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かつて日本人からの注文によってランボルギーニが「正式に」ラインアップに加えたバルーンホワイト!そのカラーを身にまとうウラカンEVO RWD

2020/10/17

| このボディカラーは非常に珍しい |

さて、ランボルギーニ大阪さんへとウラカンEVO RWDの残金を支払いに行った時、ショールームに展示されていたバルーンホワイトのウラカンEVO RWD。

このバルーンホワイトというのはちょっと特殊な背景を持っていて、ここでその画像と共に紹介してみたいと思います。

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ランボルギーニのボディカラーの大半はギリシア神話に基づく

なお、ランボルギーニのボディカラーの大半はギリシア神話に因んだネーミングを持っていて、たとえばぼくが以前乗っていたウラカンのボディカラー、ビアンコ・イカルスはあの「囚われの身から自由になるために、鳥の羽根を集めてロウで固めた翼をもって大空へと旅立った」青年の名(ただし太陽に近づきすぎ、その怒りを買い、熱によってロウが解け、翼を失い墜落死する。ぼくはこの話が大好きだ)。

そしてヴェルデ・マンティスの「マンティスは」ギリシア神話における預言者を指し(預言者が信託を得る際に両手を合わせる様子がカマキリ=マンティスに似ている)、ジアッロ(イエロー)ミダスの「ミダス」はなんでも触れたものを黄金に変えてしまう王の名。

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ブルー・アイゲウスの「アイゲウス」はギリシャ神話上だとアテネの設立者にしてその王であり、エーゲ海の名称の由来とされるもの。

ジアッロ・インティはランボルギーニにしては珍しくギリシャ神話ではなく「インカ神話」に出てくる太陽神の名称で、インティ神は「水・土・火」を司る絶対的な存在とされ、のちに「ビラコチャ」として語り継がれることに。

余談ですがナオト・インティライミの「インティライミ」は、「インティ(太陽神)」「ライミ(祭り)」、つまり「太陽神祭り」という意味。

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バルーン・ホワイトは日本人の考案によるカラーだとされている

ただ、ランボルギーニのボディカラーの中にも、こういった神話由来ではないものもいくつかあり(ブルー・ル・マンなど)、このバルーンホワイトもそのひとつ。

そしてこのバルーンホワイトがその中でも特別なのは、「日本人がガヤルド発注時に、この色をランボルギーニにカスタムオーダーし、その後定番オプション色になった」ということ。

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それまでスーパーカーやスポーツカーにホワイトというのは「常識外れ」で、とくに欧州でホワイトというと味気ない色であり、営業車やタクシーに使用されるものだという認識があったそうで、ものの本によると、このバルーンホワイトのオーダーを受けたランボルギーニも「えぇ・・・」という反応だったそうですが、実際に塗ってみると「アラいいじゃない」ということで正式ラインアップとしてそ採用されたと言われれています。

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そしてランボルギーニは「ホワイト」に対する認識を改めることになりますが、その後に企画された「コンセプトS(ルク・ドンカーヴォルケによるデザイン)」はまずホワイトのボディカラーありきにてデザインがなされた、とのこと。

ちなみにぼくはホワイトのガヤルドを見てランボルギーニを買おうと考えたくらいなので「ホワイトのランボルギーニ」に対しては強い思い入れがあり、ガヤルドにはビアンコ・モノセルス、ウラカンにはビアンコ・イカルスを選択(ただしその後に注文したウラカンEVO RWDはブルール・マン)。

なお、ぼくはボディカラーそのものについてはもちろんですが、ボディカラーの「名称」「由来」について強い興味を持っています。

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なお、このバルーンホワイトはいわゆる「パールホワイト」で、このパールについても「伊勢志摩産の真珠を砕いて混ぜている」という話もありますね(機会があれば真実かどうか確認してみたいと思う)。

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ウラカンのボディは「折り紙」をモチーフとしているといいますが、「折り目」ごとの面によって美しい陰影を楽しむことができるようです。

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このウラカンEVOには「スタイルパッケージ ボディカラー同色」が装着されているので、フロントバンパー、サイドステップ下部はボディカラー同色へ(この部分はグロスブラックも選べる)。

この部分をボディカラー同色にすると、同じホワイトでもソリッドだと(ホワイト部分が増えるので)ボッテリ見えることもありますが、パールだと逆にメリハリがついてボディラインの美しさが際立つようですね。

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ちなみにグロスブラックを選ぶとこんな感じ。

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ボディカラー同色だとこう。

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リアディフューザーはボディ同色。

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