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ホンダが新型EV「0」シリーズの最新バージョン「0 SUV」「0 サルーン」を公開。0サルーンはカウンタック似からガヤルド似へ、全体的には70年代のスーパーカーの「現代版」という印象

ホンダが新型EV「0」シリーズの最新バージョン「0 SUV」「0 サルーン」を公開。0サルーンはカウンタック似からガヤルド似へ、全体的には70年代のスーパーカーの「現代版」という印象

Image:Honda

| 昔の人が考えた未来」を今の人が再解釈したらこうなった、という雰囲気も |

ボクとしてはなかなかに面白いデザインだと思う

さて、ホンダがラスベガスにて開催されている家電見本市、CESにて「0 サルーン」「0 SUV」を公開。

これらは昨年発表された新EVシリーズ、「0(ゼロ)」サルーンとスペースハブとの「一歩市販化に近づいた」クルマではありますが、そのディティールをブラッシュしつつ、かつての面影も残しています。

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ホンダ「0 SUV」はこんなクルマ

まずは「0 SUV」絡みてみると、ボディカラーはホワイトに一新され、新デザインのグリルと相まって「ホンダe」のSUV版といった印象も。

そしてスペースハブに比較すると「シャープな」印象が増しており、この特徴的なリアセクションも「よりクリーンに」。

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Image:Honda

なお、この車体後半の形状は非常に興味深く、現在多くのSUVが採用する「クーペ風」スタイルとは一線を画すもので、文字通り「スペース」を連想させ、しかしボッテリした印象を受けないのはさすがホンダのデザインといったところ。

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Image:Honda

ホンダ「0 サルーン」はこんなクルマ

そしてもう一方の0 サルーンにつき、昨年発表されたコンセプト段階では「フロントがランボルギーニ・カウンタック似」であったものの、今年バージョンでは「ランボルギーニ・ガヤルド風」に進化しており、ガヤルドLP560-4発表時のイメージカラーでもあるホワイトを(ホンダ0サルーンが)採用しているということもあって、いっそうの近似性を感じます。

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Image:Honda

実際のところ非常にクールであることは間違いなく、ガヤルドを連想させるフロントを除くと、そのプロポーションやディティールなど「現行のいかなるクルマにも似ていない」ホンダらしい意欲作だと思います。

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ちなみにリアセクションのデザインは0 SUVとの共通性が持たされていますが、この「下側が上に向かって上がってゆく」デザインはやはりカウンタックはじめとする70年代のスーパーカーを連想させることろ。

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Image:Honda

ただし80年代に入って登場したグラウンドエフェクトを”追加”し、ディフューザーが設けられているので、ある意味でこのクルマは「スーパーカーの誕生から発展を経て、未来へと向かう姿」を示しているのかもしれません(デザイナーが黎明期のスーパーカーを意識したことは間違いないと思う)。

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Image:Honda

なお、両者には独自開発の車両制御システムとして「ASIMO OS」を搭載しているといい、開発が終了した「アシモ」の名がここで復活。

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Image:Honda

さらにはレベル3自動運転を搭載すること、専用開発のプラットフォームを採用することについても言及されています。

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Image:Honda

ホンダ「0」EVシリーズを紹介する動画はこちら

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参照:HONDA

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