>ランボルギーニ ■自動車各社業績/ランキング/記録等

ランボルギーニがこの時点で「2021年の生産キャパ分のほぼすべてを売り切った」とコメント!納車待ちが長くなる?もしくはグループの協力を得て増産?

2021/06/15

ブルーのランボルギーニ・ウラカンEVO RWD

| ランボルギーニは年初からその好調ぶりに触れていたが |

コロナによる「自粛」が逆に有利に働いたようだ

さて、ちょっと前にはスイスのクァンタム・グループによる買収報道が複数回出てきたランボルギーニ。

直近だと約1兆3000億円にて買収を申し入れたとされますが、ランボルギーニの直接の親会社であるアウディは「ランボルギーニは売り物ではない」とバッサリ。

これだけの買取額をつける理由として、「もちろんランボルギーニが利益を出しているから」というものがあるかと思いますが、実際のところランボルギーニは「2021年の生産キャパシティ分をほぼ売り切った」とも報じられています。

ブルーのランボルギーニ・ウラカン
ランボルギーニの買収案件続報!いったんは拒否されたクァンタムが買取額を27%上げて再交渉に臨むようだ

| 結果的に買収提案をはねつけたことでランボルギーニの価値が上がったようだ | ただしランボルギーニ、そしてアウディとVWが交渉のテーブルにつくか、そして買収を受け入れるのかどうかはわからない | さ ...

続きを見る

2021年が始まった頃にはすでに「2021年の生産キャパシティの半分に相当する受注」があった

これはAutomotive Newsが報じたところで、同メディアがミラノ・モンツァ自動車ショーの会場にてランボルギーニCEO、ステファン・ヴィンケルマン氏へとインタビューを行ったところ明らかになったのだそう。

ただ、ランボルギーニは、今年1月の時点で「2021年の生産キャパシティの半分を売り切った」ともコメントしているので、そこから5ヶ月経過した現在、「2021年分全部を売り切った」としても不思議はないのかもしれません。

ランボルギーニ・ウラカン
ランボルギーニの2020年世界販売は-9%の7,430台!コロナ禍にて70日間も工場が稼働停止するも力強い需要に支えられ、すでに「2021年前半分の生産キャパを超える受注を獲得」

| ランボルギーニの2020年はコロナ禍にも関わらず強いブランドパワーを発揮した | さて、ランボルギーニが2020年の販売台数ならびに2020年のレビュー、2021年の展望を発表。まず、その概要は下 ...

続きを見る

ランボルギーニ・アヴェンタドールSVJ

生産キャパシティに達するとどうなる?

なお、生産キャパシティとは、ランボルギーニの場合(フェラーリのように販売台数を意図的に絞っているわけではないので)、「1日に生産できる限界x稼働日数」ということになりそう。

ただ、あくまでもこれは「通常時」を想定した計算になっているものと思われ、この生産キャパシティを拡大するには、「シフトを増やして24時間、工場を稼働させる」ことで1日あたりの生産台数を増やしたり、「休日返上で」生産を行なうことが考えられます。

そして、それでも生産が追いつかない場合は、親会社であるアウディ、そしてフォルクスワーゲンの工場内のラインを「間借りしたり」「生産をお願いしたり」ということになりそうです(実際にポルシェはこれを行ったことがある。アウディから従業員を借りたことも)。

ポルシェ・タイカン
【今日のニュース:ポルシェ編】タイカンが人気すぎてアウディの工員400名がポルシェを手伝いに行く。ジャミロクワイもタイカンを絶賛etc.

| ポルシェ・タイカンは現時点で唯一テスラ・モデルSに対抗できるEVかもしれない | さて、先日その売れ行きが「予想以上」だと報じられたポルシェのEV(電気自動車)、タイカン。まずはそのタイカンに関わ ...

続きを見る

なぜこの時期に販売台数が急増?

そしてなぜコロナ禍のこの時期に販売が増えたのかということですが、それは「レジャーや外食に費やすお金が減り、そのぶんみんながモノを購入しているから」だと思われ、これは高級腕時計や宝飾品が好調と言われるのと同様かもしれません。

ランボルギーニのラインアップのうち、やはり伸びているのは「ウルス」だとも報じられていますが、ランボルギーニは2024年以降「全車ハイブリッドへと移行」するためにガソリンエンジンのみで走るスーパーカーの生産を行わない」ということになり、そのための「駆け込み需要」も多少なりともありそうですね。

レゴテクニックによる「実物大」ランボルギーニ・シアンFKP37が完成
ランボルギーニが2025年までのロードマップを発表!2024年にはガソリン車を全廃し全車ハイブリッドに、そして2025年以降には「初の」EVを発表

| ランボルギーニは新たなる新天地「コル・タウリ」を目指す | ついに「第4の」ランボルギーニ投入計画が具体的に さて、ランボルギーニが予告通り「将来のヴィジョン」について公開。これはランボルギーニC ...

続きを見る

合わせて読みたい、ランボルギーニ関連投稿

ランボルギーニ・ウラカンEVO
ランボルギーニの1モデルあたり販売台数は2,735台、フェラーリは2,532台。なぜランボルギーニはフェラーリを捉えることができたのか?

| ただしコロナ後はどうなるのかわからない | さて、東洋経済にて、「ランボルギーニがフェラーリに肉薄できた理由」という記事が掲載に。様々な角度から、そしてランボルギーニの歴史にもスポットを当てており ...

続きを見る

参照:Automotive News

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

->ランボルギーニ, ■自動車各社業績/ランキング/記録等
-, , , , , , ,