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ヒュンダイがニューヨークにて「世界初」燃料電池SUV、「GV80コンセプト」を発表

2017/04/13

ヒュンダイがニューヨーク・モーターショーにてフューエルセル(燃料電池)車「GV80コンセプト」を発表。
ヒュンダイによると「初のフューエルセルSUV」とのことで、そう言われれば「今まで無かったな」という感じ。
フューエルセル・ビークルは水素を燃料としており、これに酸素を反応させて発電し、その電力でモーターを駆動して車を走らせるもの。

そのため外部より水素をチャージする必要があり、ホンダの「クラリティFUELL CELL」だと一回の水素充填にて約750キロの走行が可能とされていますが、この「チャージ」についてガソリンのように手軽にはゆかないというのがちょっとした難点(場所、方法とも)。
そのため一部自動車メーカーはフューエルセル・ビークルについて「ナンセンス」と一刀両断するところもあるくらい。

なぜヒュンダイがそこに目をつけたのかは不明ですが(バッテリー関連子会社も持っており、普通のEVで良かったのではと思う)、おそらくは「水素」「世界初」というところでニュース価値を出したかったのだと推測(そのため実際の発売を想定していないと思われ、スペック等の公表はなされていない)。

今回のGV80のデザインについて、ヒュンダーは「アスレチック・エレガンス」と表現しており、これが当面ヒュンダイのデザイン言語となりそうですね。

なおヒュンダイは有名デザイナーを欧州自動車メーカーから多数引き抜いており、そういったデザイナーを活用したためかデザインとしては非常に魅力的に仕上がっているのでは、と思います、

関連投稿:ヒュンダイが「アイオニック」キックボードを発表。車のドアポケットに入れて充電可能

ヒュンダイが発売する「アイオニック」はトヨタ・プリウスのパクリ車として名高いハイブリッドカーですが、ヒュンダイがそのドアポケットに収納できるという電動キックスクーターを発表(このサイズのものをドアポケットに収納できるとは、アイオニック恐るべし)。

ヒュンダイはこのアイオニックに相当な注力を行っていますが、その一環として「プロジェクト・アイオニック」を始動。
そのプロジェクトのひとつとして発表されたのが今回の「アイオニック・スクーター」、ということです。
重量や走行速度、航続可能距離については発表は無いものの、「軽量で、片手で運べて、アイオニックのドアポケットに収納でき、そこで充電できる」とされています(ただし実際に市販する予定はない、とのこと)。

なおヒュンダイ・アイオニックはこんな車。
たしかにプリウスのデザイン的要素(しかも先代)を見て取ることができますね。
アイオニックがプリウスを模倣している間に、当のプリウスは「先に」行ってしまった、というところが面白いように思います。

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