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ホンダ・シビックは米で販売好調!前年比26%増加しホンダのシェアを押し上げ。日本での販売は?

2019/10/04

| 北米だとシビックはホンダで「2番めに安く」、日本だと「7番目に安い」クルマ |

ホンダが北米市場にて好調な販売を記録している、とのこと。
報道によればホンダは8月の北米地域における販売にて前年比20%増を記録し、C-RVが44,235台を売って「記録を達成」。
そしてシビックも26%増加して34,808台を販売することになり、通年で見るとトヨタ・カローラに2万台近くの差をつけてリードを築いていると報じられています。

それでもシビックは全盛期には及ばない

なお、シビックはこの「大幅増」にもかかわらず、過去の数字に比較すると「記録更新」には程遠い数字。
ホンダはこれについて「現在の消費者はトラックやSUVを好む」とし、シビックのようなセダンやハッチバックはもはやメインストリームではないということに触れていますが、ホンダにおいては、シビックのような「乗用車」は47%しか販売がなく、残りはすべてトラックやSUV。

他に伸びているのはアコード、インサイトだとされ、つまり「これでも」ホンダはまだ他社に比較するとSUV依存度が低いとも考えられそう(北米で販売される乗用車の20%はホンダが占める)。

シビックは「世界統一」化が成功?

ちなみに現行シビックは「世界統一」にて設計や展開を行っており、これまで北米や欧州にて別のクルマを設計して「シビック」として販売を行っていた状況から大きくシフト。

これはもちろん設計や製造の効率化を狙ったものですが、その結果としてこれまでにないバリエーションを持つことができ、北米においては現行世代にてはじめて「シビック・タイプR」が輸入されることとなっています(現在、北米ではシビック・セダン、ハッチバック、クーペが揃う。日本でも久しぶりにシビックが入ってきた)。

そして現地の調査会社の分析機結果によると、「クルマ社会であるアメリカにとって、ホンダ・シビックは安価な輸送・移動手段として好まれているようだ」と結論づけていますが、「他社のクルマに比べて品質が高くリセールや燃費に優れることも選ばれている理由だ」とも。

アメリカにはそれだけ「実用品」としてのクルマを求める層が多いということになり、そういった人々にとってホンダ・シビックは「いい選択」ということなのでしょうね。

ちなみに北米におけるシビック・セダンは「ホンダでは二番目に安い車」で、その価格は19,550ドル。
最も安価なのがフィットの16,190ドルなので、驚くことに価格差が40万円ほどしか無いということになり、そういった状況でシビックが選ばれるのも「当然」かもしれませんね。

日本におけるシビックの売れ行きは?

なお、日本市場において、ホンダ・シビックは8月だと42位にランクイン。
その販売台数は1,086台で、セダンというくくりで見ると、より価格の高いカムリの1,272台(38位)と大きな差はなく、「けっこう優秀な数字」だとも考えています。

ちなみに日本におけるシビック・セダンの価格は2,650,320円〜。
これはフィットの1,428,840円〜と大きく差があり、その間にも「シャトル(1,775,520円〜)」「フリード(1,880,000円〜)」「ヴェゼル(2,075,000円〜)」「ジェイド(2,398,680円〜)」「ステップワゴン(2,455,920円〜)」が存在するため、北米とは大きく事情が異なって、シビックは一端の”高級車”だとも言えそうですね。

VIA:AutoNews

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