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マスターテストドライバーは豊田章男社長!新型トヨタ・スープラは「自信を持ってお届けできる」

2019/01/15

新型トヨタ・スープラの加速性能はポルシェ718ケイマンSをも上回る

トヨタがデトロイト・モーターショーにて、17年ぶりとなるA90新型スープラを発表。
今回公開されたスープラはBMW外共同開発となり、「BMW Z4」とシャシーを共有することが一つの特徴ですが、トヨタいわく「直6」「FR」といういずれの世代のスープラにも通じる特徴を軸に、「ホイールベース」「トレッド」「重心高」の3つにこだわり、ピュアスポーツカーにふさわしいハンドリング性能を実現した、とのこと。

さらに新型スープラの開発主任、 多田哲哉氏は ”走る楽しさを極めたピュアスポーツカーを追求しました。馬力やサーキットのラップタイムのような数値だけを追い求めるのではなく、いかにドライバーが車両と一体となって運転する楽しさを感じられるか、という感性性能を重視しています” と語っています。

新型トヨタ・スープラの特徴はこうなっている

今回発表されたスープラについて、トヨタは「 TOYOTA GAZOO Racingが展開するスポーツカーシリーズ「GR」初のグローバルモデル 」と表現しており、”GR”を強く押し出しています。
よって車体後部には「GR」エンブレムが見えますね。

ピュアスポーツカーとしての基本素性を追求したパッケージ


卓越したハンドリングや安定したコーナリング姿勢を実現するため、「ホイールベース」「トレッド」「重心高」の3要素を最重要ファクターと捉え、ピュアスポーツカーとしての理想を追求しました。


ホイールベースは、2シーターに割り切ることで86よりも100mm短い2,470mmを実現しています。


それにより、ホイールベースとトレッドの比は1.55という、他の量産スポーツカーと比較してもトップレベルの小さい数値を達成しており、優れた回頭性に寄与しています。


重心高にも徹底的にこだわり、水平対向エンジンを搭載した86よりもさらに低い重心高を実現しました。


コーナリング性能にとって重要な要素の1つである前後重量バランスについても、理想とされる50:50の配分を達成しています。

卓越したハンドリングや安定したコーナリング姿勢を実現するため、「ホイールベース」「トレッド」「重心高」の3要素を最重要ファクターと捉え、ピュアスポーツカーとしての理想を追求しました。

ホイールベースは、2シーターに割り切ることで86よりも100mm短い2,470mmを実現しています。

それにより、ホイールベースとトレッドの比は1.55という、他の量産スポーツカーと比較してもトップレベルの小さい数値を達成しており、優れた回頭性に寄与しています。

重心高にも徹底的にこだわり、水平対向エンジンを搭載した86よりもさらに低い重心高を実現しました。

コーナリング性能にとって重要な要素の1つである前後重量バランスについても、理想とされる50:50の配分を達成しています。

スポーツカーとしてのパッケージ・レイアウトの特徴を十分に活かしたデザイン

デザインコンセプトは「Condensed Extreme L6 FR "TOYOTA" Sports」です。

外装の特徴

・ショートホイールベースと大径タイヤによりタイヤの存在を強調するサイドビューパッケージ

・2シーターらしいタイトなキャビンと、ワイドトレッドからなるスーパーワイドスタンス

・直6 FR ロングノーズショートキャビンシルエット

内装の特徴

・上下に薄いインパネと高く幅の広いコンソールによる、典型的なFRスポーツカー空間

・シフトバイワイヤ式のシフトレバー、8.8インチTFTメーター、大型フルカラーヘッドアップディスプレイによる、運転席中心でタイトな新世代コクピットレイアウト

上記スポーツカーとしてのパッケージ・レイアウトの特徴を十分に活かし、GRシリーズ初のグローバルモデルにふさわしいスポーツスタイルを目指しました。

空気抵抗低減に寄与するダブルバブルルーフの採用(TOYOTA 2000GT)や、ランプを車両内側に寄せることでフェンダーのボリュームを豊かに見せ、凝縮したボディデザインとする手法(TOYOTA 2000GT、4代目スープラ)など、TOYOTAのスポーツカーの伝統を継承しています。

高次元の走りを実現する高剛性ボディ

アルミニウムと鉄を用いた骨格構造と、異なる素材同士の接合強度を追求したことで、86の約2.5倍ものボディ剛性を実現しました。CFRP(炭素繊維強化プラスチック)キャビンを採用したレクサスLFAをも上回っています。

