>ランボルギーニ ■新型車・スパイフォト・ウワサなど

え?ランボルギーニが公式に「2021年にV12モデルを2つ発表する」と発表!いったいどんな可能性があるのか考えてみた

2021/03/19

ランボルギーニ・アヴェンタドールSVJ

| おそらくはアヴェンタドールをベースにしたワンオフモデルなんじゃないかと予測 |

さて、ランボルギーニが「2021年に、V12エンジン搭載のニューモデルを2つ発表する」とアナウンス。

これは公式プレスリリースにおいて言及されたもので、まさに晴天の霹靂。

ここで「新型V12」モデルにはどういった可能性があるのかを考えてみましょう。

「新型V12」はアヴェンタドール後継モデル?

まず、新型V12と聞いて思い浮かべるのはアヴェンタドール後継モデル。

アヴェンタドールは登場から10年を数え、通常のライフサイクル(ランボルギーニでは10年)を考慮するとそろそろ後継モデルへとバトンタッチする時期。

ただしアヴェンタドール後継モデルは「V12+ハイブリッド」と決まったものの、バッテリー含むシステム要件については様々な可能性を検討している途中で、とくにバッテリー性能が「ランボルギーニの求めるレベルに達していない」ため、その進歩を待っている状態だとも。

そのため、アヴェンタドール後継モデル(次期V12モデル)の発表は2024年頃になるだろうという報道もあり、今年にアヴェンタドール後継モデルが発表されることはないと考えています。

ランボルギーニ・アヴェンタドール後継モデルは2024年まで発売延期との報道。エンジンがV8化され、ウラカン後継モデルと車体や足回り、パワートレインまでが共通化されるとのウワサ

| もしそうなるとランボルギーニのアイデンティティが一気に崩れ去ることに | ランボルギーニ・アヴェンタドールの後継モデルの発売が「2024年に延期される」とのウワサ。アヴェンタドールは2011年に発 ...

続きを見る

ちなみにフォルクスワーゲンは自社による「バッテリー工場」を6拠点建設すると発表しており、これら工場では2023年よりエネルギー密度が高く、安価なバッテリーを生産するとも発表。

よって、次期ランボルギーニV12モデル、次期V10モデルについては、自社製新型バッテリーを積む可能性が高く、よって2023年以降の発表・発売となりそうです。

フォルクスワーゲンがオンラインイベントを開催し重大事項を発表
フォルクスワーゲンがオンラインイベントを開催し重大事項を発表!「最高のバッテリーにて電動化レースでのポールポジションを獲る」。新型バッテリーにてEV価格は30-50%も下がる可能性がありそうだ

| 韓国のサプライヤーはこの計画から除外され、「フォルクスワーゲンショック」が韓国で発生 | さて、フォルクスワーゲンが「パワーデー」を開催するというのは既報のとおりですが、そのパワーデーにおける最大 ...

続きを見る

アヴェンタドールのフェイスリフト版?

そしてもうひとつ考えられるのが、アヴェンタドールの「最新フェイスリフト(マイナーチェンジ)版」。

アヴェンタドールは現在「アヴェンタドールS」へと進化していますが、モデルライフを延長するのであれば、新鮮さを保つためにもう一度フェイスリフトを行う可能性も。

そして今回、「V12モデルを2種」とあり、アヴェンタドールSの「クーペ」「ロードスター」がともにフェイスリフトを受けるのであれば辻褄も合いそうですが、プロトタイプも目撃されていない状況で、クーペとロードスターとの両方が一気にフェイスリフトを、というのはちょっと考えにくいかもしれませんね。

なお、昨年夏に「謎」アヴェンタドールも目撃されており、これがアヴェンタドールSのフェイスリフト版である可能性も否定できません。

これは一体?謎のランボルギーニ・アヴェンタドールが目撃。フェイスリフトモデル、もしくはカウンタックモチーフの限定モデルかと話題に

| 現段階では、どちらの可能性も捨てきれない | 謎のランボルギーニ・アヴェンタドールが目撃されてちょっとした話題に。ざっと見るとサイドステップ、リアエンジンフード、リアウイング、リアバンパー形状が現 ...

続きを見る

新たなるV12限定モデル?

