｜ さすがはタミヤ、モデル化に際してのこだわりよう、そしてモデルのセレクトにニヤニヤが止まらない ｜
最近はプラモデルを作る時間が取れないのが残念だ
さて、第60回全日本模型ホビーショーが開催され、タミヤが新製品として「1/24 NISSAN フェアレディZ（RZ34）」を発表。
これは同社が展開する1/24スポーツカーシリーズ（プラモデル）の最新作となりますが、12月発売予定、価格は4,180円に設定されています。
タミヤによるとこの製品の特徴としては「ボディやルーフなどアウターパネルは別パーツ構成」「トランスミッション株や前後サスアームは別部品とし、立体感のある仕上がりを追求」「シートを4分割し塗装のしやすさにも配慮」「透明部分塗り分け用マスキングステッカーつき」。
ちなみにですが、ぼくは幼少の頃からタミヤはじめ多数のプラモデルを作ってきましたが（クルマだけではなく戦車や戦艦、戦闘機、ガンプラも）タミヤはその精度のみではなく組立てやすさ、塗装のしやすさといった点でもずば抜けており、「消費者のことをよく考えた」製品だと言う印象を持っています。
参考までに、書籍「田宮模型の仕事」によると、卸問屋に仕入れ価格を値切られた際、タミヤの社長は「安い製品が欲しいのならほかで仕入れてください。だが、品質の良い製品を求めるのならば、ウチの製品を適正な価格で買ってください」と即座に切り替えしたといいますが、つまりはそれだけ製品に自信を持っている、ということになりますね（さらに、あまりに精巧にポルシェ930ターボをモデル化したために、ポルシェ内部で「誰かが設計図をタミヤに漏らした」という騒ぎになったなど、そのエピソードには事欠かない）。※妥協なき姿勢を保つことの重要さをぼくに教えてくれたのはタミヤの製品にほかならない
1/24 NISSAN フェアレディZ（RZ34）はこんな仕様を持っている
そこで今回発表された「1/24 NISSAN フェアレディZ（RZ34）」の概要を見てみたいと思いますが、もちろんそのフォルムの再現性はタミヤだけあって言うことなし。
日本刀をイメージしたこのパーツは別体となっているのでマスキングによる塗り分けの必要もなし。
ルーフは別パーツなので2トーン化も容易です。
車体下回りもキッチリ再現。
組み立てることでそのクルマの構造を知ることもできそうですね。
シートは（塗りやすさを考慮して）4分割というこだわりよう（ふつう、ここまでやらない）。
なんとブレーキディスクとブレーキキャリパーとが分離した構造。
プラモデルづくりに親しんだ人であれば、この意味がわかるかと思います。
ルーフ内側はもちろん、ウインドウの「ドット」も再現！
そのほか、タミヤはこんな製品を発表している
ここでタミヤが直近で発表もしくは発売した製品を紹介したいと思いますが、こちらは1/12 ドゥカティ スーパーレッジェーラV4（4620円）。
RCカーでおなじみ、しかしスケールモデル版となる「1/12 タイレルP34 シックスホイーラー（15,180円）」。
ちなみにこの「タイレル6輪」がなぜ6輪なのかについてですが、これは「前面投影面積を小さくするためにフロントタイヤを小型化しようと考えたが、そうするとタイヤの接地面積が小さくなりグリップを確保できないので、フロントタイヤを4個にしてそれを補ってみた」というもの。
文字通り前代未聞、後にも先にも6輪のF1マシンはこれしかないというもので、ぼくの大好きなF1マシンのひとつでもあります（このタイレル6輪やブラバムBT46Bは、エンジニアのアイデアと情熱が発揮された素晴らしいマシンだった）。
そしてこちらは「1/20 タイレル P34 1976 日本GP（4,620円）」。
日本GPのみで使用された「たいれる」「しえくたあ（シェクター）」ロゴも再現されています。
「1/12 タイレル 003 1971 モナコGP（14,080円）」。
ラジコンカーだと「1/10RC XB au TOM'S GR Supra（36,080円）」。
「1/10RC XB 2020 フォード GT Mk II（36,080円）」。
「1/10RC マクラーレン セナ（16,500円）」。
「1/10RC タイレルP34 1977 アルゼンチンGP（21,780円）」も。
ラジコンカーなので6輪が「ガヒョッ」と動く様子を見ることができ、それを自分で操れるという快感を得られそうですね。
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参照：TAMIYA