に応じてダウンフォースを最適化して空気抵抗を低減するというロジックを持っており、このシステムによってAMG ONEはサーキットでは最高のパフォーマンスを発揮するほか、公道ではその安定性を向上させることに。
なお、ステーには一部ケーブルなどが露出していて、このあたり「空気抵抗にならないのか」ちょっと心配になるところでもありますね。
ちなみにリアウイングの角度はかなり立ったところまで可動するもよう。
シャークフィン上の「AMG」文字はエンボス加工にて再現されており、比較的こだわった造形を持つことがわかります(ここはわざわざエンボスにする”機能的な必要性”はないものと思われるが、それでもこういった加工を取り入れるのは”美的”なこだわりだと思われる)。
メルセデスAMG Oneには”洗練された”プッシュロッドサスペンションシステムが搭載され、走行状況に応じてサスペンションの硬さを調整するアダプティブダンパーを採用することで公道では快適な乗り心地を提供し、サーキットでは正確なハンドリングを実現。
ホイールには複雑な形状を持つエアロカバーが装着され、空気抵抗を低減するとともに放熱効果を持たせているようですね。
このメルセデスAMG Oneにはメルセデス・ベンツのスリーポインテッドスターが記されていますが、そのカラーは「二色」あるもよう。
メルセデスAMG Oneのインテリアはこうなっている
メルセデスAMG Oneのインテリアは、F1マシンを運転しているかのような感覚を呼び起こすようデザインされており、コックピットはミニマルで機能的、かつすべての操作に手が届きやすいように設計されています。
ちなみにオーディオシステムはブルメスターが装着されており(グリルはシルバーではなくブラック仕上げ)、しかし走行中に音楽を聞くことができるレベルの静粛性が確保されているのかどうはかちょっとナゾ。※アストンマーティン・ヴァルキリーはヘッドセットがなければ隣の人との会話もままならないほどである
シートは車体に固定されており、これによって「シートレール」が不要となるのでシートポジションを下げることが可能になるなど、設計の自由度が向上することに。
じゃあドライビングポジションはどう調整するのということになりますが、ペダルセットを前後させることでドラポジを合わせるわけですね(こんな”ペダル調整電動スイッチ”を持つのはメルセデスAMG Oneくらいかもしれない)。
なお、メルセデスAMG Oneに関する情報は意外と少なく、よって今回ファーストモータースが公開した画像はけっこう貴重かも。
メーター、インフォテイメントディスプレイ、そしてセンタートンネルにも液晶ディスプレイ。
ステアリングホイールはレーシングカーライクなスクエア型、そしてカーボンファイバーによって成形され、トップ部分にはF1マシンよろしくLEDインジケーターが内蔵されています。
ちなみに左右スポーク部のスイッチは一部メルセデス・ベンツの市販車と共通しているようで、その「ギャップ」がなんとも面白いという感じですね。
左上にはDRSそしてライトスイッチ。
ドライブプログラムは「6つ」が用意され用意され、都市環境でのピュアエレクトリック走行からサーキットでの本格的なレースモードまでを選択可能。