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マツダが「直6エンジン」開発を公表。FRプレミアムカーに搭載すると報じられ、ついに「ヴィジョン・クーペ」の市販化か?

2019/05/11

| トヨタにエンジンを供給する可能性も捨てきれない |

マツダが「将来のプレミアムモデルに向け」直6スカイアクティブXエンジン(ガソリン、ディーゼル両方)を開発中、との報道。

これはマツダが投資家向けのカンファレンスにおいて公表したもので、つまり「事実」と考えて良さそう。
そして驚くのは、このエンジンが「前輪駆動、後輪駆動モデル両方において」採用されるということで、つまりマツダは将来的に「直6搭載の後輪駆動モデル」を計画している、ということになります。

プレミアムFRモデルのプラットフォームは新設計

なお、「将来のプレミアムモデル」については新設計のプラットフォームを採用すると見られ、マイルドハイブリッド、プラグインハイブリッド両方に対応すると想定されています。

そしてマツダが直6エンジンを開発すること、そしてさらにプレミアムセグメントに乗り出すというのはかなりな驚き。
プレミアムセグメントは「高い値付けができる=利益が取れる」ということでいずれの自動車メーカーも狙うところではありますが、ブランドイメージや中身が伴わないと(フォルクスワーゲン・フェートンのように)大きな痛手を食らうことに。

ただ、マツダは新型「マツダ3(アクセラ)」においても価格競争に巻き込まれることを避けてプレミアム路線に転換するとも述べており、マツダが全般的に「プレミアム路線」を歩むのは間違いなさそう。

トヨタとの関係、そしてマツダの「FRスポーツ」は?

そこで気になるのがマツダとトヨタとの関係。
マツダとトヨタとは戦略的提携を結んでおり、マツダはエンジンを開発し、かわりにトヨタはハイブリッド技術を供与することに。
加えて北米では双方の負担において工場を建設しています。

となるとマツダがトヨタに直6エンジンを提供したり、北米工場にて(デミオとヤリスのように)同一モデルをバッジ違いで生産したり、ということがあるのかもしれませんね。

なお、マツダが「FR」開発というウワサはしばらく前から出ていて、今回の話でそれが一気に表面化したということになりますが、今後トヨタのスポーツモデルがマツダの直6エンジンを積んだり、トヨタの高級車がやはりマツダの直6エンジンを積むというケースが出てくるのかも。※次期アテンザもFR化される可能性が高い

スポーツカーについて、トヨタからは「MR2」復活の噂があるものの、さすがに直6を縦や横に積むスポーツカーを発売するとは思えず、こちらは4気筒エンジンが妥当だと考えられます。

一方でマツダだと「マツダ・ヴィジョン・クーペ」が直6を積みそうなクルマの筆頭。
「RXヴィジョン」は「RX」つまりロータリーエンジンを示唆する文字が入っているものの、ヴィジョン・クーペにその文字はなく、もしかするとこれは最初から直6エンジン搭載を前提に企画したものかもしれませんね。

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