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さよならMAZDA6。アテンザから数えて22年の歴史と22万台の販売に幕を閉じ、2024年4月に生産終了。しばしマツダのフラッグシップセダンは空白に

さよならMAZDA6。アテンザから数えて22年の歴史と22万台の販売に幕を閉じ、2024年4月に生産終了。しばしマツダのフラッグシップセダンは空白に

| MAZDA6はいいクルマではあったが、単に時代とマッチしなくなっていたのかもしれない |

次世代MAZDA6はぜひ「押し出しの強い、高級車然としたルックスで」登場してほしいものである

さて、マツダが公式に「フラッグシップであるマツダ6の国内向けの販売を、セダン/ワゴンともに終了させる」と発表。

なお、生産終了は2024年4月中旬を予定しており、それまでであっても予定生産台数に達した時点で受注が締め切られることについても言及されていて、ここでいったんその歴史に幕を閉じるということになりそうです。

現在マツダはSUVに注力しており、そして新しく展開するEVについてもSUV中心の構成になると報じられているので、当分の間「フラッグシップとしてのセダン」が存在しない空白期間が存在することになるのかもしれません。

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MAZDA6は「マツダらしい」クルマであったが

なお、マツダ6は「アテンザ」から改名されたクルマであり、この改名はマツダが車名をワールドワイドにて統一するという方針に従ったもの(現時点での唯一の例外は”ロードスター”である)。

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そしてこのアテンザはマツダのブランドメッセージ「Zoom-Zoom」、そして魂動デザインを中心とするマツダのDNAを表現するクルマとして2002年5月に登場しています。

優雅でありながら躍動感のあるスタイリング、洗練された内装を持つ素晴らしいクルマではあったものの、その後にはセダンとワゴンの(セグメントそのものの)人気が低迷し、そんな中でも「売れる」プレミアムカーのトレンドが ”押し出しの強い顔つきを持つ” アクの強いクルマに集中してしまったため、マツダにとってはやや不利な状況そして時代が続いたことは不幸としかいいようがなかったのかもしれません。

Mazda6 (3)

そんな中でもアテンザはマツダの矜持を保つ意味もあってか継続され、「アテンザ」がMAZDA6へと改名されたのは3代目アテンザのマイナーチェンジの折であり、2019年8月1日から「MAZDA6」へ。

その後改良を続けるもアテンザから今までを通じ(昨年12月末までで)累計販売台数を226,437台を記録しながらも今回の販売終了がアナウンスされ、ここでひとつの時代が終わることを意味します。

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なお、マツダは「プレミアム」戦略を採用していて、しかしこれみよがしに高級感をアピールするのではなく、日本らしい奥ゆかしさを提唱することを良しとしていますが、いまひとつこれが受け入れられていないのもまた事実。

現代の自動車市場では「わかりやすい」仕様やデザインが好まれるという傾向があるためだと思われ、その観点からもマツダの方向性はメインストリームとはやや乖離が生じていて、ある意味ではニッチとなっている印象もあり(もちろんマツダのそういった思想に共感する人も少なくはない)、もし「ラージ商品群」に採用されるFRプラットフォームを使用して新型MAZDA6が登場する日が来るとしたら、マツダはこれまでと同じ路線を貫くのか、それともトレンドに迎合するのかについては興味があるところ。

今後マツダのフラッグシップセダンがどうなるのかはわからないものの、新世代へと移行しつつあるマツダのデザインとともに注視したいと思います。

Mazda6 (2)

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参照:MAZDA

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