| もう中国のポルシェ法人が何をしても驚かない |
このシュールなポルシェ911は現地の博物館などで展示されるようだ
さて、ポルシェは先ごろ、英国のアーティストであるクリス・ラブルーイ氏とのコラボレーションによる一連の「ポップアート化したポルシェ911」を公開しており、しかしなんと今回、ポルシェ公式にて「ポルシェの中国展開20周年記念」の一環としてそのアートを実際の911で再現してしまうという恐ろしいプロジェクトが実行されています。
その結果、見ての通り996世代のポルシェ911が「白鳥」と合体してしまったわけですが、これはもちろんクリス・ラブルーイ氏の作品を再現したもの。
同氏は「朝起きて、思いついたものを作品にする」というフリーダムな創作活動を行っており、それがポルシェの目に留まることとなってポルシェとのコラボレーションが実現したわけですね。※同氏は718ケイマンGTSを所有するポルシェファンでもある
その結果、この「空冷ポルシェ911のフラミンゴ化」が登場することになりますが、後に同氏の作風は多くのアーティストに影響を与えることとなっています。
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しかし中国ポルシェのイマジネーションには際限がなかった
そしてこの一連のコラボレーションアートだけで終わらなかったのがポルシェの中国法人で、「そうだ、このアートを現実にしよう」と思い立つことになり、そこで起用されたのが「中国にて、最初に正規販売された911」。
中国にポルシェの現地法人が設立されたのはつい20年前なので2001年ということになりますが、当時現役だったのが996世代の911であり、これを使用して製作されたのがこの不条理なアートということになります。
見たところ、実際のポルシェ911のボディを使用しているようですが、フロントフェンダーとリアフェンダーをつなげるかのようなカットがなされており、そこへオーバーフェンダー状の折返しが付けられています。
そしてそのボディをフロートの上に載せて白鳥の首から先をニョキっとフロントグラスから生えさせたのがこの作品ということになりそうですね。
中国のポルシェは「別展開」?
なお、中国のこういった独自展開傾向は今に始まったわけではなく、2020年には「中国オンリー」の専用キャラクター(パンダのように見える)が登場し、オンラインコンテンツにて展示車両の案内を行っています。
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なお、上述の通り中国はポルシェにとって大変重要な市場であり、そのため中国は「特別扱い」となっているもよう。
よって、中国を意識したボディカラーや、中国専用モデルも投入されているほか、中国には研究センターも設立されています。
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