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「私は誰がフェラーリに相応しく、誰がそうでないか知っている」。限定フェラーリの購入権をジャッジする男が登場

2017/07/27

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フェラーリにおける「重要人物」、エンリコ・ガリエラ氏が「ドクター・ノー(NO)」としてメディアに紹介。
なぜ「NO」かというと、それは彼が「フェラーリの限定モデルを誰に売るか」を決める権利を持っており、結果的に多くの顧客に「NO」と伝える必要があるため、だそう(けっこう嫌な仕事だと思う)。

エンリコ・ガリエラ氏によると「フェラーリの限定モデルは実際に生産されるよりも、遥かに多くの需要がある。選ばれた人は”ギフト”を受け取るようなものだ」。
なお、エンリコ・ガリエラ氏の語る「この仕事のもっとも辛いところ」は「殆どの顧客に対し、通常業務として”NO”と言わなければならないところ」とのこと。

なお、ラ・フェラーリ・アペルタについては「(限定台数よりちょっと多い)200人に購入の意志があるかを確認したところ、すべての人がイエスと答えた」としており、ラ・フェラーリ・アペルタは「希望制」ではなく「招待制」であったこともわかります。

ラ・フェラーリ・アペルタの購入者には起業家のJosh Cartu氏や、世界最高年俸を誇るシェフ、ゴードン・ラムゼイ氏が含まれますが、一方で「世界で最も貴重なフェラーリ」を持つプレストン・ヘン氏(2017年死去)、5大スペチアーレを全て揃え、ラ・フェラーリ・アペル他の購入権を得ようとさらに何台も(F1マシンまでも)フェラーリをコレクションに追加したデビッド・リー氏(ミュージシャンではなく実業家のほう)も「NO」と伝えられた人たち。

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なお、プレストン・ヘン氏はこれを不服として裁判を起こしたり、ネガティブキャンペーンを展開する騒動にまで発展しています。



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エンリコ・ガリエラ氏は「だれが”いい顧客”で、だれが”フェラーリにふさわしくない”かを把握している」といい、フェラーリにふさわしくない顧客は「たとえ王であろうとも」購入希望を断る、としています(これが独裁者だったら殺されそうで怖い)。

さらに、こういった限定フェラーリは「従業員も買うことはできない」としており、唯一購入できる従業員はフェラーリF1チームのドライバーだけ、とも語っています(たしかにスクーデリア・フェラーリのF1ドライバーはフェラーリの従業員と言える。変な感じですが)。

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