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フェラーリ250GTOやランボルギーニV12エンジンを設計した「ビッザリーニ」の名が現代に復活!中心人物は前アストンマーティン重役

投稿日:2020/11/15 更新日:

| 日本だとビッザリーニと言われてもピンと来ないが、欧州だと相当に高い知名度があるようだ |

アルファロメオやフェラーリにて自動車やエンジンの設計に関わり、「天才」とまで呼ばれたジオット・ビッザリーニ。

1926年にトスカーナにて生を受け、1952年にフィアット、1953年にアルファロメオ、その後1957年にフェラーリへと移り、「世界で最も価値の高いクルマのひとつ」、250GTOを設計しています。

ジオット・ビッザリーニは反乱によってフェラーリを去る

1961年にはエンツォ・フェラーリの息子、アルフレッド(ディーノ)が若くして亡くなり、その後エンツォの妻ラウラがフェラーリの経営(製造やレース運営)に干渉するようになったことからカルロ・キティ、そしてジオット・ビッザリーニはじめフェラーリの古参メンバー8人がエンツォ・フェラーリに抗議文を送り、しかしエンツォは逆にこれら8人をクビにするという”宮廷の反逆”が勃発。※これによってフェラーリの経営が不安定になり、1964年の「フォードの買収」そして交渉決裂、1966年のル・マンにつながってゆく

フェラーリを去った直後にジオット・ビッザリーニはランボルギーニへと雇われることになり、ミウラはじめカウンタック、そしてムルシエラゴにまで使用されることになるV12エンジンを設計したと言われますが、フェルッチョ・ランボルギーニに対しては「フェラーリのように、企業としてレースに取り組むのはやめたほうがいい。企業が疲弊してしまうから」と助言を行い、これがもとでフェルッチョ・ランボルギーニは社是として「モータースポーツ活動を行わない」と決めたという話もあるようです(諸説ある)。

さらにその後ジオット・ビッザリーニはカルロ・キティらと興したファクトリー、そして自身の名義としてもいくつかクルマを発売するものの、ビッザリーニ名義でもっとも成功したクルマは5300GT(下の画像)で、ちょっと前にはザガートがこの「ビッザリーニ5300GT」をフィーチャーしたスーパーカーを限定販売するとアナウンスしたばかり。

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そしてイギリスにてビッザリーニ復活

前置きが長くなりましたが、今回イギリスの高級車ディーラーグループ「ペガサスブランド」がこのビッザリーニを復活させると報じられており、このプロジェクトに関わるのは前アストンマーティンの重役3名。

まずはアストンマーティンのCEOと会長を努めたウルリッヒ・ベッツ博士(ポルシェにて993などを設計した人物)、アストンマーティンの中東そして北米法人のトップであったクリストファー・シェパード氏、そしてアストンマーティンにてマーケティング部門の重役を務めたジャネット・グリーン氏の3名が新生ビッザリーニに中心人物になるだろうと報じられています。

現時点では具体的な車種、タイムテーブルについては明かされておらず、しかし拠点はロンドン、ジュネーブ、クウェート、アブダビ、ドバイになると言われており、この立地を見るに、出資者は「中東」だと考えて良さそうですね。※アストンマーティンの株式について、中東の投資会社が多くを保有していたと言われる

なお、ビッザリーニと言うと「5300GT」が有名ではあるものの、ぼくとしてはイタルデザインによる「ビッザリーニ・マンタ(ビッザリーニP538ベース)」が心に残ります。

これはジョルジエット・ジウジアーロが自身のデザイン事務所「イタルデザイン」を構えて初めてデザインしたクルマで、なんと「センターシート」。

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つまりマクラーレンF1よりも先にセンターシートを採用したということになりますが、これはロールセンター云々が理由ではなく、ベースがレーシングカーのP538だったので、やむなくセンターシートになった、と言われます。

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なお、センターシートの両脇にシートを追加したので車幅が広いことも特徴で、それが「マンタ(イトマキエイ)」という名の由来となったなのかもしれませんね。

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参照:Autocar, Italdesign

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