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日産フェアレディZ開発担当「新型Zは、数値を追い求めたものではない。もっとも重要なのはクルマとの対話なのです」。やはりこのクルマはMTを選んだほうが良さそうだ

日産フェアレディZ開発担当「新型Zは、数値を追い求めたものではない。もっとも重要なのはクルマとの対話なのです」。やはりこのクルマはMTを選んだほうが良さそうだ

| 現代では、MTを用意すること=ムダを愛し、数字ではなく楽しさを追求しているという意思表明にも感じられる |

ちょっと前まではAT=遅いという認識だったが

さて、驚いたような驚かなかったような新型フェアレディZ(海外市場では単に”Z”)の発売。

驚いたところでいうと、「本当にS30フェアレディZっぽいレトロルックで出てきた」という部分ですが、驚かなかったのは「そのデザインが、すでにフェアレディZプロトの露出で見慣れており、そこから変化がなかった(新鮮さが失われていた)から」だと思われます。

プロトタイプやコンセプトカーから変化があったらあったで文句を言いたくなったりするのですが、逆に変化がなければ「なんだ、変わってないのか・・・」と落胆したりするので、つくづく人間とは身勝手な生き物だとも実感させられたり。

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新型フェアレディZは数字を追いかけたものではない

それはともかくとして、注目すべきは400馬力という強力なエンジンが与えられたこと、そしてマニュアル・トランスミッションが与えられたこと。

そもそも400馬力のFRは日本だとそうそう選べず、400馬力級のマニュアル車というのもまたしかり。

ただ、新型日産フェアレディZのチーフエンジニア、田村宏志氏によると「このクルマは数字を追いかけているわけではなく、0-60のタイムにもこだわっていません。我々が新型Zを運転する上で大切にしているのは、"クルマとの会話 "を楽しむことなのです」。

実際に同氏はフェアレディZをして「最高のダンスパートナー」だと表現しており、つまりは目をカっと見開いてサーキットを攻めるようなクルマではないと主張しているのだと思われます。

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実質的には先代フェアレディZの「フェイスリフト(マイナーチェンジ的)」モデルだが

なお、今回の新型フェアレディZについて、形式はZ35ではなくこれまでのZ34で、つまり実質的には先代フェアレディZと大きく変わらないことを意味しています。

ただし日産は新型フェアレディZの投入にあたって多くの改良を行い、たとえば構造剛性の向上、サスペンションの改良、電子制御パワーステアリングの追加などによってハンドリングを中心に大きく改善 。

日産によると、新型Zは時速60マイルまでの加速が15%速くなり、コーナリングGも13%向上しているとのことですが、にもかかわらず「数字を追求していない」というのはけっこう控えめとも受け止めることができる発言でもありますね。

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おそらくは、いかに400馬力のエンジンを積めど、いかに改良を重ねようとも、設計年次の古さに起因して「同等のパワーを持つ最新モデルほどの数字(加速タイムやサーキットのラップタイム)が出ない」ことを日産が把握しているからだとも思われますが、実際にそういった数字が影響する(そして試すことができる)シチュエーションというのは実生活において皆無に近く、よってぼくは「仮にそう(トップクラスのタイムが出ない)であっても」まったく問題はないと考えています。

そもそも、「MTを用意している」時点で(現代では)ATに対してのビハインドを許容していることが明白であり、同時に「数値では示せないなにか」があることを示唆しているのだ、とも思います。

そしてレトロルックを採用していることもまた同様なのかもしれず、日産は新型フェアレディへの移行において、なかなかに面白い試みを行ってきたのかもしれません。

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参照:Road and Track

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