| ランボルギーニはライフスタイルグッズにおいては「音楽」に対するこだわりを見せていたものの、スーパーカーの室内では音楽への対応が遅れていた |
これでレヴエルトの音響体験はほかライバルに劣らぬものとなるであろう
さて、ランボルギーニがV12プラグインハイブリッドスーパーカー、レヴエルト向けとして「ソナス・ファベール(Sonus faber)とのパートナーシップ契約にて専用の車載オーディオシステムを開発し、5月からオプションとして注文できるようになった」と発表。
このソナス・ファベールは高品質のオーディオ機器を専門とするマッキントッシュ グループに属し、同グループでは筆頭のマッキントッシュはじめオーディオ リサーチ、ソナス ファバー、スミコ他のブランドを所有していますが、すべてのブランドの共通点は「ライブ音楽のすべての興奮をレコーディングから生み出す」ということ。
とくにソナス・ファベールについては洗練されたエレクトロニクス、前衛的なテクノロジー、洗練されたデザイン、そして最高品質の素材の選択によってハイエンドオーディオブランドとしての地位をほしいがままにしているという印象を持っているため、ぼくとしては「ランボルギーニはついにスーパーカー(のオーディオ)においても音質にこだわるようになったのか」と感動している次第です。
これまでランボルギーニが高品質オーディオを追求しなかったのはナゾである
なお、これまでもランボルギーニは「センソナム」等の高品質オーディオをオプションとして用意していたものの、その音質はけして満足できるわけではなく、おそらく同様の印象を持っていたランボルギーニオーナーも多いはずなので、今回の設定についてはかなり好意的に受け取られているんじゃないかと思います。
ちなみにですが、フェラーリやマクラーレンもそれぞれ高品質オーディオのオプション設定があり、しかしランボルギーニはそれらに遅れを取っていたというのが現実であり、しかし今回の発表に際してランボルギーニは「このオーディオシステムはイタリアの芸術性、高品質の職人技、卓越性の豊かな伝統によって生み出され、レヴエルトはソナス・ファベールの開発・設計部門とランボルギーニのチェントロ・スティーレ(デザインセンター)との共同開発によるこのシステムを利用できる最初のクルマになった」とコメント。
一方、マッキントッシュ グループの副社長兼自動車部門ゼネラルマネージャーのフィオーレ・カペレット氏は「ランボルギーニとのコラボレーションは、ソナス・ファベールにとって非常に重要なマイルストーンであり、我々のプレゼンスをさらに拡大します。両チーム間の共同作業のおかげで、この結果は素晴らしいものになりました。私たちは、ソナス・ファベールの情熱をすべてのレヴエルトオーナーへと伝えたいと考えています。 実際、私たちが設計し調整したシステムはソナス・ファベールの自然なサウンドを完全に体現しています。 このプロジェクトにおいてランボルギーニが私たちに寄せてくれた信頼を光栄に思い、感謝しています」と述べています。
このレヴエルトに(オプションで)搭載されるサウンド システムは、音響工学とソナス・ファベールの伝統の集大成であり、自然でクリアかつ詳細なサウンドを提供するとともに、リスナーが最も純粋な形でオーディオを体験できるように細心の注意が払われているとのことで、このシステムに合計7つのスピーカーのほか、特別に開発された専用のフェーズプラグ等が採用されている、とのこと。
さらにこのシステムには新しいクラスDアンプが導入されており、非常に強力なDSPと組み合わせることで電気信号と音響トーンの間のスムーズな移行が保証され、最大出力は750Wだと紹介されています。
レヴエルトはその素晴らしいV12サウンドをドライバーの背後から聞かせてくれるスーパーカーですが、もちろんソナス・ファベールはV12の魅力を損なうことなく音楽を乗員へと届けてくれるよう綿密に周波数を設定しているはずで、これまでにない快適な体験をもたらしてくれることになりそうですね。
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参照:Lamborghini