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ホンダNSXに2019年モデル登場。ニューカラー追加、足回りの強化で鈴鹿のタイムは「2秒速くなった」

2018/08/24

| NSX Type Rじゃなかった |

ホンダが2019年モデルのNSXを公開。
事前の予想では「ついにタイプR登場か」と言われたものの実際にタイプRは発表されず、2019年として新ボディカラーの追加、パフォーマンスアップ、新パッケージの設定にとどまっています。

なお、新しく追加されたボディカラーは「サーマルオレンジパール」。
カリフォルニアの「サーマル・レースウェイ」にちなんだネーミングで、2019年モデルには標準カラーとして選択できる、とされています(これにあわせてオレンジのブレーキキャリパーも追加されている)。

この改良(マイナーチェンジ)モデルは日本にも導入されることになり、ホンダはすでにティーザーサイトを公開していますね。

鈴鹿サーキットのタイムは2秒速く

加えていくつかの「化粧直し」も行われ、まずは今までメタル調だったフロントグリルガーニッシュがボディカラー同色に。
エンジンサラウンド、フロントエアインテークメッシュ、リアバンパーアウトレットメッシュはハイグロスブラック仕上げとなり、これによって一気に高級感が向上したようにも思えます。

ホンダNSXはそこまでエクストリームなスポーツカーではなく、であれば今回のオレンジや、イエロー、ベイビーブルーなどの明るいカラーを揃えたほうがいいんじゃないかと思うことも。
現在のカタログカラーはあまりに「暗く」、積極的に選びたいと思うカラーがないのもちょっと残念(内外装のカラーについて、ポルシェやフェラーリ、ランボルギーニに比較して選択肢があまりに少ない)だと思うわけですね。

さらにはカーボンファイバー製のリアスポイラー含むカーボンファイバー・エクステリアパッケージの内容変更、インテリアカラーだと「インディゴブルー」がアルカンターラもしくはレザーで選択できるように。

標準装備も充実が図られ、4ウェイ調整式パワーシート、カーナビゲーションシステム、プレミアムオーディオ、パーキングセンサー、アルミ製スポーツペダル(今まではゴムの普通のペダルで、アルミペダルはオプション)が標準化。

走りに磨きをかけるのも忘れない

なお、内外装がおしゃれになったり、快適装備が充実されているところを見ると「快適路線に走ったか」とも思われますが、走りの方もちっかり手が入り、フロントスタビライザーは26%、リアスタビライザーは19%強化。
さらに専用開発されたコンチネンタル製タイヤ(スポーツコンタクト6)の装着により、鈴鹿サーキットのタイムが2秒速くなった、と公表しています。

一方で出力は変わらず、V6ツインターボとハイブリッドシステムは573馬力、というスペック。
トランスミッション(9速デュアルクラッチ)、4WDシステム(スポーツSH-AWD)にも変化はない、とのこと。

価格は北米にて17万円ほど高くなっているようですが、付与された装備は52万円ほどとなっており、「お得感」は強くなっているようですね。

なお、ホンダNSXはデビュー時のフィーバーはどこへやら、今では今ひとつ人気が出ない状態。
このままだと先代同様、販売が先細りになって生産終了、ということになるんじゃないかと心配しています。

VIA:ACURA

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