伝統を継承する直6ターボエンジンと、スポーティドライブを気軽に楽しむ直4ターボエンジン

歴代スープラに採用されてきた直列6気筒エンジンの伝統を継承し、直6 3.0Lツインスクロールターボエンジンを搭載*6。最大トルク500N・mを、エンジン回転数1,600rpmという低回転で発生し、アクセルペダルの操作に応じた思い通りの加速が味わえます。

直列4気筒エンジンは、チューニングの異なる2つの2.0Lツインスクロールターボエンジンを設定*6。最高出力190kW(258PS)というハイパフォーマンスを実現した、軽快なスポーツ走行を楽しめるエンジンと、145kW(197PS)を発揮する、街中から高速道路まで爽快なドライビングを気軽に味わえるエンジンを用意しています。

精密な車両コントロールを可能にするサスペンション

バネ下重量の低減、高い組み付け剛性、精緻な動きを追求して新設計されたサスペンションを搭載。(フロント : ダブルジョイントスプリングストラット式、リヤ : マルチリンク式)

一部グレードにアダプティブバリアブルサスペンションシステムを搭載*7し、選択中のドライブモードや路面状況に応じて4輪のショックアブソーバー減衰力を最適に制御することで、走りと乗り心地を高次元で両立しています。

旋回性能と安定性を高めるアクティブディファレンシャル

VSC(車両安定性制御システム)と連携しながら、電子制御多板クラッチによって後輪左右間のロック率を0~100の範囲で無段階に最適制御します。

コーナー進入時は旋回性能と安定性を高くバランスさせたロック率を選択し、アクセルを踏み込んでコーナーを脱出する際は、ロック率を高め最大限のトラクション性能を発揮します。

世界の道で鍛えた運動性能

お客様が実際に走る環境を重視し、開発中は一般道で徹底的に走り込みを重ねました。ニュルブルクリンクにおけるレーシングスピードでの走り込みはもちろん実施していますが、欧州のカントリーロードやアウトバーン、北欧の氷雪路、米国のハイウェイ、日本のワインディングロードなど、世界中のあらゆる道を走り、日常的な乗り方でもクルマを操る楽しさを感じていただけるようにチューニングしてきました。

新型トヨタ・スープラの車種構成はこうなっている

今回発表された新型スープラのグレードは下記の通り。
直列6気筒エンジンを搭載するのはトップグレードの「RZ」のみで、以下のSZ-R、SZは4気筒エンジン搭載となります。

なお、「RZ」「SZ-R」「SZ」は80スープラでも採用されたグレード名であり、トヨタはこれを継承してくれたのは嬉しいところ。
価格については今のところ発表はありませんが、北米だと最も安価なモデル(4気筒は導入されず、6気筒のみ)で49,990ドル、つまり550万円程度、と言われています。

なお、駆動方式は全車共通でFR、乗車定員は2名、トラスミッションは8AT。
RZの全高がほかグレードより5ミリ高いのは、タイヤサイズの差異によるものでしょうね。

ちなみにライバルとされるポルシェ718ケイマンSだと、2リッターターボ/350馬力、0-100km/h加速は4.6秒なので、「RZ」はかなり競争力が高い、と言えそう。

参考までに、共同開発されたBMW Z4のトップグレード、「M40i」のエンジンは同じ3リッター直6ながらも387馬力を発生し、0-100キロ加速は4.4秒というスペックです(Z4のほうが高出力なのに加速に劣るのは、オープンのためにボディ剛性がスープラに劣るためだと思われる)。

スープラ RZ
・エンジン:2998cc ツインスクロールターボ
・出力:340馬力
・ボディサイズ:全長4,380ミリ/全幅1,865ミリ/全高1,295ミリ
・ホイールベース:2,470ミリ
・トレッド:F/1,594 R/1,589
・タイヤ:F 255/35R19 R 275/35R19
・車体重量:1,520kg
・0-100km/h加速:4.3秒

スープラ SZ-R
・エンジン:1998cc ツインスクロールターボ
・出力:258馬力
・ボディサイズ:全長4,380ミリ/全幅1,865ミリ/全高1,290ミリ
・ホイールベース:2,470ミリ
・トレッド:F/1,594 R/1,589
・タイヤ:F 255/40R18 R 275/40R18
・車体重量:1,450kg
・0-100km/h加速:5.2秒

スープラ SZ
・エンジン:1998cc ツインスクロールターボ
・出力:197馬力
・ボディサイズ:全長4,380ミリ/全幅1,865ミリ/全高1,290ミリ
・ホイールベース:2,470ミリ
・トレッド:F/1,609 R/1,616
・タイヤ:F 255/50R17 R 255/45R17
・車体重量:1,410kg
・0-100km/h加速:6.5秒

VIA:TOYOTA

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