![マツダ史上もっともパワフルなCX-90正式発表!340馬力、さらにロードスターの足回り制御を取り入れスポーティーな走りも実現](https://intensive911.com/wp-content/uploads/2023/02/mazda-cx-90-1.jpg)
| 新型CX-90のコンセプトはFor the Voyage of your life(人生の航海のために) |
マツダはモデル間における差別化を拡大、それぞれに積極的に選ぶ理由を与えてきた
さて、マツダが(主に)北米市場向けに投入する新型SUV、CX-90を発表。
これは後輪駆動プラットフォームを採用したマツダ渾身の「ラージ商品群」に属するもので、パワフルかつ効率的、そして3列シートを備え、足回りにはロードスターの技術を取り入れて安定性を向上させ、さらにインテリアではモダンラグジュアリーと日本の伝統的な美意識が融合されるという、非常に商品力の高いクルマとなっています。
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新型マツダCX-90はこんなクルマ
新型マツダCX-90のトップレンジには3.3リッター直6ターボエンジンが採用され、その出力は340馬力にも達し「マツダ最強」となりますが、このパワーユニットはエンジンとトランスミッションの間に小型のエレクトリックモーターを組み込んだ”マイルドハイブリッド”。
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なお、CX-60と同じ2.5リッター直4+PHEV(327馬力)=「e-Skyactiv」も用意されており、トランスミッションは両方とも新開発の8速オートマチックとなりますが、この新型トランスミッションの採用により、マツダいわく「パワーデリバリーがスムーズでダイレクトになり、効率も改善される」。※ただし燃費、そして加速性能や最高速はまだ公開されていない
駆動方式は4WDのみとなり、マツダは北米で販売するSUVを「すべて4WD」に限定しているため、新型CX-90もそれに倣ったということになりそうです。
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なお、「ロードスターの技術を採用した」サスペンションについて触れておくと、その技術とは2022年モデルのロードスターに採用されたキネマティック・ポスチャー・コントロール(KPC)。
このシステムは、Gが強くかかるようなカーブにおいて、内側の後輪に制動力をかけて車体を引き下げる「アンチリフト」を発生させ、ロールを低減しつつ旋回姿勢を安定させるというロジックを持つもので、このKPCはセンサーによって旋回状態を検知し、ソフトウエアによって制御を行うため、これを導入したとしても「重量増加は1gたりともない」といい、しかし車体の浮き上がりを防ぐことで接地感が高まり、地面にクルマが吸い付くように駆け抜けることで、マツダの目指す「人馬一体」の走りが可能になると紹介されています。
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デザイン的にはスペース効率を意識した「箱型」で、特にリアセクションは(当然ながら)クーペ風ではなく、リアハッチはリアバンパーとツライチになるほど後ろまで下げられて室内空間と荷室を最大化。
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フロントは「伝統的なマツダ顔」ではありますが、グリル、そしてグリルフレームを大きく取って高級感や車格を意識したデザインが採用され、コンパクトなヘッドライトを採用することで「より」クルマを大きく見せているようですね。
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全体的に見て「曲面」が多く、ヘッドライトのアウターレンズも”バブル”っぽく見えるなど、張りと膨らみのある面を持つように思われ、これは「丸くなめらかなデザインが好まれる」と言われる北米市場に合わせたものかもしれません。
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さらに言うなれば「有機的」とも言える雰囲気を持ち、ボディサイドにはほかのマツダ車が持つ「路面を反射し、表情を創り出す」べく微妙なラインが隠されています。
ちなみにイメージフォトに用いられるボディカラーはちょっと濃い目の新色「アルチザンレッド」。
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新型マツダCX-90のインテリアはこうなっている
そして新型マツダCX-90のインテリアも、これまでのマツダ車から大きく進化したもの。
”伝統的な環境にモダンなテクノロジーを融合させる”というテーマに沿って設計がなされており、デジタルメーターに加え12.3インチのインフォテインメント・スクリーンが与えられ、ナッパレザーからウッド、クロームまで、複数の高級素材がインテリアの随所に使われています。
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雰囲気としてはCX-60に近く、マツダはCX-60発表の際に、このインテリアについて「余白の美」「間」「異なる素材や質感を混ぜることで生まれる調和」を重要視したと説明しており、インストルメントパネル周りの(隙間のある)ステッチは、織物を束ねる「結」という技法から着想を得ている、とも。
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ダッシュボードには、日本の伝統的なステッチを施した専用ファブリックを採用しており、繊細さとともに高級感が感じられる仕様となっていますが、オプションでは「3列シート用エアコン」も選べるようですね。※現時点ではオプションリスト、室内寸法などは公開されていない
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もちろんマツダのドライバーアシスト「i-Activsense」を備え、アクティブクルーズコントロール、ダイナミックブレーキ、ブラインドスポットモニターなどのシステムが標準装備されています。
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マツダCX-90のプロモーション動画はこちら
参照:MAZDA