| ランボルギーニは「サウンド」のほか、ストリートカルチャーに対しても強い関心を抱いている |
この「ランボルギーニ×テクニクス」ターンテーブルはすでに受注を開始、発売は6月末
さて、ランボルギーニはアパレル、家電、その他モロモロ様々なコラボレーションを行うことで様々な製品を発売していますが、今回はテクニクスとのパートナーシップにより「ターンテーブル」を発売することに。
このターンテーブルは「SL-1200M7B」と命名されており、長年にわたり高い評価と人気を誇るターンテーブルSL-1200シリーズのDJモデル、SL-1200MK7/SL-1210MK7をベースとした”ランボルギーニ仕様の”スペシャルエディションです。
ランボルギーニは常にエモーショナルなサウンドを追求
「ランボルギーニがターンテーブルを発売」というと「いったいなぜ」という感じではあるものの、その理由は単純明快で「ランボルギーニは”サウンド”を重要視しているから」。
たしかにこれまでのコラボレーションにおいても(マスター&ダイナミックとのコラボによる)イヤホンやヘッドホン、そのほかアクティブスピーカーといった「音」に関するものが多く、かつV8、V10、V12エンジンそれぞれのサウンドをサンプリングして楽曲を作成し、それらを配信したことがあるので、ランボルギーニは(エンジンサウンドだけではなく)あらゆる面に関するサウンドを重視しているということは間違いないものと思われます。
-
ランボルギーニがV12エンジンのサウンドを回転域別に「音楽に仕立て上げ」Spotifyにて配信!その名も「エンジン・ソング」、エンジン音をAIにてフーリエ変換
| もしかするとランボルギーニは同様の手法にてピュアエレクトリックカーのサウンドを「生成」するのかも | サンプリングされたのはランボルギーニV12史上最強、アヴェンタドールLP780-4ウルティメの ...
続きを見る
アウトモビリ ランボルギーニとテクニクスの60年にわたる歴史は、両社の根底にある企業文化において同様の価値観を共有しています。 どちらもお客様に忘れられない体験を提供するため、独自の発想で徹底的な技術開発に取り組み、妥協のないものづくりに取り組み、愛好家の心に響くエモーショナルなサウンドを追求しています。
両ブランドのもう一つの特徴的な要素はサウンドです。 アウトモビリ・ランボルギーニのエンジンサウンドがもたらすダイナミックな感動と、テクニクスのオーディオソリューションがもたらす豊かなオーディオ体験により、両ブランドは顧客を刺激するサウンドの開発を目指してきました。 今回のコラボレーションは、両ブランドのコンセプトや音作りへの取り組みの共通点から誕生したものです。
ランボルギーニ×テクニクス「SL-1200M7B」はこんなターンテーブル
この「テクニクス・フォー・アウトモビリ・ランボルギーニ SL-1200M7B ダイレクト ドライブ ターンテーブル システム」についてもう少し掘り下げてみると、その機能はベースとなるSL-1200MK7/SL-1210MK7に基づくものの、トップにはランボルギーニの象徴的なY字パターンからインスピレーションを得たグラフィックが用いられ、SL-1200M7B のカラーはオレンジ、グリーン、イエローという”最も象徴的なランボルギーニのカラーリング”にて彩られます。
さらにはターンテーブル本体にはランボルギーニのエンブレム、そして右下にはカーボンファイバーを用いたインレイも。
-
ランボルギーニが1998年以来はじめてエンブレムを変更。文字と雄牛が大きくなってシンプルに。ちなみに今まではこういった変遷を行っている
| 新しいランボルギーニのエンブレムは「革新性と決意を体現する新たな段階へ差し掛かったことの象徴」 | 時代の変化に合わせてシンプルに、そしてもちろん「デジタル対応」 さて、現在多くの自動車メーカーや ...