ランボルギーニは「少量限定モデル」ビジネスを強化しており、シアンKFP37/シアン・ロードスター、エッセンツァSCV12といったモデルを発売済み。

よって、今回の「2つのV12モデル」がなんらかの少量限定モデルという可能性も残されており、とくに少量限定モデルは非常に利益率が高いので、現在のように「不安定な」状況における貴重な収入源となるため、急遽ランボルギーニが少量限定モデルの販売を決定した可能性も。

ランボルギーニ史上最強!830馬力を発生する自然吸気V12エンジンを積むハイパーカー、”ESSENZA(エッセンツァ) SCV12”発表

| 購入者は”専用ガレージ”を利用可能 | ランボルギーニが先日より予告していたニューモデル、”ESSENZA”SCV12をついに発表。これは行動走行不可、サーキット走行オンリーの限定ハイパーカーで、 ...

続きを見る

はたまた「ワンオフモデル」?

ランボルギーニは現在「少量生産限定モデル」に加えて「ワンオフ」モデルの製作にも力を入れており、最近だとSC18アルストン、SC20を発表済み。

そして「18」「20」というナンバーが存在するからにはほかの番号を持つワンオフモデルが存在すると考えてよく(事情により公開できないモデルもあるとは思う)、これまでに製作を進めていたワンオフモデルが発表されるのかもしれません。

ランボルギーニの新型ハイパーカー、SC20
ランボルギーニが「SC」シリーズ第二のワンオフモデル"SC20"発表!過去の特別モデルからデザインを継承したスピードスター

| SC18から2年、「2台目の」スクアドラ・コルセによるワンオフモデル | さて、ランボルギーニが予告通りワンオフハイパーカー、SC20を正式発表。アヴェンタドールをベースとしながらも6.5リッター ...

続きを見る

なお、フォルクスワーゲングループが公式に発表した「2021年新車計画書」において、ランボルギーニだと「ウラカンSTO」のデリバリーしか記載されておらず、今回ランボルギーニがアナウンスした「V12モデルを2つ」については触れられていないため、この新型V12は(ビジネス上の観点から言及するほどの規模ではない)量産モデルではないと考えるのが妥当であり、ぼくとしては「ワンオフモデルが2つ発表」されることになるのだろう、と考えています。

ポルシェのエンブレム
VWグループの「2021年新車計画」公開!ランボルギーニとブガッティは「ゼロ」、一方ポルシェは「マカン改良、911サファリ投入」など忙しい1年に。電動化に対応しないブランドにはちょっと冷たいな・・・。

| いかに資本を電動化に集中したいとはいえど、ランボルギーニとブガッティはちょっと可哀想 | さて、フォルクスワーゲングループはつい先ごろオンラインにてメディアカンファレンスを開催し、その資料はなんと ...

続きを見る

合わせて読みたい、ランボルギーニ次期V12モデル関連投稿

ランボルギーニ・アヴェンタドール
ランボルギーニ幹部が明言!「アヴェンタドール後継はV12自然吸気継続、ただしハイブリッド」。なおハイブリッドの内容については詳細が語られず

| これまでにもアヴェンタドール後継については様々なウワサが流れてきたが | さて、ランボルギーニ・アヴェンタドールは登場から9年経ち、先日「1万台の販売を突破した」と報じられたところ。ランボルギーニ ...

続きを見る

ランボルギーニ「アヴェンタドール後継モデルは、シアンに使用しているスーパーキャパシタは使用しない」。なかなか電源が決まらないようだ

| シアン・ロードスター発表時には”これが未来”という主張だったが | さて、ランボルギーニは先日、4億円に迫ろうかという価格のハイパーカー「シアン・ロードスター」を発表していますが、こちらは電源に「 ...

続きを見る

ランボルギーニ・アヴェンタドール後継は「1000馬力超のモンスター」。新設計のカーボンモノコックを採用し3モーターハイブリッド採用

3モーターハイブリッドはポルシェ918スパイダーと同じ? ランボルギーニ・アヴェンタドールは2011年に登場し、2016年に「アヴェンタドールS」へと進化。予定通りにゆけば2021年あたりに後継モデル ...

続きを見る

参照:Lamborghini

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

->ランボルギーニ, ■新型車・スパイフォト・ウワサなど
-, , , , , ,