| 「ブルー」はかつてのフェラーリにとってレッドと同じくらい重要なカラーでもある |
ただしここまで内外装で「フレンチ」を主張する例は珍しい
さて、フェラーリが自社のパーソナリゼーションプログラム「テーラーメイド」にてカスタムしたローマを公開。
最大の特徴はかつて開催されていた公道レース「ツール・ド・フランス」をイメージしたカラーリングで、鮮やかなブルーにフレンチトリコローレを再現したリバリーが目を引きます。
なお、このブルーには「マット」フィニッシュが施されており、近年のフェラーリにて人気が高まっている仕上げでもありますね。
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フェラーリはツール・ド・フランスと深い関わりを持っている
現在「ツール・ド・フランス」というと自転車レースを指しますが、かつてのツール・ド・フランスとは自動車レースを意味しており、フェラーリもまたツール・ド・フランスの歴史に名を刻んだブランドの一つです。
もっとも有名なのは1956年のツール・ド・フランスにて優勝を飾った250GTベルリネッタ・コンペティツォーネだと思われますが、このツール・ド・フランスにて優勝した自動車メーカーは、その名を製品に使用することが(主催者から)許されたといい、後の2015年には、このツール・ド・フランス・ラリーをイメージしたF12tdf(ツール・ド・フランス)も登場しています。
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なお、当時の250GTベルリネッタ・コンペティツォーネは大変に人気のあるヴィンテージレーシングカーのひとつであり、今回のローマのほか、以前にはこれをイメージした812GTSが製作されたことも。
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そして今回のローマもまた当時のレーシングカーをイメージした仕様を持っているものの、随所に現代的な仕上げが見られ、そこはオーナーさん、そしてフェラーリのテーラーメイドを担当するスタッフの素晴らしいセンスの賜物といったところかもしれません。
「ツール・ド・フランス」を意識したフェラーリ・ローマの内装はこおうなっている
そして今回公開されたローマの内装もまた外装に劣らず素晴らしい仕上げをもっており、シートはなんと左右で色違い。
右側はブルー、そして左側はレッド、そしてセンターコンソールにはホワイトのラインが入ることでフレンチカラーをイメージしているわけですね。
さらには一部パネルにウッドが使用されるなどクラシカルな意匠も光り(ステアリングホイールにもフレンチカラーが再現されているようだ)、何から何までもが特別な一台だと言えそうです。
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