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レンダリングでもこんなに過激な911は無かったな・・・。ケン・ブロックがポルシェ911をミドシップに改造しパイクスピークに挑む「フーニピッガサス」を公開

2022/05/18

レンダリングでもこんなに過激な911は無かったな・・・。ケン・ブロックがポルシェ911をミドシップに改造しパイクスピークに挑む「フーニピッガサス」を公開

| 搭載されるエンジンは4リッターフラットシックスをツインターボ化し1400馬力を発生 |

ケン・ブロックの車体制御スキルがどこまでパイクスピークで通用するのかはちょっとした見ものだ

以前はフォードとのパートナーシップにて活躍し、現在はアウディのスポンサードを受けるレーシングドライバー、ケン・ブロック。

今回はBBiオートスポーツが製作した最新のレーシングカーにて”アメリカ最古のレース”でもあるパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムに挑むと発表しています。

このレーシングカーは見ての通りポルシェ911(おそらく964)をベースとしたもので、その名も「フーニピガサス(Hoonipigasus)」。

これは自身の展開する「フーニガン(Hoonigan)」、そこに「ピッグ(Pig)」「「ペガサス(Pegasus)」とを組み合わせた造語だと思われますが、このうちの「ピッグ」とはもちろんボディカラーのインスパイア元になった「ピンクピッグ」。

ポルシェ「ピンクピッグ」とは?

このピンクピッグとはポルシェが1971年のル・マンに参戦させたポルシェ917/20を指し、またの名を「雌豚ベルタ」「トリュフハンター」とも。

この917/20は「917」と名がつくものの、それまでの917とは異なって「丸っこい」ボディを持っており、いかにも鈍重そうなこのクルマを見た際、スポンサーのマルティニが「この豚みたいなクルマにはマルティニカラーやロゴを用いることはまかりならぬ」とポルシェに通達し、例によって皮肉屋のポルシェは917/20に「豚」と誰が見てもわかるカラーリングを施してしまったというのがこの”ピンクピッグ”誕生の真相だとされています。

ポルシェによると、ポルシェが命名したのは「ピンクピッグ」ではなく単なる「ピッグ」だったそうで、命名したのはポルシェのデザイナーであったアナトーレ・ラパン。

こんな感じで「肉の部位」が点線とともに記されており、ポルシェ・ミュージアムでもトップクラスの人気を誇るほか、カーカバーやTシャツなどのグッズ展開もなされています。

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そして「ペガサス」とは、オイルメーカーのモービルが使用していたロゴであり(現在はエクソンと合併してエクソンモービルとなっている)、そのモービルの前身であるソコニー・バキューム社が1931年に誕生したときに登場したもの。

ちなみに「モービル」はもともとバキューム・オイル社が持っていたオイル名で、このバキューム・オイル社とスタンダード・オイル・オブ・ニューヨーク社(略してソコニー)とが合併してできたのがソコニー・バキューム社ですが、この合併による新会社誕生とともに赤いペガサスのマークが成立したというのが通説です(バキュームオイル社が黒いペガサス、ソコニー社が赤いガーゴイルのマークを使用しており、これらをかけあわせたと言われる)。※ソコニー・バキューム社が1950年代にソコニー・モービル・オイル、1960年代にはモービル・オイルに社名変更している

ちなみにこのペガサスマークは初期のポルシェに描かれていることが多く(その由来はわからない)、よって356のアウトローカスタム、911のレストモッド、はたまたポルシェ公式のコンセプトカーにペイントされていたことも。

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ポルシェ911「フーニピガサス」はこんなクルマ

そこで本題のポルシェ911「フーニピガサス」について、まずエンジン搭載位置はリアからミッドに移され(つまり相当に本気)、その出力はなんと1400馬力(4リッター・フラットシックス・ツインターボ)。

駆動方式は4WD、車体重量は1000kgだというので相当に高い戦闘力を持つと想像できますが、サスペンションについては「前年度のテレメトリーとGPSデータをもとに車高を調整することができる」のだそう。

Hoonipigasus-Ken-Block-Pikes-Peak-4

参戦するのはPPO(パイクスピーク・オープン)クラスで、ダウンフォースがモノをいう同レースに合わせて巨大なフロントスプリッターとリアウィングを持ち、前後フェンダーは超ワイド。

Hoonipigasus-Ken-Block-Pikes-Peak-1

本来リアウインドウがある位置にはエアスクープが設けられ、テールエンドはダックテール形状を持ち、そこにリアウイングのステーが貫通するという形です。

Hoonipigasus-Ken-Block-Pikes-Peak-3

なお、この車両のカラーそしてグラフィックをデザインしたのは元オリンピックスノーボーダー、ミュージシャン、ストリートアーティストという肩書を持つグッチゴースト(Guccighost)トラブルアンドリュー(Trouble Andrew)が担当し、ピンクピッグをそのまま再現するのではなく、グラフィティ調の絵柄を採用したところがユニークですね。

実際にこのクルマを駆るケン・ブロックは「パイクスピーク・ヒルクライムは、私がラリードライバーを続ける大きな理由の一つです。このヒルクライムに出場し、優勝したドライバーのリストには、ワルター・ロール、アリ・バタネン、ミシェル・ムートン、セバスチャン・ローブ、ロッド・ミレンなど、私のヒーローが数多く含まれています。パイクスピークというトップレベルのレースに参戦し、総合優勝を争うチャンスをずっと狙っていました」と語っており、かなり本気のチャレンジを行うもよう。

ちなみにケン・ブロックがパイクスピークを走るのは今回がはじめてではなく、レースデビューの年である2005年にグループNラリーカーを走らせたほか、2017年には「Climbkhana(クライムカーナ)」をパイクスピークにて撮影しています。

一方、マシンを製作したBBiオートスポーツは、パイクスピークにて8回の表彰台と5回のクラス優勝を記録しており、両車とも「申し分ない実績をもってレースに臨む」ことになりそうですね。

ケン・ブロックのニューマシン、「フーニピッガサス(Hoonipigasus)」を紹介する動画はこちら

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参照:Ken Block

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