続きを見る
発売開始は2024年6月末(予約受注はすでにスタートしている)、購入できるのはテクニクスの正規販売店および専門店のみそうですが、このターンテーブルには「特別に録音された、ランボルギーニのV12エンジン搭載スーパーカーが奏でるエンジンサウンドと走行サウンドをフィーチャーしたレコード」が付属しており、ある意味ではターンテーブルよりもこのレコードのほうが価値があるのかもしれません(400GT 2+2、ミウラ SV、カウンタック 25thアニバーサリー、ディアブロ 6.0 SE、ムルシエラゴ LP-640、レヴエルトのサウンドが収録されている)。
ちなみにレコードはレヴエルトのホイールを模したピクチャー ディスクで、このほかにもランボルギーニとテクニクスのロゴをあしらったスリップマット1枚とステッカー2枚が付属するのだそう。
SL-1200M7Bの特長としては以下が紹介されています。
- コギングのない安定した回転と強力なトルクを実現するコアレスダイレクトドライブモーター
- レコードの溝に刻まれた信号を正確に読み取る高感度かつ堅牢なトーンアーム
- 制振性能を高めた2層構造プラッター
- 高剛性キャビネットと高制振インシュレーターにより、過酷な使用条件下でもあらゆる振動を徹底シャットアウト
- 始動トルク・ブレーキ速度調整機能
- 正確で安定したピッチ調整を可能にするピッチコントロール機能
- DJプレイスタイルの自由度を広げるリバースプレイ機能
- 高輝度・長寿命LEDを搭載したスタイラスイルミネーター
Introducing the new SL-1200M7B, a special-edition direct drive turntable system born from the collaboration between Technics and Automobili Lamborghini.#AutomobiliLamborghiniXTechnics
— Lamborghini (@Lamborghini) May 9, 2024
CO2 Emission and Fuel consumption combined: https://t.co/MLO6PI23fq
参考までに、ランボルギーニはウラカンEVO RWDのデビューイベントでもレコードを配布したことがあり、社内には「アナログ音源好き」がいるのかも。
もうひとつ参考までに、ランボルギーニはサウンドのほか「ストリートカルチャー」にも強い関心を抱いており、今回の「DJ仕様」もそのひとつの現れだと考えてよく、これまでにも数々の(シュプリーム含む)ストリートブランドとのコラボレーションを行っており、おそらくはこの傾向が今後も続くものと考えています。
-
まさかの「ランボルギーニ×シュプリーム」!ランボらしいカラー採用、そしてファイティングブルがドドンと前面に
| ただしシュプリームロゴはかなり控えめ | https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/49749667741/in/dateposted-public/ ...
続きを見る
あわせて読みたい、ランボルギーニ関連投稿
-
ランボルギーニ「EVにおけるサウンドは最重要事項のひとつである。人工的に作り出されたサウンドは我々にとって許容できるものではない」
| おそらくはフェラーリ同様、実際のパワートレーンからサンプリングしたノイズを加工して「EVサウンド」に | ただし現時点ではEVサウンドが完成しておらず、トッププライオリティとして鋭意開発中 さて、 ...
続きを見る
-
ランボルギーニ×トッズのコラボ第一弾が販売開始。ランボルギーニのスーパーカーをイメージしたデザイン、そしてカラーを持ち102,300円から
| もともとのトッズの価格を考慮すると、ランボルギーニとのコラボといえど「さほど高い」わけではない | 想像していたよりも「ランボルギーニらしい」デザインで登場 さて、先日は「100年の歴史を持つイタ ...
続きを見る
-
ランボルギーニとLA発のストリートウェア「ルード(RHUDE)」がコラボ!イメージはウラカン・ステラート、そして過去のモデルにさかのぼったデティールも
| 一回のみではなく、ルードとランボルギーニは来季までのコラボも決定済み | 12月中旬からはオンラインでの販売も開始 さて、ランボルギーニがロサンゼルス発のラグジュアリーメンズウェアブランド、ルード ...
続きを見る
参照:Lamborghini