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ランボルギーニが「カウンタックの元祖」、LP500プロトタイプを現代に再現!当時の実車はすでに失われており、記録と記憶を頼りにゼロから1台のみを作り上げる

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ランボルギーニが「カウンタックの元祖」、LP500プロトタイプを現代に再現!当時の実車はすでに失われており、記録と記憶を頼りにゼロから作り上げる

| まさかランボルギーニがカウンタックLP500の再現を行うとは |

おそらくこのカウンタックLP500は公道を走行することができないと思われる

さて、ランボルギーニ・カウンタックは今年で50周年を迎え、ランボルギーニはそれを記念して「カウンタックLPI800-4」を発表したばかり。

ただしその余韻も冷めやらぬ中、なんとカウンタックの初期プロトタイプ「LP500」をゼロベースから製作し公開しています。

カウンタックLP500は1971年3月11日午前10時に公開されていますが、この際のデザインは(その後に発売される)カウンタックLP400とは様々な部分で異なり、しかし今回それを50年ぶりに再現したということになりますね。

ランボルギーニ・カウンタックLPI800-4
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カウンタックLP500はこんなクルマ

そしてこちらがオリジナルのカンタックLP500。

もちろんデザインはマルチェロ・ガンディーニの手によるもので、フロントやサイドのNACAダクト、Cピラーに相当する部分の「弁当箱」が無いなど(市販モデルのLP400とは)いくつかの相違があることがわかります。

Countach-LP500

これを冷却上の理由によってボディパネルを手直ししたり、ドライバビリティの問題からエンジンを5リッターから4リッターへとダウンサイジングして発売されたのが1974年の「カウンタックLP400」ということになりますね。

Lamborghini-Countach-LP500-Prototype-02

なお、このカウンタックLP500を製作している際には労働争議がピークを迎えており、パオロ・スタンツァーニはじめとする制作チームは、この争議によって作業が中断されることを恐れてピエモンテ地方の農家の納屋へとカウンタックを隠し、そこで農家の人がその試作車を見て「カウンタック!」と叫んだことがそのネーミングの由来だとされています(現地の方言で”驚いた”という意味。ただし諸説ある)。

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残念ながらオリジナルのLP500はクラッシュテストによって破壊されており、1台しか製作されなかったために「この世には存在しないクルマ」となっています。

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Lamborghini-Countach-LP500-Prototype-05

こうやって新しく「カウンタックLP500」が作られた

そして今回の「新車」であるカウンタックLP500ですが、2017年末にランボルギーニの愛好家がランボルギーニへとLP500の再現を依頼し、ランボルギーニのレストア部門であるポロストリコ、そしてデザイン部門のチェントロスティーレとの協力によって、25,000時間を費やして完成に至ったとのこと。

オリジナルのLP500が存在しないためにその製作は困難を極めることになり、ポロストリコでは入手可能なすべての文書、写真、会議の報告書、プロトタイプの原画、制作に関わった何人かの人々の記憶などを入手もしくはたどって数ヶ月に渡って分析することから開始。

ミッチャ・ボルカート氏率いるチェントロ・スティーレでは、当時の画像、ホモロゲーション・シート、さらに初代LP400の3Dスキャンを参考にして、プロトタイプのラインを再現するために2,000時間以上の作業を行ったと紹介されています。

Lamborghini-Countach-LP500-Prototype-06

その後「生産」に際しては量産型カウンタックのチューブラーフレームとはまったく異なるシャシーの構築から始まり、はてはボディワークにまで及びますが、どちらも「最新の技術的手段」で解析されてはいるものの、ボディパネルをを叩いて成形するなど当時のイタリアの伝統的なプロセスが用いられ、ミッドマウントされるV12エンジンを含む足回りには、70年代にレストアされたランボルギーニのスペアパーツや、完全にリビルドされたコンポーネントが使用されることに。

さらにはピレリの協力を得て、フロント245/60R14、リア265/60R14のチントゥラートCN12タイヤも再現され、これはフロント245/60R14、リア265/60R14というサイズを持ち、70年代のオリジナルタイヤと同じトレッドパターンと外観を持ち、しかしコンパウンドと構造は現代的なものになっているのだそう。

ボディカラーについては、オリジナルに近い特別色「Giallo Fly」で塗装されている、とのこと。

画像を見るに、ウインドウ類に濃いスモークが用いられており室内を見ることが出来ず、しかしこれまでのティーザー画像だと内装もしっかり際限されている模様。

おそらくは公道走行の認可が取得できず、よって登録はできない鋳物と思われますが、もちろんこのLP500をオーダーしたコレクターはこのクルマを大切に保管することになるものと思われ、走行させる機会は(イベントの搬入・搬出を除き)まず無いのかもしれません。

1971-Lamborghini-Countach-LP-500-3

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カウンタックはこの後にLP400、LP5000S、クワトロバルボーレ、アニバーサリー等様々なバリエーションを生み出し1990年まで生産されることになりますが、その元祖がこのLP500であり、そしてもっともシンプルかつ当初の(デザイナーやエンジニアたちの)意図を体現していることも間違いなく、一度でもこの目で見てみたいものですね。

1971-Lamborghini-Countach-LP-500-2

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参照:Lamborghini

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