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アルファロメオ・トナーレ PHEVを先行展示にて見てきた。最近の新型車の中ではおそらくNo.1のコストパフォーマンス、細部に至るまでよくできている【動画】

アルファロメオ・トナーレ PHEVを先行展示にて見てきた。最近の新型車の中ではおそらくNo.1のコストパフォーマンス、細部に至るまでよくできている【動画】

| ちなみにボクはアルファロメオを購入したことは一度もない |

ただし常にほしいと考えるブランドの一つであるのは間違いない

さて、発表を控えたアルファロメオ・トナーレ・プラグインハイブリッドQ4の先行展示を見にグランフロント大阪へ。

展示されているのはトナーレ・プラグインハイブリッドQ4 ”ヴェローチェ” のグリーンそしてレッドです。

なお、トナーレのPHEV版におけるグレード展開は3種類で、「トナーレ プラグイン ヴェローチェ(7,400,000円)」「トナーレ プラグイン TI(6,750,000円)」「トナーレ プラグイン サンルーフエディション(7,550,000円、150台のみ限定)」の3つ。

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参考までに、アルファロメオは非常に特殊なブランドイメージを持っており、たとえば「何に乗ってるの?」と人に訪ねたとして、「メルセデス・ベンツ」「BMW」「アウディ」という答えが帰ってきたとしても「ああそう」といった感じではあるものの、「アルファロメオ」といいう返答が返ってくると「えっ」となるかと思います(ぼくだけかもしれないが)。

つまりアルファロメオは通常の選択肢ではなく、なんらのこだわりが無ければ選ぶことがないであろうブランドであると認識していて、そういった製品を選ぶ人もやはり「こだわりのある人」という目で見ることになり、「アルファロメオ」というたった一言でその人となりを表し、またそれまでのその人の印象をひっくり返してしまうことだってあるわけですね。※同じようなブランドだと、アルピーヌ、マセラティ、ロータスが挙げられる

よってぼくも「何に乗ってるの?」と聞かれたときに胸を張って「アルファロメオ」と答えたいと常々考えているのですが、残念なことに今に至るまで購入の機会はありません。

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トナーレ プラグイン ヴェローチェはこんなクルマ

そこでこのトナーレ プラグイン(ヴェローチェ)を見てみると、外観は(プラグインハイブリッドではないマイルドハイブリッド版の)トナーレと基本的に共通なのだそう(たしかに公式サイトを見ても両者の見分けがつかない)。

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そしておそらく、唯一かもしれない「違い」がこのアルファロメオの蛇(ビショーネ)の頭部が”充電プラグ(コンセント)”になっていること。

これはちょっとおちゃめな部分でもありますね。

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ちなみに充電はその下にあるフラップを開いて行います。

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ドアミラーのウインカーレンズの「中」にはイタリアンフラッグ。

プリントやステッカーではなく「立体」なのでけっこう高級感があります。

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ボディサイズは全長4,530ミリ、全幅1,835ミリ、全高1,600ミリ。

日本だとまだ扱いやすいサイズだといっていいかもしれません。

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搭載されるエンジンは2リッター直4ターボ(160馬力)、そして興味深いのは前後「デュアルモーター」ということで、フロントモーターは45馬力、リアモーターは128馬力を発生し、システム合計だと出力は280馬力、0−100km/h加速は6.2秒を誇ります(トランスミッションは6速AT、もちろん4WD)。

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搭載されるバッテリーは15.5kWhのリチウムイオン、そして気になるEVモードでの走行距離はWLTCサイクルにて72kmなので、(2−3割ほど実際の距離が少なくなることを考えても)けっこう実用的という印象。

ここ最近、ガソリン価格がかなり高騰しており、よってぼくは今PHEVの購入を検討中なのですが、このトナーレ・プラグインは比較的有力な候補となりそうです。

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ヘッドライト内のデイタイムランニングランプは「3つの波」があり・・・。

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リアにも3つ。

これは「3×3デザイン」と呼ばれているそうですが、なぜアルファロメオが「3」にこだわるのかはちょっと謎であり、もしかすると「ティーポ33」ストラダーレに由来するのかも。

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左右テールランプの間にはLEDライトバーが設けられ、これによって先進的なイメージ、そしてワイド感が演出されています。

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なお、同じブラックでも「グロスブラック」と「セミグロスブラック」の使い分けが秀逸で・・・。

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グリルフレームはセミグロスブラックにペイントされ、なかなかに迫力があります。

ざっと外観を見たところ、樹脂むき出しだったり安っぽさを感じさせる部分はなく、全体的に見て非常に高い質感を持っているもよう(ウインドウフレームもペイントされている)。

トナーレはアルファロメオのCEOが交代した後にはじめて発売されるクルマですが、ジャン・フィリップ・インパラート新CEOは(前CEOのもとで開発が進められていた)トナーレの品質に納得がゆかず、複数回の販売延期を経たのちに”満を持しての”リリースとなっており、実際のところ「待った甲斐がある」出来なんじゃないかと思います。

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アルファロメオ
アルファロメオCEO「今までは販売台数稼ぎのため値引きもあったが、これからは違う。台数にはこだわらず、いかに1台を高く売れるかに注力し、BMWと同等の販売価格に引き上げる」

| 時間とコストはかかるが、それが目指すべき正しい道だと思う | 購入価格が高くとも、売却価格が高ければ顧客にとってもデメリットにはならない さて、先日「トナーレ」を発表したばかりのアルファロメオです ...

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ちなみにホイールの質感もなかなか。

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後部ドアのエッジはユニークな形状を持っています。

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アルファロメオ・トナーレのインテリアはこんな感じ

そしてこちらはアルファロメオ・トナーレ・プラグイン(ヴェローチェ)のインテリア。

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やはりなかなかに質感が高く・・・。

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かなりよくできているという印象。

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これだけの品質を持つプラグインハイブリッド、しかもアルファロメオのSUVがこの価格で購入できるのはバーゲンプライスだと言えるかもしれません。

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なお、トナーレのコストパフォーマンスが非常に高いのは、ステランティスグループ内で「持てる資産を有効活用している」ためだと思われ(ステランティスのカルロス・タバレスCEOはコスト意識が非常に高い人物である)、シナジー効果が存分に発揮されたクルマだと考えて良さそうですね。

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その他の画像はFacebookページのアルバム「アルファロメオ・トナーレ・プラグイン|Alfaromeo TONALE PLUG-IN HYBRID Q4(122枚)」にて公開しています。

アルファロメオ・トナーレ・プラグインを見てきた際の動画はこちら

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