>フェラーリ

フェラーリ・テスタロッサの外観をなるべく維持し「中身を最新に」アップデートしたレストモッド登場!当時の自動車電話はBluetoothに、最高速は290km/hから324km/hへ

2021/10/10

フェラーリ・テスタロッサの外観をなるべく維持し「中身を最新に」アップデートしたレストモッド登場!当時の自動車電話はBluetoothに、最高速は290km/hから324km/hへ

| さらにこのテスタロッサにはABSやトラクションコントロールも追加されている |

このフェラーリ・テスタロッサが販売されるかどうかはわからないが、けっこうな需要がありそうだ

さて、以前にスイスのファクトリー、オフィチーネ・フィオラヴァンティが「フェラーリ・テスタロッサのレストモッドを行っている最中」だと発表していますが、今回はめでたくそのレストモッドが完成し、その公式フォトをリリースしています。

なお、オフィチーネ・フィオラヴァンティの「目標」は、なるべく純正の外観を維持しつつも機能や性能をアップデートし、時速320キロを超えること。

そして今回、見事にその目的が達成されたようですね。

スイスのファクトリーがフェラーリ・テスタロッサをレストモッド
【動画】スイスのファクトリーがフェラーリ・テスタロッサをレストモッド!「時速321キロで走れる、現代レベルのスーパーカー」を目指す模様

| フェラーリ・テスタロッサはある意味「もっとも愛されるフェラーリ」 | オフィチーネ・フィオラバンティは、フェラーリ・テスタロッサのレストアとカスタム(レストモッド)を行ない、時速200マイル(32 ...

続きを見る

オフィチーネ・フィオラヴァンティ・フェラーリ・テスタロッサはこんな仕様を持っている

今回公開されたオフィシャルフォトを見ても、「ほとんどオリジナルとの違い」がわからないのが今回レストモッドされたフェラーリ・テスタロッサ。

ただし灯火類の色温度から見て、光源にはHIDもしくはLEDが用いられているのではと思います。

ferrari-testarossa-restomod (7)

ホイールはオリジナル同様の「スター」シェイプながら、そのサイズは16インチからフロント17、リア18インチへとサイズアップ。

ferrari-testarossa-restomod (8)

搭載されるのはオリジナルの4.9リッター12気筒エンジンではありますが、最高出力は(欧州仕様の)385馬力から510馬力、トルクは599Nmにまで高められています(改造の内容については公開されていない)。

この出力向上をもって、当時の最高速であった290km/hを324km/hまで引き上げているということになり、ヘッドカバーはその名称の由来となった「レッド(テスタロッサは”赤い頭”、つまりレッドのヘッドカバーを指している)」。

ferrari-testarossa-restomod (5)

サイドのフィンも健在。

このフィンはテスタロッサを「テスタロッサたらしめている」最大の特徴かと思われ、過去には様々なチューナーや個人がこれをモチーフに取り入れています。

ferrari-testarossa-restomod (4)

オフィチーネ・フィオラヴァンティ・フェラーリ・テスタロッサの中身は大きく「アップデート」

ニックネームは「ポルシェテスタロッサ」!リンスピードがポルシェ911をフェラーリ風に改造したコンプリートカー、R69ターボ
ニックネームは「ポルシェテスタロッサ」!リンスピードがポルシェ911をフェラーリ風に改造したコンプリートカー、R69ターボが競売に登場

| どうしてこんなクリーチャーができてしまったのかボクにはわからない | さて、非常に珍しいポルシェ930ターボのカスタムカー「リンスピード・ポルシェR69ターボ」が競売に登場。パっと見たところ個人が ...

続きを見る

ブレーキはブレンボ製の「レーススペック」。

ホイールは上述の通り、オリジナルデザインを踏襲しつつもフロント17/リア18インチにサイズアップされ、タイヤは「レース用」が装着されている、とのこと。

ferrari-testarossa-restomod (3)

ちょっと面白いのは、ABSやトラクションコントロールといった運転支援デバイスを追加したこと。

現代のクルマからこれらを取り除くことはあっても「追加」する例はかなり珍しく、そしておそらくは「オーダーメイド」でしか調整を行えないため、そのハードルも非常に高いものと思われます。

ferrari-testarossa-restomod (6)

そのほか、このオフィチーネ・フィオラヴァンティは「テスタロッサを130kg軽量化した」とも発表しており、そうとうな運動性能の向上が見込めそうですね(当初、120kgの軽量化を行うとしていたものの、予定よりも多くの軽量化が達成できたようだ)。

ferrari-testarossa-restomod (9)

今回、内装の画像は公開されていませんが、プラスチック製の部品を取り除き、アルミニウム製の部品に変更したこと、「カーステレオ」がApple CarPlayに対応となったこと、オリジナルの自動車電話を残しつつもBluetoothを使用して通話可能になったことなどがアナウンスされています。

フェラーリ・テスタロッサは何かとホットなクルマだった

フェラーリ・テスタロッサは1984年に発売されており、当時はちょうどアメリカや日本経済が大きく成長していた時期でもあったため、世界的に大きな人気を博したスーパーカー。

その特徴的なデザインが人気に拍車をかけたことも間違いなく、アメリカでは「マイアミ・バイス」にて使用されたこと、日本ではバブル経済の影響にてその認知度を大きく高めています。

本体「オープンモデル」が存在しないクルマではありますが、マイケル・ジャクソンが出演するペプシのコマーシャルのため、そしてフィアット会長のために作られたワンオフモデルがそれぞれ存在することも有名ですね。

マイケル・ジャクソンのために作られた、フェラーリ・テスタロッサの「オープンモデル」が中古市場に登場

| まさに何でもアリだった80年代の象徴 | 1987年に放映された、マイケル・ジャクソンが出演するペプシのコマーシャルのためだけに「ワンオフで」製造されたフェラーリ・テスタロッサ・コンバーチブルが中 ...

続きを見る

合わせて読みたい、フェラーリ・テスタロッサ関連投稿

フィアット元会長がフェラーリに作らせた、ワンオフの「テスタロッサ・スパイダー」公開。数々のドラマがそこにあった

★すでにオークションにかけられ、1億5000万円で落札★ フェラーリは今年70周年を迎え、世界各地でイベントを開催中。そんな中、ジャンニ・アニェッリ氏のために作られた、「世界に一台のテスタロッサ・スパ ...

続きを見る

【動画】キミは知っていたか!?フェラーリ・テスタロッサのシートベルト装着方法が異次元すぎる件

| この装着方法と動きはまったく予測できなかった | さて、今日はフェラーリ・テスタロッサの「ちょっと特殊な」シートベルト装着方法を紹介したいと思います(テスタロッサがこういったシートベルト構造を持っ ...

続きを見る

【動画】17年間放置されていたフェラーリ・テスタロッサの存在が明らかに!ユーチューバーが修理にかかるコストを算出するも「割に合わない」

| 見た目はさほど傷んでなさそうだが、テスタロッサの価値自体がさほど高くないことが理由? | さて、フェラーリのレストアに情熱を傾けるユーチューバー、ラタロッサ(Ratarossa)氏。そのアカウント ...

続きを見る

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

->フェラーリ
-, , , ,