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マツダがロータリーエンジンをリアに搭載したクルマの特許を出願!ただし・・・

2018/09/21

| マツダがロータリーエンジンを世に再び送り出す日がやってくる |

先日より、「ロータリーエンジンをEV用のレンジエクステンダーとして使用する」と発表していたマツダですが、今回特許庁にその「新型ロータリーエンジンを装着した」EVと思われる特許画像が申請され公開されることに。

ロータリーエンジンは軽量かつコンパクトで、振動や騒音が少ないという点では発電機に最適。
ただし自動車の動力として使用するとなると「トルクが薄い」ためにローター数(排気量)を増やす必要があり、そしてそうなるとエミッション関連規制をクリアできなくなり、よって”今のところ”ロータリーエンジンを種動力源としたクルマを発売する予定はなさそう。

レイアウトは「リアエンジン」

今回公開されている特許関連画像を見ると、そのロータリーエンジンを車体後部に装着していますが、ちょうどこれはバイク用のエンジンを「発電機」として車体後部に搭載するBMW i3(レンジエクステンダー)と同様のレイアウトですね。

なお、驚くべきはそのサイズで、以前にマツダは「靴箱くらい」と語っていたものの、本当にそれくらいのサイズに収まりそう。

この画像を見ると明らかに「ロータリーエンジン」。

そして面白いのは「回転軸を上下にして」車体に搭載すること。
これまでコスモや、RX-7、RX-8ではトランスミッションに出力すること、そこから駆動力に変換することを考えて「回転軸を前後に」エンジンを搭載していましたが(というかそれが普通)、この「回転軸上下」というレイアウトには驚きを隠せません。※この発想はなかった

もちろん、これを動力源として使用しないということから可能となったものではありますが、こういった配置が可能ということを考えても、ロータリーエンジンには「まだまだ様々な可能性がある」と考えて良さそう。

マツダはロータリーを捨てていない

なお、ロータリーエンジン、別名「ヴァンケル・エンジン」はある意味でマツダの「アイデンティティ」。
ロータリーエンジン自体はマツダの開発ではないものの、マツダにとって、メルセデス・ベンツですら「断念した」量産車への搭載を世界ではじめて成功させたという意味は大きく、そしてそのコンパクトさを活かした軽量で重心が低いスポーツカー「RX-7(FC3S、FD3Sとも)」によって世界にマツダの名を知らしめることに。

ただ、上述のように規制に対応できず現在は「ロータリーエンジン搭載スポーツカー不在」ではありますが、その火は消えていないという報道もあり、今後「ロータリーエンジン搭載スポーツカー」の復活が期待されます。

VIA:Motor1,T's Media

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